北海道美術ネット別館

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2024年5月3日に訪れたギャラリーなどは11カ所

2024年05月04日 23時59分59秒 | つれづれ日録
 ゴールデンウィーク後半の初日。
 晴天に恵まれましたが、昼頃から風がかなり強まりました。
 今週のギャラリー巡りに出発。

 地下鉄東西線を西11丁目駅で降りると、大通公園はササラモクレンが満開(冒頭画像)。
 終わりかけの桜と、つぼみがふくらんできたライラックと、みごとな共演です。

 まず札幌市資料館(Le plantin展/Lalaso.makiko/See my halo/掴不展/Youth from the North)へ。

 「Youth from the North」は大学生の写真6人展。
 shota さんの星空の写真に驚きました。このブログでも、デジタル化による感度(ISO )爆上がりで星の写真が様変わりしてきたことは再三書いていますが、こんなに天の川や恒星が大きく写っている写真を見ると、まるでパロマ山天文台の巨大望遠鏡がとらえた写真を思い出します。
 Instagram はこちら( @shota_astro_view )。
 北大写真部の「ひぐれ」さんは、タウシュベツ橋梁の空撮(ドローン撮影?)が目を引きました。札幌市内の街撮りも、ガラスの反射を生かすなど、これまでにあまり見ないアングル。
 Instagram はこちら(@higure_foto
 
 Lalaso.makiko 展の会場をのぞいたら出品者本人の女性が30号ぐらいの絵を制作中でした。
 四方の壁を、大小192点ものイラストがびっしりと埋め尽くしています。
 しかも紙の隅は画鋲で直接貼られています。
 たくさんの人物が描かれた画風も含め、専門的な教育を受けたことのない人のように感じられました。ただ、ポートフォリオをのぞくと、東京では何度か2人展を開いているようです(東京で、ギャラリーの人から、展示方法について助言されなかったのかな?)

 いずれも6日まで。

 「ふだん美術館やギャラリーを訪れている形跡がなく、専門教育も受けておらず、でも絵を描くのが好き」
という人の個展やグループ展がこの2カ月ほど札幌市資料館で相次いでおり、残る二つもそのタイプの展示でしたが、こういう現象をなんていったらいいんでしょうかね。


 東西線と東豊線を乗り継いで環状通へ。
 茶廊法邑 さ ろうほうむらで、内海眞治展「POPART」。
 砂川で浮浪工房を主宰する内海さん。あいかわらず楽しい色彩の仮面や人形がたくさん並んでいました。
 壁に展示されているお皿は、初日にたくさん売れてしまったとのこと。
 6日まで。


 東豊線で大通へ。
 ル・トロワ7階で「絵描きchica いつかみた未来 ここからみる未来展」。



 こちらは
「『ふだん美術館やギャラリーを訪れている形跡がなく、専門教育も受けておらず、でも絵を描くのが好き』で、一般的な評価のルートとは異なる手法や会場で展示販売を行い、ふだん美術館やギャラリーにあまり行かない一般の層から支持される」
タイプでしょうか。芸能人とか、テレビによく出ている書家のTとかと、共通するテイストを感じますが、ストリートから出てきたのはたいしたもんだという感じはします。下地もろくに塗らない絵に百万単位の値付けをする勇気には驚きますが。
 でも、こういう絵に
「感動しました」
「癒やされました」
「パワーをもらった」
という人たちは確実に一定数いるわけだし、それはそれでもちろん自由なわけで、その感動はどこからくるのか考えさせられます。
 5日で終了。

 長くなってきたので別項に続きます


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