かっつん・あわー ~小さなアトリエにようこそ~

ヨコハマにある小さな絵画教室『あとりえカツヤマ』での生徒さんの作品や制作風景、自身の作品などを紹介しています。

ファンタジー

2013-11-30 05:28:57 | アトリエ
アトリエの中学生たちも水彩 ( アクリル ) 画を制作。こちらは風景ではなく、自由な発想によるイメージ画として、 “ ファンタジー ” をテーマにしてみました。



A・K さんの “ 人魚 ” の物語から着想を得て制作した作品。 アクリル絵具を透明水彩風に薄く重ねて彩色し、繊細な微妙な変化を出しました。 波に融け入りそうな姿が美しくもどこか儚げな作品。



MI さんの “ ドラゴン ”。 凍る洞窟の中の巨大な主。 色彩をできるだけ押さえて冷たい緊張感のある雰囲気を出しました。



M・N さんの作品 赤い月を背景に力強くはばたく金色の鳥。“ 鳳凰 ” でしょうか “ 火の鳥 ” でしょうか。 他のふたりと異なり、水分を少なくした絵具で “ かすれ ” を使って描きました。

テーマが自由だったので、それぞれの世界が出ていますね。 今後さらに絵具が使えるようになるともっと表現の幅が増えて行くことでしょう。これからが楽しみな一枚です。

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さわやかな公園

2013-11-27 02:52:05 | アトリエ
アトリエ一般コースのC・Fさんが水彩の練習課題として公園の風景を描きました。
Fさんは油彩画を描くことは多いのですが、水彩はあまり経験が無いそうです。 今後スケッチに出た時にも使えるようにと練習しています。



題材にした資料が夏の撮影だったので、ちょっとさわやかなイメージになりました。 是非、今の季節と比べて、今度は直接現地で描きたいところですね。
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カレンダー作り

2013-11-25 04:57:44 | アトリエ
アトリエのこども教室、今年もカレンダー作りが始まりました。 もうそんな時期なんですねぇ。
今年は教室によって年齢差があるので土曜日コースと日曜日コースで作り方を変えました。今回は土曜日コースの作品のご紹介。こちらは “ ドライポイント版画 ” での制作です。



まずは下図の上にプラバン (プラスチック板) を置いて、ニードルという針でキズをつけて行きます。
“ ドライポイント版画 ” は 凹版 です。このキズにインクが付くことになります。



ローラーでプラバンにインクを付けます。 インクは油性の版画用インクを少量のアマ二油を入れて練り合わせたものを使いました。



その上から布で余分なインクをふき取ります。 この作業がなかなかたいへん。ふき取りすぎると真っ白になってしまいますし、残りすぎては汚れに見えてしまいます。 また、手や服にもインクが ・・・



プレス機にかけます。 銅版画やドライポイント版画の印刷は圧力がいるので、どうしてもプレス機が必要です。アトリエのものはとても小さいのでハガキサイズまでしか摺れません。それでもあると無しでは大違いです。



冬は T・T くんの担当。 冬の室内。こたつにネコ。もちも焼けてきました。



夏は SO くん。 海の中のいろいろな魚たち。



秋は H・O くん。 やっぱり電車。落葉を巻きあげて走る新幹線です。
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1000頭ラクダプロジェクト

2013-11-21 03:57:39 | 動物・植物
昨日は好天にも恵まれた中、 『 野毛山動物園 』 にスケッチに行って来ました。
すると、 『 ツガルさん 』 のところに大きな飾りが。



『 ツガルさん 』 もしかしてご病気 ?

いえいえ、本人は至って元気。 これは “ 千羽鶴 ” ならぬ “ 千頭らくだ ” 。 敬老の日に合わせて、 『 ツガルさん 』 にプレゼントしようと全国の “ ツガルファン ” の方々が作ってくれたもの。 
集まったその数なんと、1万と 719 頭。



よく見るとひとつひとつ、らくだだぁ。

『 ツガルさん 』 いつまでもお元気で。


PS : それにしてもツガルさん人気はすごいですね。本日も NHK さんが取材に来ておりました。
NHK 『 ひるまえほっと 』 ( 関東地域のみ ) にてツガルさん、飼育員の櫻堂さん、ご紹介されるようです。 後ろの方でクロッキー帳を持ってヘラヘラしている中年男が映っていたらそれはたぶん私です。

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どんどん大きく

2013-11-20 07:27:52 | 動物・植物
“ ボウくん ” 久しぶりの登場です。 おかげさまですくすくと成長し、ずいぶん大きくなりました。
現在推定4カ月。子猫の時代を飛び越え、もはや青年の雰囲気? 
でもやっていることは相変わらず “ あばれんボウ ” “ きかんボウ ” “ あまえんボウ ” ですが・・・ 
今日も油断した隙に・・・



ちょっと、スイッチはいっちゃうでしょ!
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花と果物

2013-11-19 02:46:03 | アトリエ
もう少し前になってしまいますが、こども教室 HI ちゃんと RI ちゃん姉妹のお絵描きが完成していますのでご紹介。



