新年,初釜で濃茶の時に使われるおめでたいお茶碗は嶋台(しまだい)という茶碗ですが、お茶の先生が、お稽古の最終日に、島台以外の点て出し茶碗で何か家にめでたい茶碗がありましたら、持ち寄ってくださいと言われました。
「嶋台」茶碗とは、内側に金箔や銀箔をほどこしたお茶碗のことです。
表千家七代の如心斎(1705~1751)により「嶋台」は生まれました。
ひとまわり大きな銀のお茶碗を下にして重ねて使います。
金のお茶碗の高台は鶴を表す五角、銀のお茶碗の高台は亀を表す六角になっています。
それで、今日は大掃除を兼ねて家の中に仕舞い込んでいるものをごそごそ捜しました。
昔の人は花嫁修業で浅かれ深かれ何かしらの流派のお茶を、公民館等で習っていましたので、姉達から形見分けでいただいた物の中にも何かしらあったことを思い出しました。
それらしき、松の絵の茶碗を二個見つけました。千年変わらない松の緑は、松竹梅の筆頭にあげられています。
これだ、と喜びましたが、自信はありません。夫の反応も古くさいとイマイチです。
干支の可愛い犬の茶碗や梅の綺麗な絵の茶碗に交じり、シックな松の絵の茶碗もいいかな、
先般上京した折に見つけた、しめ縄の茶碗もありかなと思案中です。いかがでしょうか。 ”(-“”-)”