田植え機に乗った元サラリーマン

車中泊旅や探石などを楽しみながら生活の中で感じたこと思ったことなどを気まぐれに書き込んでいます

氷結の滝

2024-02-10 | トレッキング

2024年1月29日(月) 晴れ
茨城県北部には山々が拡がっているんですが、山と言っても一番高い八溝山で1,022mあとは500m前後の山でそれが折り重なりように連なっています。どちらか言えば低い山々なんですが、その一部に大昔海底火山だった影響で火山角礫岩で出来たゴツゴツした岩山がありまして、そこには滝が結構あります。全国的に有名な「袋田の滝」もその一つです。今回はそんな滝を散策に行きます。場所は「鍋足山」の西麓、東側は登山ルートが整備されているんですがこちら側は薄い踏み跡のけもの道のようなものがあるだけです。まずは沢沿いを歩きその薄い踏み跡を探しながら奥に進んで行きます。

氷結の滝-1
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この沢床も固い火山角礫岩で出来ています。冬はほとんど流れがありませんのでここを遡上していきます。

氷結の滝-2

登山口から15分ほど進むとお目当ての「不動滝」に到着です。

氷結の滝-3

う~ん、残念ながらほとんど流れもなく氷結もしていません。いつもは両脇に何本も氷柱を作り真っ白く氷結しているんですが、暖冬の影響でしょうか残念です。

氷結の滝-4
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当初氷結の滝を見た後滝を巻いて上部に抜け鍋足山山麓をトレッキングしようと思ったんですが、滝が氷結してないので予定変更して反対側の滝を見に行くことにします。

氷結の滝-5

左側のピークが鍋足山山頂、今回は山頂と右側のピークの間の滝を見に行きます。

氷結の滝-6


駐車スペースに車を停め15分ほど歩くと滝の案内板があります。今日は左側の「中ん滝」を目指します。

氷結の滝-7
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急登を小一時間進むと「中ん滝」到着です。

氷結の滝-8

こちらは標高が高いせいか一部岩肌が白く氷結しています。

氷結の滝-9

近づいてみると一部が解けて水滴が滴り落ちていますが、何とかギリギリ氷結の滝を見ることが出来ました。

氷結の滝-10

これも温暖化の影響でしょうかひょっとしたら来年は見れないかも、寒いより暖かい方がいいんですが氷結の滝が見れなくなるのは何とも残念です。
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冬山登山-2(2024年)

2024-02-04 | トレッキング

三葉峠から南東方向に向きを変え尾根を登って行きます。..

冬山-20
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20分ほど進むと最後の難所に到着、ここはロープの垂れ下がっている岩稜直登コースとそしてややなだらかな迂回コースの2つの選択肢があるんですが、考えるまでもなく右側の迂回コースへ進みます。..

冬山-21

迂回コースといえども頂上直下ですからそれほどイージーではありません。張り出した木の根っこに捕まりながら消えかかったルートの踏み跡をひーひー言いながら登って行きます。

冬山-22

そしてついに見えました頂上、13時ちょい過ぎに何とかかんとか到着です。それにしても時間かかり過ぎ、かなりの体力低下を感じました。

冬山-23

4畳半ほどの広さの頂上、今日は誰もいなくて独り占めです。尾根筋を歩いている時は風がビュービュー吹きつけていたんですが、頂上は樹々が遮ってくれているのか比較的穏やかです。

冬山-24
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標高457mと高さ的には大した山ではないんですが、切り立った独立峰ということで360度のパノラマビューが望めます。

冬山-25

ここまで重かったんですが一眼と先日購入したミニ三脚をザックに入れて持って来ました。早速セッティング、これでたぶん手振れは防げるでしょう。

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先ずは何といってもこれ竜神大吊橋、この光景を撮るためにひーひー言いながら登って来たといっても過言ではありません。

