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安倍・NHKが外交敗北宣言!まやかしの【中国脅威論・敵視政策】アジアの平和と安定の基礎は『日中友好』に尽きる!中国封じ込めに使用した血税「50兆円超」の借金は国民のツケ!日米軍産複合体が戦争で食って

2018-01-04 21:14:10 | 政治
安倍・NHKが外交敗北宣言!

まやかしの【中国脅威論・敵視政策】

アジアの平和と安定の基礎は

『日中友好』に尽きる!

中国封じ込めに使用した血税

「50兆円超」の借金は国民のツケ!

日米軍産複合体が戦争で

食っていくために、

中国脅威論という物語が

必要なのだ!



安倍・NHKが外交敗北宣言<本澤二郎の「日本の風景」(2843) : 「ジャーナリスト同盟」通信(記事は下記に)

日米軍産複合体が戦争で食っていくために、中国脅威論という物語が必要なのだ!戦争で食べていく国への堕落!兵頭正俊氏/自衛隊を完全な米国の傭兵として売り渡す。米国同様に戦争で食っていく国に日本を堕落させる!



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安倍・NHKが外交敗北宣言<本澤二郎の「日本の風景」(2843) : 「ジャーナリスト同盟」通信

安倍・NHKが外交敗北宣言<本澤二郎の「日本の風景」(2843)

2018/01/03 09:18

<中韓懐柔作戦へ軌道修正>

 NHKが安倍・自公内閣に占拠されて5年を経過したが、したがって、この間の安倍外交は、先導・扇動したNHK報道が如実に物語っている。連日のように、尖閣と南シナ海問題を取り上げて、内外に向かって中国脅威論を垂れ流した。

その一方で、3本の憲法違反の戦争法制を次々と強行してきた。軍拡も、「出雲空母」化と巡航ミサイル導入で、残るは核武装と、ほぼ完成に近づいてきている。

これこそがアジアの危機到来である。むろん、半島を含め、大陸・中国の日本警戒は、過去の歴史認識も重なって、軍事的対応にも目を光らせている。

結果として、安倍・自公による中国封じ込め策略は、トランプ政権の誕生で、TPPも含めて完璧に破たんした。あわてて軌道修正を迫られている。

そのことを1月2日の「NHK NEWS WEB」が、巧妙な表現で、2018年安倍外交を「中韓懐柔の年」に切り替える、と宣言した。

<日本批判封じ込めが狙い>

 それにしても、5年有余の日本政府による反中外交は、いかにも露骨すぎた。「血税50兆円を使い果たした」と悪評ふんぷんである。

日本外交の柱は、極右・石原慎太郎が浮上させた尖閣領有権問題、ついで南シナ海問題で、ワシントンの産軍体制を巻き込んで、国際社会にも、がなり立ててきた。善の日本と悪の中国という国際世論の形成である。

 それも、特にインド・豪州を巻き込む、露骨すぎる中国包囲網である。インドには原発を売り込み、豪州には日本製潜水艦を売却しようとした。

 まやかしの中国脅威論・敵視政策を、与党の公明党創価学会にも認めさせた。そうして特定秘密保護法をはじめ、自衛隊が戦争できる憲法違反の戦争法の強行、戦争反対派を即座に包囲・封じ込める共謀罪を、3分の2議席を悪用して成立させてしまった。

「国家神道を引きずる大日本帝国の再現」へのステップでもあろう。自衛艦の名称は、出雲に代表される。戦前の戦艦「出雲」が、現在は空母として「大和」に取って代わったことになろうか。不気味このうえない。

 ところが、米国のトランプ新政権は、経済的利権を優先する北京工作を優先、日本と韓国には、武器弾薬の売り込みに徹した。かくして「あわよくば米中衝突」を期待した安倍外交は、それほど馬鹿なトランプではなかったことから、中国退治は完璧に破たんした。それは北朝鮮への軍事制裁政策にも言える。

 ベトナム戦争・中近東戦争から、最近はイラク・アフガン戦争、そしてクリミア・ウクライナのロシアとの激突、そしてシリア内戦とワシントンの軍事作戦は、全て破たんしており、国民のえん戦気分が消えることはない。国内テロは911を引きずって、国民の喉に突き刺さったままなのだ。

