この夏、宇奈月温泉にトロッコ列車の下見に行った時
道路と並行するように走っていた 鉄道があり
その何か所かにふらりと立ち寄ってみました。
富山地方鉄道は、
不二越・上滝線、立山線、本線の3つから成っています。
その中の富山地方鉄道本線は
富山駅~ 宇奈月温泉駅間53.3キロを41駅で繋いでいます。
「舌山駅」
↑ の写真は舌山駅で富山からは41キロのところにある
2面2線構造で列車の交換が可能な無人駅です。
舌山駅のホーム。
この路線は宇奈月温泉への観光路線の性格が強かったのですが
舌山駅と長屋駅の間に、北陸新幹線の新黒部駅が新設され
地鉄本線と接続するようになりました。
が、新黒部駅に宇奈月とのシャトルバスがどんどん入ってくるようになると
地鉄本線の存在理由がなくなってしまう問題が生じています。
いつの世でも新しい便利さの陰で
衰退を余儀なくされる対象があるのが現状ですね。
「愛本駅」
どこから入るのだろうと思うほど
分かりにくく道幅も狭い
関西電力新愛本変電所の裏手にその駅はありました。
ここは単式1面1線のホームでやはり無人駅です。
ほとんど掃除もされていないような駅舎で
線路は山と変電所の間を通っていくのですが
こんな分かりにくい辺鄙な場所の駅で乗る人はいるのだろうか・・・
いました~ 、それも若い女性がひとり(゚д゚)!
さすが鉄道です!!
もともと宇奈月温泉を目指していたので
道路に沿って走るこの路線の時刻表は分かりませんが
カンカンカンとなる警報の音を頼りに
上下何本かの電車に出会うことが出来ました。
ここは音沢駅と宇奈月温泉駅の間にある見通しの良い所です。
電車が迫ってきて目の前に来るときは
いつもワクワクする瞬間ですね~ ^-^
ひなびた無人駅ばかり見て来たためか
終点の宇奈月温泉駅に着いた時には
どこかホッとするような不思議な感覚でしたよ。