冬山-27

少しアップ、いいですねぇ、美しいです。 近くにいながら「竜神大吊橋」は行ったことも渡ったこともありません。でもこの光景は好きです。竜神大吊橋は橋本来の機能は全くないんです。有料の歩行者専用の橋、でも行ったら戻ってこなければなりません。(反対側に出口はあるものの出口専用でここを出ると戻れません)巨大なオブジェというと言い過ぎかも、でもまぁそんな観光スポットの橋が一つぐらいあってもいいかなと思います。

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竜神大吊橋から北側には茨城県北部の山々が重なり合うように連なり、そしてちょうど180度反対側の北東方面には茨城県の名峰「男体山」が凛として雄々しく聳えています。

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そして北西側には栃木県の雪を被った山々が見えます。これは方角的に那須連峰ではなくその隣の高原山山塊あたりでしょうか?

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さらに左側には日光連山が連なっています。

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南側は木が張り出してやや眺望が悪いんですが、遠くに筑波山方面の山々がうっすら見えます。

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写真を撮り終えたら急にお腹が空いて来ました。今日の昼食はこれ、セイコーマートの100円パスタとホットシェフのおにぎりです。茨城県にはセイコーマートが沢山ありまして、これもここに来る途中のセイコマで購入してきました。これを食べると北海道の車中泊旅を思い出します。私にとってセイコマのパスタは車中泊旅の味です。

冬山-33

昼食を食べ頂上の景色もタップリ堪能しましたんで、13時40分、下山開始です。

冬山-34

順調に下って来たんですが三葉峠を過ぎたあたりで太もも裏側に異変が、少し釣り気味です。そろりそろりと足をいたわりながら一歩一歩ゆっくり下りて行きます。途中籠岩方面から下って来たと思われる二人連れにあっという間に追い越されます。何とかその後を追ったんですが全くついていけません。また足に来るといけないのでマイペースをキープです。

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登山スタート地点の竜神川が見えて来ました。凍結した最後の階段を注意して下ります。

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15時過ぎに亀ケ淵到着、午後の亀ケ淵は何か午前中より神秘的に感じます。

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休憩もそこそこにダム湖畔の4㎞のトレッキングコースを戻ります。比較的フラットで歩きやすい舗装路なんですが、しばらくすると太ももに加えて足裏にも痛みが出て来ました。それでももう少しもう少しと自分に言い聞かせながら歩を進めます。やっと竜神大吊橋の橋脚が見えて来ましたが、あと1.5㎞ほどはありそうです。

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この最後の1.5㎞が長かった、止まると歩けなくなりそうな気がしたんで頑張って歩き続けます。何とか橋の下にたどり着くと、来る時は見えてなかったバンジージャンプのロープが見えます。誰かが飛んだんでしょうか。

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予定時間を1時間30分オーバーして16時過ぎ竜神ダムに戻って来ました。

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往復9.4㎞、久しぶりの登山にはちーと長くてきつかったです。また機会があればチャレンジしたいと思いますが、そろそろ途中で引き返す勇気を持たないといけない年齢になって来たのかもしれません。

冬山登山-1(2024年)
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冬山登山-1(2024年)

2024-02-01 | トレッキング

2024年1月26日(金)
すみませんタイトルち~と大上段に振りかぶり過ぎてしまいました。「冬山登山」といっても軟弱な私が厳冬の北アルプスに登る訳ではありません。正確かつ厳密に言えば冬の里山登山、例年11月末あたりから4月中旬ぐらいまで里山歩きをしているんですが、今年はいろいろあって歩けていません。ということでしばらくぶりに里山に登ることにしました。...
場所は有名な竜神大吊橋のある竜神峡近くの明山(みょうやま)、竜神大吊橋の入り口をやり過ごすして更に先に進みます。..