 はっきりしてることは「米中戦争も米朝戦争も起きない」ということである。中露外交を無視した軍事的暴走に勝利などありえないことを、ワシントンは理解している。

安倍・日本会議がひそかに期待した「衝突」「戦争」は、大陸でも半島でも起きない。

 このところの北朝鮮の軟化には、中ロの秘密工作の成果と分析できる。

 安倍外交を先導してきたNHKも、安倍の危険な火遊びの敗北を宣言して、隣国に新たなメッセージを発信する2018年と判断したものである。

 中韓懐柔策の狙いは、大陸と半島の日本批判封じ込めにある。果して、両国がうまく騙されてくれるだろうか?

<改憲環境整備が目的>

 NHKが1月2日午後4時50分に発信した、恐らく安倍の腰ぎんちゃくで知られる岩田某のグループがまとめたであろう記事の見出しは「安倍首相ことしの外交、中韓との関係改善にも取り組む方針」。記事の冒頭は「政権発足当初から、地球儀を俯瞰する外交を進めてきた安倍総理大臣は」と形容した。

 外交問題に関心のある内外の日本研究者は、その背景を分析することができるだろう。「安倍・自公の2018年」から読み取ることができる。

 外交破たんを認めようとはしない、まことにふざけた巧妙な表現であろうか。中国敵視政策・韓国との従軍慰安婦問題を「地球儀を俯瞰する外交」と呼ぶ。「敗戦を終戦」と言い換えるレベルどころではないだろう。

徹底して権力の走狗になったNHKにもほどがある。これで内外の国民を欺くというのか。ほどがあろう。依然として「善の日本・悪の中国」との決めつけも変わらない。

極右の発想で、そこに外交の基本である寛容さは微塵も感じさせない。
 本当であれば、反省と謝罪が先である。

 言及するまでもなく、安倍・自公内閣の核心は、9条に自衛隊を明記させることである。そうすることで、公然と「戦争する国軍」に位置づけようというものだ。

公然と、軍国主義の復活をするとの宣言であろう。これも岩田某の悪知恵なのか。例のTBS強姦魔もかんでいるのか?

<本当に危ない2018年の日本とアジア>

 危ない、本当に危ない2018年である。このところの「改憲に慎重な公明党」という報道は、為にした公明党創価学会宣伝である。

 特定秘密・戦争法・共謀罪を強行した公明党創価学会であることを、忘却してはならない。宗教政党の恐怖を忘れてはならない。安倍3分の2議席は、公明党創価学会・創価学会公明党のかくかくたる戦果であることを、断じて軽視してはならない。

 特に中国の日本研究者は、この点を忘却すると、軍国主義復活を認めることになるのである。

<岸田の足元見て、二階の安倍三選支持>
 国内政局を覗いてみると、中国に片足を突っ込んで利権アサリに熱心な自民党幹事長の二階が、安倍三選を、年末に中国で表明している。

 どういうことかというと、安倍を引きずりおろせるはずの本命である岸田文雄の力不足を、じっくりと判断した上での、安倍三選論である。「岸田が弱すぎる」ためである。

 安倍・日本会議の課題は、安倍自身の健康である。「党内に敵なし」の状態を維持できれば、国会での改憲・改悪の発議を強行できる。残るは国民投票である。

 「国民投票の場面では、ふたたび中国と北朝鮮を敵視する路線転換をして、国民に改憲を容認させる世論操作をすればいい」との判断であろう。筆者が2018年に警鐘を乱打する理由である。

<安倍に味方する言論と議会>

 むしろ安倍スキャンダルで、安倍の足元を揺さぶり、退陣に追い込む。これがメディアと野党の責任であるが、現時点では、この双方とも安倍に味方している。

 不幸にして、これは現実である。

<弾き飛ばせるのは華人ら国際世論>

 日本の改憲軍拡の脅威を正確に認識、それを国民レベル・政府レベルで、行動する国際社会の存在が不可欠である。主役は中国と韓国、そしてワシントンのリベラルの決起である。中国・韓国のアジア・欧米のネット、さらに世界に広がる華人・韓人社会の決起である。

 筆者は14億人の人民と数億人の華人社会に期待している。アジアの平和と安定の基礎は、日中友好に尽きる。創価学会公明党が平和国民に味方するという事態が起きれば、国内的に安倍を退陣に追い込むことができるが、いまその動きは見られない。

2018年1月3日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)


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米誌が安倍友・山口敬之強姦事件を大報道!ニューヨーク・タイムズ!心ある日本人が読むべき内容!レイプに関する日本の沈黙を突き壊す衝撃の記事である!