ふたりと弟の KE くんを加えた三人、並んで制作しています。



RI ちゃんは花をテーマに。 “ ひまわり ” をメインとしましたが、中央の部分はそのまま描かず、デザイン的にカラフルに描いてみました。



HI ちゃんは果物をテーマに。好きな果物をかわいく並べてあえてパターン的な表現に。
ふたりとも本当は画面がひとまわり大きいのですが、サインをカットして載せたため、ちょっと中途半端な構図になってしまいました。ごめんなさい。
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ホフマン  『 砂男 』 より  “ オリンピア ”

2013-11-18 05:57:36 | アトリエ
“ ハマ展 ” や “ BB祭 ” のアップが続いてしまいましたが、アトリエの生徒さんもそれぞれ頑張っています。 本日ご紹介する作品は R・S くんの版画作品。

幻想文学の奇才と言われる E.T.A ホフマン の 『 砂男 』 から着想を得ての制作。
小説の主人公 ナタナエル が愛した “ オリンピア ” 、実は彼女は・・・



アイデア・スケッチ。 クロッキー帳に思いつく図案を自由に描いてみます。 R・S くん、イメージが強烈だったのか比較的すんなり決定。



下書き。 作品の原寸大に正確に。今回は多色摺りの木版画なので、図のズレは基本的に避けたいところ。丁寧に。 同時に色の分解 ( 何色、何版作ればいいかなど ) も考えます。



転写。 シナベニヤに下図を転写。版画なので左右が逆転します。 全てを写すわけではなく、各版に必要な色の部分だけを写します。



彫刻刀で板を彫り、“ 版 ” を作って行きます。



多色摺りの版画では、版の枚数だけ彫らなければなりません。時間のかかる作業が続きます。 そして、彫り終わったそれぞれの版に絵具をつけて重ねて摺ると・・・



完成。 悲しく、怖ろしい “ オリンピア ” の姿。 何枚か色を調整し、最終的にこちらに決定しました。
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菊花

2013-11-16 03:25:04 | 動物・植物
先日久しぶりに大船の 『 県立フラワーセンター 』 に行って来ました。フラワーセンターは定期的に行きたいところなんですが、なかなか時間が・・・。 今回も短い時間だったので、ちょろっとクロッキーをする程度で。
園内では丁度 『 菊花展 』 をやっており、県内の愛好家が丹精込めて作った様々な菊が並べられ、とても見応えがありました。



菊は “ 厚物 ”のボリュームにも圧倒されますし、写真の “ 管物 ” の鋭さも好みです。 一度じっくり描いてみたいですね。

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ハマ展  『 残照 』

2013-11-11 08:56:47 | 展覧会
昨日11月10日 ( 日 ) をもちまして、横浜 赤レンガ倉庫のギャラリーで開催しておりました 『 第69回 ハマ展 』 が無事終了致しました。 



お忙しいところ会場まで足をお運び頂きました皆様、どうもありがとうございました。
心より御礼申し上げます。

今回の私の作品は 『 残照 』 。 “ 野毛山動物園 ” のラクダの “ ツガルさん ” に取材した作品です。



“ ツガルさん ” はご存じの方も多いと思いますが、人間ならば百歳はとうに超えていると思われる世界一長寿なラクダさん。
今回のタイトルの 『 残照 』 は一日の終わりとともに “ 生 ” の終わりを暗示させるものです。 しかし、それは悲しみに暮れるものではなく、輝きに満ちたもの・・・。
“ ツガルさん ” を見ていますと、避けることのできない “ それ ” の近づきとともに、 “ 生 ” と向き合う力強い姿がそこにあります。 あたかもこの 『 残照 』 はいつまでも消えることが無いのでは・・・ と思えるほどに。
そんな思いでこの作品を描きました。

今回幸いなことに大きな賞を頂くことができましたが、それは “ ツガルさん ” の魅力によるもの。 彼女への感謝を胸にこれからも描いて行きたいと思っています。
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BB祭  観音堂

2013-11-10 08:08:16 | 高等学校
横浜商業高校 < 別科 > の文化祭 『 BB祭 』 における美術室展示、最期の建物は 『 観音堂 』。
この界隈を見守る観音様を祭った古くからあるお堂という設定です。



壁面には多くの “ 千社札 ” 、そして皆さんの願いがつまった? “ 千羽鶴 ” も吊るされています。



この “ 千羽鶴 ” は美術室を担当する掃除当番さんや先生方にも作って頂き完成しました。



また、 “ 千社札 ” の方は一年生たちの色彩課題。 一年生の授業は色彩についての座学が中心ですが、検定試験を受験しない生徒さんに限り、今回テーマの 『 日本 』 に合わせたレタリング課題として、この “ 江戸文字 ” を使った制作を行いました。文字は生徒さんの名前です。読めますか? 
そう、このお堂は実はこの課題を貼り付ける為に建てられたものなのです。

と、言いましても本尊不在というわけにもいきません。大急ぎでの制作になってしまいましたが “ BB観音 ” を作りました。



手に様々な理・美容の道具を持った千手観音さまです。 発泡スチロールでの制作です。

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