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南郷奈留道路の新規事業化と、東九州道前後区間の進捗について

関連ブログ記事・・・2024/4/10付「2024年度の九州内幹線道路の整備内容について(後)

上記ブログ記事で令和6年度に新規事業化されたと紹介した「南郷奈留道路」に係る新規事業採択時評価の資料が公開されています。

https://www.mlit.go.jp/policy/shingikai/content/001729856.pdf

国道220号現道(JR日南線もほぼ並行しています)よりも南側のルートでショートカットする形ですが、それほど高い山がないからか全長の8割程度が土工で、トンネルは南郷寄りの1か所<延長280m>のみです。ただ地形はある程度険しいようで、長さ50m以上の橋梁が13か所<最長490m>計画されています。

さて、東九州道の未開通区間である日南東郷IC~志布志IC間ですが、東側から順に以下の事業名になっており、南郷奈留道路以外は道路名としては東西に分断されてしまっています。

 日南・志布志道路(日南区間)・・・2016年度事業化、2019年度着工

 油津・夏井道路(油津区間)・・・2019年度事業化、2022年度着工

 南郷奈留道路・・・2024年度事業化

 油津・夏井道路(串間・夏井区間)・・・2019年度事業化、2022年度着工

 日南・志布志道路(志布志区間)・・・2016年度事業化、2019年度着工

既に事業化済みの区間については、2023/11/14付ブログ記事「東九州自動車道日南~志布志間、事業費が230億円増加」で書いたとおり、2023年度半ば時点の進捗率は

 日南・志布志道路区間・・・用地進捗率=92%・事業進捗率=33%

 油津・夏井道路区間・・・用地進捗率=15%・事業進捗率=6%

となっています。

鹿児島県内を担当する九州地方整備局大隅河川国道事務所の公式サイトでは、2019年度までに事業化された区間のパンフレットのほか、上記道路の鹿児島県内区間の進捗状況も公開されています。

https://www.qsr.mlit.go.jp/osumi/contents/other/upload_pdf_or_html/pdfbox_R5/shincyoku.html

日南・志布志道路(志布志区間)では各所で盛土・切土・橋脚・ボックスカルバートなどの工事が進んでおり、志布志ICで都城志布志道路と交差する部分(2023/12/7付ブログ記事参照)については2024年3月時点で全体構造がかなり見えてきています。

https://www.qsr.mlit.go.jp/osumi//files/Content/koji_shincyoku/nichinan/4_mikaeri_tou.pdf

一方、宮崎県内を担当する九州地方整備局宮崎河川国道事務所の公式サイト上では、宮崎県内区間の進捗状況は公開されていません。

https://www.qsr.mlit.go.jp/miyazaki/douro/higashikyushu/douro_220/index.html

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