2018-01-04 19:34:10 | 政治
米誌が安倍友・山口敬之強姦事件を

大報道!

ニューヨーク・タイムズ!

心ある日本人が読むべき内容!

レイプに関する日本の沈黙を

突き壊す衝撃の記事である!


She Broke Japan’s Silence on Rape - The New York Times

レイプに関する日本の沈黙を突き壊す(NYT記事翻訳) - 久保田直己​ よう知らんけど(記事は下記に)

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ニューヨーク・タイムズが山口敬之強姦事件を大報道!:半歩前へ


半歩前へ
ニューヨーク・タイムズが山口敬之強姦事件を大報道!



2018/01/04 05:49

▼ニューヨーク・タイムズが山口敬之強姦事件を大報道!
 ジャーナリスト志望の伊藤詩織さんに「就職の相談に乗る」と言って強姦した元TBS社員、山口敬之のレイプ事件。日本の主要メディアはなぜか黙殺。だが、ニューヨーク・タイムズ(NT)は12月29日、1面と8面を使って、長文の記事を大々的に報道した。

 「すべての心ある日本人が読むべき内容なので、ここで全文を翻訳して転載させていただく」と、久保田直己さんが自身のブログに掲載した。

 強姦魔・山口敬之がどのようにして伊藤詩織さんをホテルに連れ込み犯したか、初めて詳細が明らかになった衝撃の記事である。 

*******************

 日本の有名なテレビジャーナリストの一人が伊藤詩織を飲みに誘った。後に警察で述べたように、彼女が最後に記憶しているのは、めまいを感じてトイレに行き、そこで気を失ったことだった。

 夜あけまでの間に、彼は彼女を自分のホテルの部屋に連れて行き、彼女が無意識のうちに強姦したと、彼女は主張している。

 安倍晋三首相の伝記の著者であったジャーナリストの山口敬之氏は、この告訴を否定し、検察は告訴を棄却した。

 伊藤さんは、日本の女性が決してしないことを実行する決心をした。声に出して言ったのだ。

 5月の記者会見と10月に出版された本で、警察がホテルの防犯カメラの映像を入手していたと彼女。ホテルで山口氏が気を失った伊藤さんを支えていることを示すものだ。

 警察はタクシー運転手を特定して事情聴取した。タクシー運転手は、彼女が気を失っていたことを証言した。警察は山口氏を逮捕しようとしていたが、突然中止となった。

 他では、彼女の主張が大騒動を引き起こしたかもしれない。しかし、日本では、わずかな注目を集めたにすぎなかった。

 米国では、性的不祥事の噴出が、議会、ハリウッド、シリコンバレーやニュースメディアを揺れ動かしている。だが、日本で性的暴行は未だに避けるべき話題であるという。米国とは対照的な事例となった。女性が強姦を警察に通報するのは稀であり、そうした訴えで逮捕、起訴されることはほとんどない。

 警察や裁判所は、「強姦を狭義に定義」する傾向があり、一般的に事件を追求するのは物理的な力と自衛の両方が認められる場合のみであり、加害者あるいは犠牲者のどちらかが飲酒している場合は告訴を抑えにかかる。

 先月、横浜の検察は、一人の学生にアルコールを飲ませた後、性的暴行を加えて書類送検された6人の慶応大生を不起訴処分にした。

 内閣府調査によると、強姦を経験した女性のうち3分の2以上が、友人や家族を含め決して誰にも言わなかったと答えている。そして、わずか4%が警察へ行ったと述べている。

 伊藤さん(28)は、「私が話をしなかった場合、性的暴行の恐ろしい空気は絶対に変わらないことを判っている」と語る。

 山口氏(51)はレイプを否定した。「あの晩、犯罪行為はなかった」

 2015年4月3日に会う以前、伊藤さんはニューヨークでジャーナリズムを学んでいる間に山口氏に2回会っている。

 彼女が東京で再び彼に連絡したとき、彼はTBSで仕事を見つけることを手助けできるかもしれないと示唆した、と伊藤さん。彼は流行りの恵比寿地区の寿司店「喜一」で飲食に誘った。