冬山登山-1
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竜神大吊橋入り口から1㎞ほど北に進むと竜神ダム入り口がありますので、ここを左折します。

冬山登山-2

500mほどクネクネした坂道を上ると竜神ダム駐車場に到着、真上に竜神大吊橋が見えます。デカすぎて全景が入りません。

冬山登山-3

ここの駐車場でしばらく履いてなかったシリオの登山靴に履き替えザックを背負いトレッキングポールを持って、9時30分過ぎ出発です。

冬山登山-4

先ずは比較的フラットな竜神ダム湖に沿って3.8㎞のトレッキングです。

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真上にバンジージャンプのスタート台が見えます。飛ぶところを見てみたいんですが平日はなかなかタイミングが合いません。

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朝の静まり返ったダム湖は湖面に山陰を写して神秘的な雰囲気に包まれています。

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左手にダム湖右手に急峻な崖、こんな道が延々と続きます。多少のアップダウンはあるものの歩きやすい舗装路ですので、ウォーミングアップにはちょうどって感じです。

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竜頭蛇尾の言葉通り竜神ダム湖(竜神川)は進むにつれ少しずつ細くなって行きます。

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そして11時に終点「亀ヶ淵」に到着、3.8㎞ですから小一時間と思っていたんですが、途中のんびりしすぎてしまったようで20分ほどオーバーです。

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ということで休憩も程々に亀ヶ淵橋渡り先に進みます。

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ここに案内板が、明山まで900mです。

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これが数々の言い伝えのある「亀ヶ淵」、じっと見ていると吸い込まれてしまいそうな感じです。

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竜神川を渡渉します。今の時期は水量が少なく登山靴のままでノープロブレムです。

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ここからが登山のスタート、いきなり急登の尾根筋が待ち受けています。

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その後沢に下りて枯れ沢を詰めます。途中に案内板が、まだまだ先がありますがこっちは一杯一杯状態、ちょっと休憩です。

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今度は沢を挟んだ反対側の尾根に取り付きます。これがまた急登、ひーひー言いながら一歩一歩登ります。

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ほとんど体力を使い果たしたころようやく「三葉峠」に到着です。時間は12時30分、ここも予定時間オーバーです。

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風がビュービュー吹いていて気温は低いんですが汗びっしょり、ここで薄手のセーターを脱ぎます。

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ここまでくればあと3~400mぐらい、もうひと踏ん張りです。

冬山登山-2(2024年)
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明山-4

2023-02-13 | トレッキング
下山
 「明山」、今度いつ来れるか分かりませんのでこの眺めをじっくり目に焼き付けておきましょう。............

明山-51
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12時40分、下山開始です。

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下りの急こう配、注意しなければなりません。登山道には幾重にも木の根っこが張り出していて登山靴に引っ掛かります。特に最近は歳のせいか足が上がらなくなって来ていますので要注意です。

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スタート時点では帰りに時間があれば「籠岩」方面に少し足を延ばそうかなと思っていたんですが、そんな余裕は全然ありません。

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尾根から沢筋に下る急こう配、距離はそんなにないんですがトラロープも張ってあり要注意ポイントです。

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以前は登山道はあまり整備されていなかったんですが、最近トレイルランのコースなどが出来たせいか登山道の標識などもかなり整備されています。またコースには100mおきぐらいに赤テープと黄テープが付けられて、道迷いの心配はありません。

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あともう少しです。

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ここは男体山火山角礫岩で出来ているので植生が豊かだと前記したんですが、倒木の上にこんな苔が生えています。細長い針が密生している感じですのでなかなかピントが合いません。初めて見る苔ですねぇ。



登る時には気づかなかったんですが、亀ヶ淵の少し手前の谷に白っぽいものが見えます。

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登山道を外れ近づいてみると、竜神川の深く切れ落ちたゴルジェ状の谷にしみ出した水が凍った氷塊や氷柱がいくつも見えます。キレイです。もっと寄って撮りたいんですが、ヤバイのでこの辺にしておきましょう。

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亀ヶ淵が見えて来ました。最後の凍った階段を下ります。

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13時50分「亀ケ淵」到着、登り始めた時と同じように亀ケ淵は水音だけを響かせ静かに佇んでいます。誰もいません。じっと見つめていると取り込まれてしまいそうな雰囲気が漂っています。足が動かなくなりそうなので、慌てて移動します。

