三菱 ギャランフォルティス ラリーアート CY4A 2012年式 102500キロ
ランサーエボリューション10(以下ランエボ)と同様にオートマチックミッションには6速SSTが採用されてるギャランフォルティスのスポーツグレードになります。
基本構造は同じですが、ランエボとはタービン、サスペンション、4WD制御、重量バランス、SSTのギヤ比など多岐にわたり違いがあります。
とはいえ強力なパワーを発生させるエンジンとそれを四輪へ伝えるミッションに負担が掛かっているのは言うまでもなく、性能を維持するためにはメンテナンス、予防整備が必要なわけです(^^)
今回のお客様は最近、変速のショックを感じるようになり、フルード交換で改善しないか?ということで交換ができるお店を探してたそうです。
お預かりしてまずはテストドライブへε≡≡ヘ( ´Д`)ノ
SSTは一般名称で言うところのDCTなので変速というかシフトアップは早くスムーズ。ただ低速でのアクセル踏み直しで若干シフトショックがあり、ドンってくる感じがありました(^_^;)
リフトアップして
アンダーカバーを取り外すと
ミッションケースが見えます(^^)
三菱的には6速SSTで型番はW6DGAになるんですが、ボルボのMPS6と同じゲトラグ製の6速DCTになります(^^)/
しかし若干違いがあり、ドレンプラグは2箇所。
でもフルードフィルターの取り付けは全く同じだと思います。
まずは手前のドレンプラグを外して排出。
続いて奥側のドレンプラグを外して排出。
フルードフィルターカバーを取り外して
フィルターが出てきたんですが、真っ黒な上に毛羽立ってましたw(°o°)w
ちなみに新品はこちら。
フィルターカバーごとの交換になります!
今回は予算の都合で圧送交換は無しってことになったので、既にフィルターカバーが取り付けられてますが、圧送交換の場合はフィルターカバーベースを取り外して圧送交換となりますよー
排出量は約6Lでした〜
そしてフルードは真っ黒(。・ω・。)ノ
新油の注入口はバッテリーの下らへんにあるので
予備電源を繋ぎ
バッテリーを取り外し。
バッテリーベース横のヘキサゴンボルトから充填します(^^)/
ちなみに〜今回使用するフルードはDCTに対応した高性能フルードのロイヤルパープルのシンクロマックス!
見積もり時にペトロナスのマルチDCT700と悩んでおられましたが、エンジンオイルほど頻繁に交換するわけではないからどうせならより良いものを、、、ってことでの選択です(^^)
規定量を充填して
元に戻したら作業完了(^^)/
交換後のテストドライブでは交換前に感じていたシフトショックが無くなり、加速力が良くなってトルクが増えたような感じでした♪
フルードが良い仕事をしてると思います(人*´∀`)。*゚+
そして後日、お客様からも感想を頂きました!
「ギアの繋がりがスムーズになり、変速のショックも無くなり、もっと早くやっておけば良かった」
と思ったそうです(^^)
今回の車に限らずATF、CVTF、DCTFの交換は交換前後でかなり変化があります。
10万円前後とそれなりに金額が掛かりますが、コスパは抜群だと思いますよ♪
皆様からの整備のご依頼をお待ちしています。
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