 彼女が驚いたことに店は「貸し切り状態」で、ビールの後に酒を飲んだという。ある時点で、彼女はめまいを感じ、トイレに行って、トイレのタンクに頭を置いたまま気を失った。

 彼女が目を覚ましたとき、伊藤さんはホテルのベッドで山口氏の下におり、裸で、痛みを伴ったと語る。

 日本の法律では「意識の喪失や抵抗できないことを利用」した女性との性行為を「準強姦」罪と規定している。


 警察は後にタクシー運転手を特定し聴取した。運転手は、2人を乗せ、山口氏が宿泊していたシェラトン都ホテルに連れて行ったことを記憶していた。伊藤さんは当初意識があり、地下鉄の駅に連れて行くよう求めた。しかし山口氏はホテルへ連れて行くよう指示した。

 「男性は彼女をドアに向かって動かそうとしたが、動かなかった」と運転手は話す。「そこで彼は最初に降りて、鞄を地面に置き、自分の肩を女性の腕の下に滑り込ませ、彼女を車から引き抜こうとした。彼女は自分自身で歩けなかったようです」

 警察が入手したホテルの防犯カメラの映像でも、伊藤さんは脱力状態に見えた。ニューヨーク・タイムズ紙が確認した映像の写真では、山口氏は午後11時20分ごろ、ロビーを抜けて彼女を支えている。

 伊藤さんが目覚めたのは午前5時ごろだったという。彼女は山口氏の下からようやく抜け出し、バスルームに走った。彼女が戻った時、「彼は私を(再び)ベッドに押しつけようとしました。彼は男性です。彼はかなり強く私を押しつけたので、私は彼に叫んだんです」

 彼女は何が起こったのか、そして彼がコンドームを使用していたのかを尋ねた。彼は落ち着くように彼女に言った、経口避妊薬を買うことを申し出た。しかし、彼女は服を着てホテルを逃げだした。伊藤さんは、薬を盛られたと信じている。

 山口氏は、彼女が単に飲み過ぎただけだと言う。「彼女は子供ではありません。彼女が自分自身をコントロールできたなら、何も起こらなかったでしょう」。彼は次に何が起こったのか述べることを拒んだ。

 山口氏は書面で、彼女にベッドに戻って座り、セックスを開始するよう促したと語っている。彼女は意識があり抗議も抵抗もしていないと言う。

 しかし、その夜の後、伊藤さんとやり取りしたメールでは、彼は若干異なる言及をしている。彼女がベッドに上っていたと書いているのだ。

 「意識不明のあなたに私が勝手に行為に及んだというのは全く事実と違います。」と彼は2015年4月18日付のメッセージで語っている。「私もそこそこ酔っていたところへ、あなたのような素敵な女性が半裸でベッドに入ってきて、そういうことになってしまった。私たちはどちらも自分自身を調べなければならないと思う。」

 別のメールでは、伊藤さんの強姦疑惑を否定しながら、双方が弁護士に相談すべきであると提案している。「準強姦だと主張しても、勝つチャンスはありません」と彼は書いている。

 伊藤さんは、恥ずかしく感じ、静かにし続けることも考え、日本の男性主導のメディア業界で成功するためには、そのような扱いを容認することが必要かどうか悩み続けたと話す。しかし、彼女は5日後に警察へ行くことを決心した。

 彼女は「真実に直面しなければ、私はジャーナリストとして働くことはできないだろう」と考えたことを思い出した。

 彼女が泣かずに話したため、最初に彼女が話した警察官は、告訴をあきらめるよう促し、彼女の話に関して疑念を示した、と伊藤さんは話す。

 警察官は、山口氏の地位が事件追求を困難にするだろうと付け加えたという。しかし、伊藤さんがホテルの警備映像を見て欲しいと訴えた後、結果的に警察は真剣に受け取ったという。