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14時00分「亀ケ淵」出発、さてあと4㎞ちょいありますので頑張って歩きましょう。

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竜神川から竜神ダム湖に続く淵沿いの道は、こんなほぼ直立上の崖にへばりつくように通っています。道の右下も急直下の崖が川底まで続いています。落石防止用のワイヤネットが張ってあるんですが、小石や葉っぱが落ちて来るコロコロ、カサカサという音が始終しています。なるべく道の真ん中付近を歩きます。

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小一時間歩いてやっと竜神大吊橋が見えて来ました。トレッキングポールを使って歩いたんですがそれでもかなり疲れました。足の指の下あたりがちぎれそうに痛いです。もう少しです、頑張りましょう。

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15時15分、竜神ダム駐車場に足を引きずるように何とか到着です。辺りは薄暗くなっていますが、竜神大吊橋は西日を受けてキラキラ輝いています。

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久しぶりの登山で体はボロボロに疲れましたが、いい汗をかいたせいか気持ちは清々しい感じです。天気も良くいい登山でした。

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冬の里山はいいですねぇ、またいつか来ることにしましょう、来れるかな……。

つづく

「明山-1」
「明山-2」
「明山-3」
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明山-3

2023-02-12 | トレッキング
明山頂上の360度パノラマ
 さて昼食も食べ終わりましたので写真撮影です。ここに来た目的の一つはこの「明山(みょうやま)」頂上からの360度パノラマを撮影したかったからなんです。出来ればもっと気温の低いキーンとした空気の中で撮りたかったんですが、今日は大分気温が高くなってしまい残念です。でも微風快晴、まぁいい方でしょう。...
ということで先ずはここ、東南東方角に見える「竜神大吊橋」です。

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これは一見の価値があります。
1994年30数億円(うちふるさと創生資金1億円)をかけて旧水府村が建設した吊り橋です。ただこの橋は行き止まりで橋本来の役目を持っていません。ということで建設当初は無駄使い、無用の長物などといろいろ言われたようです。でも鯉のぼりの谷渡りや2014年のバンジージャンプ開業などもあり、今では茨城県北有数の観光地となっています。ここもと観光客はコロナの影響で減少傾向にあるものの、それでも渡橋者は年間10万人前後はあるようです。

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これを撮るために重い一眼レフをザックに入れて来ましたので、ちょっとズームしてみましょう。おおっ! なかなかいい感じです。

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さらに300㎜の望遠を目一杯ズームです。ここから吊り橋まで直線距離で2㎞ちょいぐらいだと思いますが、駐車場の車までよく見えます。

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橋の奥の集落にピントを合わせてみました。「竜神大吊橋」、上からの眺めも絵になるんですが、あの集落のところからも全容が見える場所があり、斜め下から見上げる「竜神大吊橋」もなかなかのものです。

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次にレンズを南側に向けると、高さは明山と同じくらいの優しい感じの山容の山が見えて来ました。脇にいた夫婦連れの方によると「おかめ山(ぼとく山)」とのことで、ここも眺めがすごくいいそうで、是非にと勧められました。

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その右脇に木立越しに尖った山がみえました。奥の方は三太の湯がある諸沢から旧山形町の集落あたりでしょうか? 最初西金砂山かなと思ったんですが、西金砂山は方角的におかめ山方向なのでどうも違うようです。

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こんどは西側にレンズを向けてみます。遠くに栃木県の雪を被った山々が見えます。方角的に日光方面の山々でしょうか?

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その少し右にも雪を被った山々が、日光連山の北のあたりですから高原山あたりでしょうか?

