何だか今夜は気分が憂いている。
全く需要はないだろうが( ˊᵕˋ ;)
今夜は私の色恋沙汰について書いてみたい(笑)
私の気持ちの整理として。
私は夜が嫌いだ。
母が子を捨て居なくなったのは私が14~5歳の頃だった。
そのくらいから私は夜が大嫌いになった。
色んな事を思い出すから。
日中の孤独には随分と慣れた。
寧ろ1人が楽だとすら考えている。
それなのに夜になると、ふと孤独を感じ憂いてしまうのだ。
今は深夜に働いているため、そんな気分になる夜も減ったが…こうして時々、何の予定もない夜は相変わらず嫌いだ。
そんな夜はいつもドライブに出かける。
娘を連れてが大半だが、今夜は娘は友人とオンラインゲーム中(´•ω•`)
そんな訳で今夜は久しぶりに1人ドライブを楽しんできて無事帰還した♪
といっても行く宛てなんてない。
適当にグルグル周り
たまにコンビニに立ち寄り
時には海を見に行ったり。
その程度。
しかし今夜は少しだけ違った。
暫く運転し立ち寄ったコンビニで休憩がてら少し車内で伸びをしていた。
珍しく携帯がなり見てみると昔お世話になった職場の先輩からのLINEだった。
娘が発病してから自身もバタバタした生活に変わり中々会えなくなって数年経つが、そんな私や娘を気にかけLINEは頻繁に下さる。
何とも有難いお話である。
ドライブしながらの休憩中を告げると、
1人で?
と問われた。
勿論、1人だと答えると
相変わらず孤高の人だ。
と笑われた。
私は望んで孤高だと答えたが
好きな人?
彼氏的な人くらい作ったら?
たまには深夜ドライブも1人や娘ちゃんじゃなくても良いんじゃない?
と言うではないか。
挙句
LINEからでも良いから話してみない?
紹介したい人が居る。
と言うのである。
目的はそれか。と思わず笑ってしまった。
私に紹介したい人?
それは相手が可哀想すぎますよ。
私は果てしなく自由な人間だから、誰かと共存は出来ません。
と適当な返信をしたが
LINEだけでも。
相手もバツイチだし、再婚願望もない人だから。
友達みたいな付き合いを望んでいるだけみたいだし、分かり合える部分あるんじゃない?
とやけに食い下がるのだ(笑)
中々な剣幕に断るに断れず…
少しだけ考えさせて下さい。
まだまだ私は娘のことを優先にした生活を送ってますから。
中々、自分のプライベートなことまで余裕がないので、良い返事は期待しないで( ˊᵕˋ ;)
とだけ返しておいた。
さて、どうする?
いや、勿論。
決まってるんですよ、答えなんて。
断ります( ˙-˙ )
だって今更ね……。
夜、孤独だと憂いてはみても朝になればそんな孤独だからこそ楽しめる自由な生き方の1日が始まり、それなりに楽しめるのだから。
離婚して12年。
恋愛的なことが全く無かった訳では無い。
有るからこそ、同じ間違いを繰り返したくないと避けるのだ。
1度だけ、ちょっと親しくなった方が居た。
読者好きのコミュニティで出会っておすすめの本をお互いに紹介しあって読んだ感想を言い合ったり、何度か食事やその帰りに本屋さんに出かけたり公園を散歩するだけのようなデート?にも誘って戴いた。
同じくバツイチで年上で穏やかな方だった。
だけど私の後ろにはいつも腐れ縁の彼がチラチラと存在していた。
私は嘘をついたり不誠実なことはしたくないから、その方にも彼の存在は伝えていた。
私が勝手に想いを寄せているだけで相手にはしてもらえないけど…
ずっと彼から離れられないんだ。
と打ち明けた。
それでも良いです。
とさえ言って理解してくれるような方だった。
ただ僕と彼を比べることだけはしないで欲しい。
僕は2人が過ごした時間には敵わないし、彼には勝てないし、彼の代わりにもなれないけれど、一緒にいる時やLINEをしている時は僕との時間を楽しんでくれたら、それで良いです。
と言われた。
1年近くやり取りをしたが手を繋ぐこともなく、単なるお友達でしかなかったが。
私にはその誠実さが癒しの時間だった。
その間。
一度だけ16年の彼が何を血迷ったのか私を花火に誘ったことがあった。
土曜の夜だ。
まぁ、無理だろう。
直前にキャンセルだろうな。
とは分かっていたが本当に嬉しかった。
誘ってくれた気持ちが嬉しかったのだ。
いつもなら深夜近くまで働いていた私も、その日は定時で仕事を終えるスケジュールに組み直し浴衣まで用意していた。
土曜の夜は遊びに忙しい父のスケジュールをも押さえ
娘を数時間だけで良いから見て貰えないか?
と父に頼んだくらいだ。
その昼休み。
定時で上がれる旨を彼に連絡した。
同じく予定通り。
迎えに行くよ。
と返事が来た。
更に数時間後のコーヒー休憩。
携帯を開くと
ごめん。
夜の現場が入った。
どうしてもキャンセル出来ない。
と連絡が届いていた。
やっぱりな………。
そんな内心を隠し
仕方ないね。
また来年!
と返事した。
仕事やから。
と直ぐに返事が来た。
分かってるよ。
とだけ返した。
今更、何を言い訳する必要があったのだろう?
仕事だろうが何だろうが何故?
何故、私に言い訳する必要がある?
と心の中に冷めた自分が居た。
現場が落ちついたら、電話する。
と返事がきた。
そのメールは見ない振りをした。
娘を預かって貰う予定をキャンセルし、久しぶりに定時で上がり娘と食事に出かける予定に変更した。
花火どうだった?
と、件の方から連絡があった。
キャンセルされたことを笑いながら話すと
自分も仕事がなければ今すぐ代役に行くんだけども…。
と言われた。
娘と食事に行くよ。
と笑いながら答えると
ごめんね…。
と何故かその方が謝った。
これで良いんですよ。
と私は笑った。
これで良いと自分に言い聞かせたのは何回目だろう?
彼にとっての16年間は何だったのだろう?
私は彼の何だったのだろう?
その夜、しつこくなり続ける電話に一度も応答しなかった。
翌朝。
結局、私も仕事が残業になったから花火キャンセルになって調度良かった。
電話くれた時も仕事中で出れなかった。
来年は期待してますよ(笑)
とメールを入れた。
そんな2人だった。
後に読書サークルで出会った方が遠くに転勤が決まった。
転勤が決まった際。
本当は行きたくない。
仕事もハードだし転職して、こちらに残ろうかな?
と言った。
勿体ないよ。
いつも、仕事は好きだって言ってたし。
転勤も栄転でしょう?
受けるべきだよ。
と答えた。
転勤後。
自然と連絡頻度が減り数ヶ月に一度程度のやり取りに変わったが、後に相手はあちらで良い人が出来たと知った。
〇〇ちゃん(私)は鈍感やから言っておいてあげるよ。
彼は〇〇ちゃんを妹とは思ってないよ。
やけど都合の良いように使われないようには気を付けて。
と言われた。
そして、
さようなら。
お幸せに。
が、最後のLINEだった。
私は鈍感な訳では無い。
その方が私に少しだけ好意を抱いてくれていたのかな?程度には気付いていたし
彼が妹だと言いながらも私をほんの少しだとしても特別扱いしてくれていることも気付いてない訳でもない。
だけど気付いているからと言ってもどうしようもない。
私の勘違いだと思うしか出来ないんだ。
それ程に当時の私は彼を失うのが怖かった。
失った今。
二度と会わないと決めたのに、新しい出会いを拒否してしまうのは私はまだどこかで彼を待っているのだろうか?
いや、違う。
寧ろ彼が戻ってくる事が怖いのだ。
戻ってきた時に私が違う誰かと居たら…。
私は彼を過去の思い出だと突き返すことが出来るのだろうか?
だから願ってしまう。
二度と彼が戻ってこないことを。
誰も傷つかないまま
このまま静かに終わっていく事を
願ってしまうのだ。
それが綺麗事なのは私が一番分かっている。