 2カ月の捜査が続いた後、刑事が彼女に電話をかけてきた。タクシー運転手の証言、ホテルの防犯ビデオ、そして彼女の下着に山口氏のDNAを検出したとの証拠の強さで、山口氏を逮捕する準備をしていると話した。

 2015年6月8日、ワシントン発の飛行機で東京に到着する山口氏を空港で逮捕すると刑事が伊藤さんに話した。

 しかし、その日になり、刑事は電話で「空港にいると言うのだが、上司が電話をして逮捕しないよう命じた」という。

 日本のジャーナリスト、田中あつし氏は、伊藤さんの告訴を受けて、警視庁に立ち向かった。

 元内閣官房長官秘書官の中村格氏は、調査官が山口氏を逮捕する用意があったことを確認した。そして中村格氏が逮捕を中止したのだと、田中氏は週刊新潮で報告している。

さらなる詳報は下記に…


レイプに関する日本の沈黙を突き壊す(NYT記事翻訳) - 久保田直己​ よう知らんけど


久保田直己​ よう知らんけど

レイプに関する日本の沈黙を突き壊す(NYT記事翻訳)

31/12/2017

12月29日、New York Times紙が1面と8面を使って、長文の…記事 "She Broke Japan’s Silence on Rape" を掲載した。
記事中にもあるように、日本の主要なメディアが黙殺している事件についてのものである。すべての心ある日本人が読むべき内容であるので、ここで全文を翻訳して転載させていただく。
なお全ての著作権は New York Times紙に帰属し、誤訳の責任は私にあることを明らかにしておきたい。また誤訳やタイポなどがあった場合、コメント欄にてご指摘いただければ有難い。
原文は、こちらの "She Broke Japan’s Silence on Rape" で確認いただきたい。

日本の有名なテレビジャーナリストの一人が伊藤詩織を飲みに誘ったのは、春のある金曜日の晩のことだった。東京のニュースサービスでのインターンシップは終了しようとしており、彼女は彼のネットワークで新たなインターンシップを探していた。

彼らは東京の中心にあるバーで焼き鳥とビールを取り、その後夕食に出かけた。後に警察で述べたように、彼女が最後に記憶しているのは、めまいを感じてトイレに行き、そこで気を失ったことだった。
夜あけまでの間に、彼は彼女を自分のホテルの部屋に連れて行き、彼女が無意識のうちに強姦したと、彼女は主張している。

当時のTBSワシントン支局長で、安倍晋三首相の伝記の著者であったジャーナリストの山口敬之氏は、この告訴を否定し、2ヶ月の捜査の結果、検察は告訴を棄却した。

そして、伊藤さんは、日本の女性がほぼ決してしないことを実行する決心をした。声に出して言ったのだ。

5月の記者会見と10月に出版された本で、警察がホテルの防犯カメラの映像を入手していたと彼女は話している。ホテルのロビーを歩いている間に、山口氏が気を失った伊藤さんを支えていることを示すものだ。警察はまた、タクシー運転手を特定して事情聴取した。タクシー運転手は、彼女が気を失っていたことを証言した。警察は山口氏を逮捕しようとしていたが、彼女によれば、突然中止となったのだ。

他の場所では、彼女の主張が大騒動を引き起こしたかもしれない。しかし、ここ日本では、わずかな注目を集めたにすぎなかった。

米国では、性的不祥事の噴出が、議会、ハリウッド、シリコンバレーやニュースメディアを揺れ動かしている。一方、伊藤さんの件は日本において性的暴行は未だに避けるべき話題であるという、米国とは対照的な事例となった。女性が強姦を警察に通報するのは稀であり、そうした訴えで逮捕されたり、起訴されることはほとんどないのだ。

日本では性的暴行の率が比較的低いと言われている。2014年に政府・内閣府が実施した調査によると、米国で5人の女性のうち1人がレイプを報告している一方、日本では15人の女性のうちの1人がレイプの経験を報告している。

しかし、学者たちは、日本の女性は、西洋の女性よりも、合意のない性行為をレイプとして表現する可能性がはるかに低いと述べている。日本の強姦罪は同意について言及しておらず、デートレイプは本質的に外国の概念であり、そして性的暴力に関する教育は最小限にすぎない。

むしろ強姦は、性的教育の重要なチャネルであるべき文化において、性的満足の延長線として漫画やポルノに描かれている。

警察や裁判所は、強姦を狭義に定義する傾向があり、一般的に事件を追求するのは物理的な力と自衛の両方が認められる場合のみであり、加害者あるいは犠牲者のどちらかが飲酒している場合は告訴を抑えにかかる。

先月、横浜の検察は、一人の学生にアルコールを飲ませた後、性的暴行を加えて書類送検された6人の大学生を不起訴処分にした。

そして日本では、強姦犯が起訴され有罪判決を受けた時でさえ、懲役刑が執行されない場合もある。法務省の統計によると、約10人に1人が執行猶予だけになっているのだ。

例えば今年、東京近郊の千葉大学の2人の学生が酩酊した女性を輪姦した件で、被告の一部は懲役刑となったものの、他の共犯者は執行猶予で釈放された。昨年秋、別件の輪姦で有罪判決を受けた東京大学の学生にも執行猶予が与えられた。

上智大学の法学部教授、三浦まり氏は、「活動家たちが “ノー・ミーンズ・ノー” キャンペーンを開始したのは極めて最近のことだ。日本の男性は、同意とは何かという意識の欠如から、いいようにしていると思う」と語っている。

内閣府調査によると、強姦を経験した女性のうち3分の2以上が、友人や家族を含め決して誰にも言わなかったと答えている。そして、わずか4%が警察へ行ったと述べている。対照的に米国では、司法統計局によると、約3分の1の強姦が警察に報告されている。

早稲田大学でジェンダー法の講師である谷田川知恵氏は「女性に対する偏見は根強く深刻であり、性犯罪による被害はまったく考慮されていない」と語っている。

山口氏に対する民事訴訟を提起した伊藤さん(28)は、日本で性的暴行を受けている女性が直面する課題を強調するため、事件について本紙と詳細に話し合うことで合意した。

「私が話をしなかった場合、性的暴行のこの恐ろしい空気は絶対に変わらないことを判っている」と彼女は語る。

山口氏(51)もこの記事で発言することに同意した。彼はレイプを否定した。「性的暴行はなかった」と彼は言う。「あの晩、犯罪行為はなかった。」

「勝つチャンスはない」

2015年4月3日に会う以前、伊藤さんはニューヨークでジャーナリズムを学んでいる間に山口氏に2回会っている。

彼女が東京で再び彼に連絡したとき、彼は自分の局で仕事を見つけることを手助けできるかもしれないと示唆した、と伊藤さんは語る。彼は流行りの恵比寿地区の寿司店「喜一」で飲食に誘った。

彼女が驚いたことに、店は貸し切り状態で、ビールの後に酒を飲んだという。ある時点で、彼女はめまいを感じ、トイレに行って、トイレのタンクに頭を置いたまま気を失ったと彼女は言う。

彼女が目を覚ましたとき、伊藤さんはホテルのベッドで山口氏の下におり、裸で、痛みを伴ったと語る。

日本の法律では「意識の喪失や抵抗できないことを利用」した女性との性行為を「準強姦」罪と規定している。一方、米国では法律は州ごとに異なるが、一部の州では同じ犯罪を第2度の強姦もしくは性的暴行として取り扱う。

警察は後にタクシー運転手を特定し聴取した。彼は、伊藤さんと山口氏を乗せ、山口氏が宿泊していた近くのシェラトン都ホテルに連れて行ったことを記憶していた。

運転手との聴取の記録によると、伊藤さんは当初意識があり、地下鉄の駅に連れて行くよう求めたという。しかし山口氏はホテルへ連れて行くよう指示した。

運転手は山口氏に、もっと話し合うべきだと言ったことを思い出した。彼はまた、山口氏が「何もするつもりはない」と言ったかもしれないと述べている。

運転手がホテルに到着したところ、伊藤さんは約5分間「沈黙していた」と話し、また後部座席で嘔吐していることを発見したという。

「男性は彼女をドアに向かって動かそうとしたが、動かなかった」と運転手は話す。「そこで彼は最初に降りて、鞄を地面に置き、自分の肩を女性の腕の下に滑り込ませ、彼女を車から引き抜こうとしたんです。彼女は自分自身で歩けなかったようです。」

警察が入手したホテルの防犯カメラの映像でも、伊藤さんは脱力状態に見えた。ニューヨークタイムズ紙が確認した映像の写真では、山口氏は午後11時20分ごろ、ロビーを抜けて彼女を支えている。

伊藤さんが目覚めたのは午前5時ごろだったという。彼女は山口氏の下からようやく抜け出し、バスルームに走った。彼女が戻った時、「彼は私をベッドに押しつけようとしました。彼は男性です。彼はかなり強く私を押しつけたので、私は彼に叫んだんです。」

彼女は何が起こったのか、そして彼がコンドームを使用していたのかを尋ねた。彼は落ち着くように彼女に言った、経口避妊薬を買うことを申し出た。

しかし、彼女は服を着てホテルを逃げだした。

伊藤さんは、彼女が薬を盛られたと信じているが、彼女の疑惑を裏付ける証拠はない、と彼女は語る。

山口氏は、彼女が単に飲み過ぎただけだと言う。「寿司屋では、彼女はとても早く飲んでました。実際、私は彼女に「大丈夫か」と尋ねたんです。しかし彼女は「私はすごく強いし、喉が渇いている」と言ったのです。」

彼は続ける。「彼女は子供ではありません。彼女が自分自身をコントロールできたなら、何も起こらなかったでしょう。」

山口氏は、彼女が帰宅しないことが心配だったので、ホテルに連れて行ったという。ワシントンでの締め切りに間に合わせるために、部屋に戻らなければならなかった、と彼は言う。

山口氏は、伊藤さんを部屋に連れて行くことは「不適切だった」と認めたが、「駅やホテルのロビーに彼女を放置するのも不適切だっただろう」と言う。

彼は、彼の弁護士のアドバイスに従って、次に何が起こったのか述べることを拒んだ。しかし、伊藤さんの民事訴訟で提起された裁判所の書面では、彼は彼女をきれいにするために服を脱ぎ、彼の部屋のベッドの1つに彼女を置いたという。その後、彼女はベッドで目を覚まし、ひざまずいて謝罪したと付け加えた。

山口氏は書面で、彼女にベッドに戻って座り、セックスを開始するよう促したと語っている。彼女は意識があり抗議も抵抗もしていないと言う。

しかし、その夜の後、伊藤さんとやり取りしたメールでは、彼は若干異なる言及をしている。彼女がベッドに上っていたと書いているのだ。

「意識不明のあなたに私が勝手に行為に及んだというのは全く事実と違います。」と彼は2015年4月18日付のメッセージで語っている。「私もそこそこ酔っていたところへ、あなたのような素敵な女性が半裸でベッドに入ってきて、そういうことになってしまった。私たちはどちらも自分自身を調べなければならないと思う。」

別のメールでは、伊藤さんの強姦疑惑を否定しながら、双方が弁護士に相談すべきであると提案している。「準強姦だと主張しても、勝つチャンスはありません」と彼は書いている。

メールについて質問されたとき、山口氏は、伊藤さんとの会話と対応の記録は、彼女を誘惑するために自分の立場を使う意思がなかったことを実証するものだと話した。

「私は彼女に悩まされたほうだ」と彼は付け加えた。

恥と躊躇

伊藤さんは、ホテルを出た後、家に帰ってきて体を洗ったと言う。彼女は現在、それを間違いだったとみなしている。「警察に行くべきだったんです」と彼女は話す。

彼女の躊躇は典型的だ。お茶の水女子大学のジェンダー研究の名誉教授である戒能民江氏は「暴行された多くの日本人女性は「おそらく私のせいだ」と自分自身を非難するのです。」と語る。

性暴力救援センター・東京(SARC東京)のレイプカウンセラーである田辺久子氏は、ホットラインに電話して警察に行くように勧められている女性でさえ、警察がそれらのことを信じるとは期待していないため、しばしば拒否するという。

「彼女たちは、間違ったことをしたと言われると考えているのです」と彼女は語る。

伊藤さんは、恥ずかしく感じ、静かにし続けることも考え、日本の男性主導のメディア業界で成功するためには、そのような扱いを容認することが必要かどうか悩み続けたと話す。しかし、彼女は5日後に警察へ行くことを決心した。

彼女は「真実に直面しなければ、私はジャーナリストとして働くことはできないだろう」と考えたことを思い出した。

彼女が泣かずに話したため、最初に彼女が話した警察官は、告訴をあきらめるよう促し、彼女の話に関して疑念を示した、と伊藤さんは話す。ある警察官は、山口氏の地位が事件追求を困難にするだろうと付け加えたという。

しかし、伊藤さんがホテルの警備映像を見て欲しいと訴えた後、結果的に警察は真剣に受け取ったという。

2ヶ月の捜査が続いた後、フリーランスとしてのプロジェクトに取り組んでいたベルリンで、刑事が彼女に電話をかけてきたという。彼はタクシー運転手の証言、ホテルの防犯ビデオ、そして彼女の下着に山口氏のDNAを検出したとの証拠の強さで、山口氏を逮捕する準備をしていると話した。

2015年6月8日、ワシントン発の飛行機で東京に到着する山口氏を空港で逮捕するので、日本に帰国するよう刑事が伊藤さんに話したという。

しかし、その日になり、刑事は再び電話をかけてきた。彼は空港にいると言うのだが、上司が彼に電話をして逮捕しないよう命じたという。伊藤さんは言う。

「私は彼に尋ねたのです、「どうしてそんなことができるの?」と。しかし彼は私の質問に答えることができませんでした。」

伊藤さんは、刑事を特定することを拒否した。刑事を保護したいと言うのだ。警視庁は、山口氏の逮捕計画が不調に終わったかどうかについては言及しなかった。「すべての法律に照らして必要な調査を行い、すべての文書と証拠を東京地方検察庁に送りました」と広報担当者は話す。

「私は強くなければならない」

2016年、政府の最新の統計が入手できる年度に、警察は日本でレイプ989件、すなわち女性10万人につき約1.5件を確認している。FBIの統計によると、米国では114,730件のレイプがあり、男女ともに住民10万人あたり約41件が確認されている。

学者たちは、被害者の過少な報告や日本の警察や検察官の態度を反映した統計よりも、実際の日米の犯罪率の差は小さいと話す。

この夏、国会は、110年間で初めて刑法の性犯罪規定への最初の変更を受け入れ、レイプに口腔および肛門性交を含むように定義し、潜在的な犠牲者として男性を含めるようにした。議員たちはまた、懲役刑の最短期間を長くした。しかし、法律は依然として同意については言及せず、裁判官は執行猶予にすることができる。

最近の事件にもかかわらず、大学での性犯罪に関する教育はまだほとんどない。千葉大学では、新入生のためのコースで、最近の輪姦を「不幸なケース」と呼んでおり、犯罪をしないように漠然と促すだけだ。

伊藤さんの場合、山口氏が首相との関係で好意的な扱いを受けたのかどうかという疑念もある。

日本のジャーナリスト、田中あつし氏は、伊藤さんの告訴を受けて、警視庁に立ち向かった。

元内閣官房長官秘書官の中村格氏は、調査官が山口氏を逮捕する用意があったことを確認した。そして彼が逮捕を中止したのだと、田中氏は週刊新潮で報告している。

この疑惑は、TBSでの山口氏の立場には影響しなかったが、昨年、議論の対象となった記事が発表された後、ネットからの圧力で辞任した。彼は日本でフリーランスのジャーナリストとして仕事を続けている。
伊藤さんは10月に彼女の経験についての本を出版した。しかし日本のメジャーなニュースメディアではさほど注目されていない。

伊藤さんの主張を調査する数少ないジャーナリストの一人である望月衣塑子氏は、伊藤さんが直ちに病院へ行かなかったという理由で事態を軽んじた男性の同僚からの抵抗に直面したと述べている。

「報道は性的暴行をまったくカバーしていない」と彼女は語った。

伊藤さんは、それが正に声に出して言う理由だと語る。

「私はまだ強くなければならないような気がします」と彼女は言う。「そして受け入れてはいけない理由を話し続けるのです。」

追記(17:30 3/3/2018)
​いかなる理由であれ、レイプ行為を正当化するようなコメントは削除しますので、ご了承ください。


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1月3日(水)のつぶやき

2018-01-04 03:45:23 | つぶやき
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