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さらにその右側に白い大きな山塊が、これはたぶん茶臼岳や朝日岳などの那須連山のようです。

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手前に引くと、茨城県の名峰「男体山」がひときわ高く聳えています。

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折角ですのでズームしてみましょう。南壁の急峻な山容がハッキリ見えます。

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さらに北側には奥久慈の山々が幾重にも拡がっています。

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ぐるっと一回りして「竜神大吊橋」です。

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360度のパノラマをじっくり十分に堪能させて頂きましたので、そろそろ下山することにしましょう。

つづく

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明山-2

2023-02-10 | トレッキング
亀ヶ淵から明山へ
明山登山道に入るには亀ヶ淵から流れ出る竜神川を渡渉しなければなりません。この渡渉の際ひょっとして水が多くて登山靴が濡れるかなと思いビニール袋を用意して来たんですが、流れはかなり干上がっていてその必要はなく簡単に反対側に渡れました。....
 
明山-18
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ただこの階段が厄介です。カチンカチンに凍っていたのがちょうど溶けだしてツルンツルン、油断していると足に体重を乗せた途端一気に持っていかれます。手すりをしっかり掴んで慎重に登ります。

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やっと登山道の入り口に到着、明山まで1.3㎞です。

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おうっ、これは以前来た時にもありました。倒木なのか根っこなのか分かりませんがそこに土が被さってその上に草が生えトンネルを形造っています。高さはそんなにないのでかなり屈まないとザックを擦ります。

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右手にかなり急こう配の山が見えて来ました。亀ヶ淵の上流域の方でしょうか?

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このあたりから枯れ沢に入り登って行きます。これは男体山火山角礫岩、この近辺の山はほとんどこの岩で出来ています。れきと火山灰が凝結固化して硬い角礫岩となっています。この岩が低山ではありますが急峻な地形を形作っています。また岩は礫がくっついて出来ていることから表面が凸凹していて、そこに山野草の種子が付着し多様な植生を形成しています。

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大きな火山角礫岩が沢にはゴロンゴロン転がっていて、その間を縫うように登山道が延びています。

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30分ほど歩いたでしょうか、久しぶりの山登りということで足がパンパンです。もう半分ぐらい来たかなぁと思ったらまだ500m、あと800mもあります。沢筋を登りつめると右手の尾根筋に向かいますが、ここはトラロープがありかなりの急こう配、両手両足を使い這いつくばって登ります。

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ヒーヒーいいながら何とか尾根筋に辿り着きました。

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左手の木々の間から尖がった明山の山容が姿を現しました。まだかなりあります。尾根筋に出て勾配は幾分楽になったんですが足の方が一杯一杯になって来ています。一歩一歩というか一足一足って感じで何とか歩を進めて行きます。

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久しぶりの登山ということもあり乳酸が溜まりに溜まって足は遅々として進まなかったんですが、ギリ何とか踏ん張り分岐点の三葉峠に辿り着きました。

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10時50分三葉峠到着、ここでザックを下して休憩です。

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案内板が整備されて新しくなっています。そしてこの案内板で以前からの疑問が解けました。以前にこの「明山」を登った時にこの山の名前は何と読むのかなと疑問に思っていました。「あきやま」「あけやま」「めいざん」「みょうやま」「みょうざん」のいずれかなとは思っていたんですが、調べても小さな山なんで詳しい資料はなくはっきりせずにモヤモヤしていました。でも案内板にははっきりと「Mt.Myoyama」と書いてあります。これでスッキリです。

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そしてもう一つ、「三葉峠」、これも「さんようとうげ」「みつばとうげ」どっちかなと思っていたんですが、これもはっきり「Sanyo Pass」と書いてあります。こっちもスッキリです。大したことではないんですが、こういう気遣いは良いですねぇ。 

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さてあと200mぐらいなんですが足にかなり来ていますのでどうしようか考えてしまいました。予定時間はかなりオーバーしており引き返そうかなとも思ったんですが、もうちょっと頑張って登ることにしました。

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水のペットボトル2本持ってきて良かったです。1本はほぼ底を尽きかけています。

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何とか頂上直下まで来ましたがここで最後の急登が待っています。写真ではそれほどでもない感じですがトラロープがあることから分るようにほぼ直角に近い登り、それも直登の健脚ルートです。

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当然私には厳しいので即右手の軟弱ルートを選択、迂回してこちらを登ります。こちらも軟弱ルートとはいえそこそこ急峻です。

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ヒーヒーいいながら登りつめて、12時5分、何とか「明山」頂上到着です。

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5m四方の狭い頂上で先客の夫婦連れがお弁当を拡げていましたが、少し場所を譲って頂き私もセイコマの100円パスタとおにぎりをザックから取り出して昼食です。

つづく

「明山-1」
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明山-1

2023-02-08 | トレッキング
竜神ダムから亀ヶ淵へ
冬は寒いこともあり家に閉じこもり気味で運動不足になりがち、ということで運動不足解消に山に出かけることにしました。まぁ山と言っても高い山は無理なんで例によって近場の里山です。.........
7時30分過ぎ自宅を出発、先ずは途中のセイコマで昼食の100円パスタとおにぎりを購入です。
 
明山-1
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そのままいつもの県道33号線を北上します。10分ほど走ると目的地付近に到着、「竜神大吊橋入り口」おっとこちらではありません。

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さらに1㎞ほど北上、ありました「竜神ダム」入り口、ここを左折です。

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8時10分、竜神ダム駐車場に到着、10台ほど停められる駐車場ですが既に1台停まっています。ここでザックと登山靴を取り出し準備を整えます。準備をしている間に3台ほど車が入って来ました。平日で誰もいないと思っていたんですが、ここは結構人気の登山ルートのようです。

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ダムの上には観光客に大人気の「竜神大吊橋」がかかっていますが、デカすぎて大分後方に引かないと全景が入りません。う~ん、ギリ何とか収まりました。

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さて準備も整いましたので8時30分出発です。空は雲一つない快晴、絶好の登山日和です。

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竜神ダム湖の右側に沿って遊歩道が続いており、ここを進みます。

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真上から嬌声が聞こえてきます。バンジージャンプのスタート台のあたり、どうやら飛ぶみたいです。写真に撮ろうと2~3分待ってみたんですが、まだ時間がかかりそうでしたので先に進むことにします。

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延々とダム湖が続き、鏡のような湖面は周囲の山肌をキレイに写し込んでいます。ただ周囲の木々が視界を阻んでなかなか思うように写真が撮れないのが残念です。

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あれぇ、確かスタート場所の案内板も「亀ヶ淵3km」、もう1㎞ぐらい歩いたはずなのにまだ「亀ヶ淵3km」の案内板、う~ん、これは信用出来ませんね。以前歩いた時には1時間以上かかりましたので全部で4㎞ぐらいあると考えときましょう。

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さらに曲がりくねった道を進むと、遊歩道下の竜神ダムはいつしか細い流れの竜神川に変わったようです。

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滝と呼ぶには小さ過ぎますね。

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おっとこっちは立派な氷結滝です。

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9時30分、そんなこんなで取り敢えずの目的地「亀ヶ淵」に到着です。

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竜神橋を渡りこの看板から川原に下ります。

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数々の伝説が残る神秘のスポット「亀ヶ淵」です。気のせいか周囲には何とも厳かな感じが漂っている気がします。

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「竜神ダム管理事務所」から「現在地」まで歩いて来ました。

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さてここまではほんのアプローチ、ここからが登山の本番、地図の「現在地」から「西金」と書いてある方向に登って行きます。

つづく
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シリオ-4

2022-01-27 | トレッキング

さらに登っていくと渓流の雫が凍った氷柱が少し見えるようになって来ました。....

生田沢‐13 
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氷柱はしばらく前に来た時と比べるとしょぼい感じですが、標高を上げるにつれそこそこ見られるようになって来ました。

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そして左手のこんな見上げるような崖を過ぎると目的地に到着です。

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この橋を渡った先を目指してやって来たんですが、橋はところどころ朽ちて穴が開いて渡るのはダメのようです。

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仕方ないので手前の左側から少し沢に下りたところから眺めることにしました。これが今日の目的地の「生田(おいた)の大滝」です。

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左右両側の淵のあたりに少し氷結したところが見えますが、氷結の滝と呼ぶにはちょっと寂しい感じです。

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ちなみに下の写真は10年ほど前の2012年2月4日、初めてこの滝に来た時に撮影した写真、中央部分まで氷結したところが確認出来ます。

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10年前と比べると氷結した部分は少ないですが、まぁそれでもなかなか迫力のある滝です。

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流れる滝が凍るには氷点下10度~15度ぐらいの日が一週間ほど続かないと凍らないと以前に聞いた記憶があります。

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水量の影響などもあるのかと思いますが、やっぱり温暖化の影響なのでしょうか?

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滝を眺めそんなことを考えながら昼食のおにぎりを頬張ります。

生田沢‐23

滝は十分堪能しましたので戻ることにしましょう。こちら側から見るとやっぱり橋は渡れない感じです。

生田沢‐24

3㎞程下り駐車した車のところに戻ると正面に昨日行った鍋足山群がきれいに見えます。

鍋足山群

5年ほど前の2016年に購入した「シリオP.F.430」ですが,

シリオP.F.430

靴底もまだまだ大丈夫そして足にもフィットしていますので、この先もコイツとしばらく頑張りたいと思います。
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シリオ-3

2022-01-26 | トレッキング

久しぶりにシリオ君を引っ張り出してトレッキングに出かけたんですが、1日だけでは物足りないかなぁということで翌日も出かけることにしました。...

シリオ
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昨日は急登があって少しへばったんで今日はやや距離はあるんですがフラットなコースにしました。昨日の鍋足山から国道349号を挟んで反対側に里美富士という山があるんですが、その南麓の生田沢(おいたさわ)をトレッキングします。ちょうど写真中央あたりです。

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文字が見づらいですが林道「生田入線」と書いてあります。生田沢沿いにこの舗装された道をしばらく登ります。

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少し歩くと沢はこんな感じの渓流の様相を呈してきて、杉木立から水の流れる音がそして周囲からは鳥のさえずりが静かな林道に響いています。

生田沢‐3
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2㎞ほど歩くと分岐に林道は沢を渡って右に続いていますが、生田沢のルートは沢沿いですので左側の道を進みます。

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左側の道を少し進むと「通行止め」の標識が、何となく通行止めの理由は予想が付きますので、ここから先は自己責任で先に進みます。

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右側に渓流の音を聞きながら登っていくと渓流の中に小さな滝が見えて来ました。ここから生田沢の滝群の始まりです。

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通行止めの理由は多分これですね、登山道が半分ぐらい崩落、振り返ってみると結構崩れています。

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直ぐに里美富士側から流れる沢との出会いに到着しました。うん、何年か前に来た時には半分ぐらい氷結していたように記憶していますが、今日は淵に少し氷柱が見えるくらい、そして水量も多いです。この木の橋もちょっぴり渡るのが怖い感じ、一歩一歩確めながら渡ります。

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淵に飛沫が氷結した氷柱が少しだけ見えます。

生田沢‐9
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橋を渡った先からは上流に向かって小さな滝群が続いています。

生田沢‐10

そして「見返りの淵」という看板が、

生田沢‐11

これは多分戻って来る時に「後ろを見返る」という意味だと思うんですが、私は思わず周囲を見廻してしまいました。すると渓流の反対側にこんなものが、岩の上に大きな杉の木が聳えています。前回訪れた時は気づきませんでした。スゴイですというか怖いです。「抱き岩の杉」とでも名付けましょうか。

生田沢‐12

目的地はもう少し上流ですのでさらに登って行きます。
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シリオ-2

2022-01-24 | トレッキング

車まで戻ったんですがまだ11時前、朝セイコマで昼飯のおにぎりを買って来てしまいましたのでさてどうしましょう。ということで帰宅するにはまだ早すぎるので、予定外ですが鍋足山の東側にