solaです
12月8日 雪のちらつく日に
第11回zakkaの森にお越しくださった皆様
そして遠くからブログやfacebookで応援してくださった皆様
ほんとうにありがとうございました
感謝の気持ちをポエムにして・・・ って(笑)
でも森自体がすでに物語を持っているので
表現すると詩のようになってしまうんですね、きっと
布小物がどうだとか、アクセサリーがこうだとか
ひとつひとつを様々に分析するのも楽しいのですが・・・
そうですね たとえば
pastralの布小物にはどこかしんとした落ち着きがあって
手に取るとすぐに自分の一部になるような感じ
akoの布小物は、柔らかな炭酸のぷちぷちした感触に似ていて
うきうきとフレッシュで楽しい気持ちが形になった感じ
elmama の編み物は、美しく繰り返される編み目に
やさしい祈りが入っていて、何か守られている感じ
ヒトリカゼのフェルト小物は、風や木や草や
いろいろな命のエッセンスが詰め込まれている感じ
cosmos のビーズ細工には、色と質と分量の絶妙な組み合わせから
まるで音楽が聴こえてきそうな感じ
Marie Ange のキャンドルは、火を灯した瞬間に
人の心を浄め、聖なるもので満たす感じ
MEEの消しゴムハンコは、ハンコを掘るというより
消しゴムの中に眠る像を掘り起こしているような、何か哲学的な感じ
syamのカルトナージュやプリザのアレンジは
森や谷の精からインスパイアされたような可憐さがあって
acco の木工小物はメンバーすべての作品を飾り彩る
縁の下の力持ちのような、潔い感じ
でもそれだけではzakkaの森の魅力は語りつくせてはいません
syam 一家同様、メンバーはそれぞれの家族に支えられ
時に膝をつきそうになっても
森の楽しさを思い出させてくれる励ましがあり
作家自身が愛おしまれ、大切にされながら
そうして生まれ来た雑貨たち
密かな力を身につけていないはずがありません
まるで夜中に煮るジャムのような、魔法がこめられているかも!
さあ、いかがですか?
お買い求めになった作品に、もう一度話しかけたくなりませんか?
抱えこんだ気持ちを、そっとほどきたくなりませんか?
手に取って
冬の夜のストーブのそばで
懐かしい手紙を読むように
窓の外はきょうから雪です
大人になっても心ひそかに鈴の音を待つ季節
どうか今年も、清らかな気持ちで
クリスマスをお迎えください
そしてまた、夏の森でお会いしましょう
Have nice holly days for your hearts.
Our best wish.
zakkaの森メンバー一同
「あっ」
全然心の準備ができていないときに
いきなり目に飛び込んでくるそれは、
でもたぶんだからこそ、贈り物のようで心おどる。
子供の頃、父がときどき買ってきてくれた
「おみやげ」のように。
江國 香織
「とるにたらないものもの」 より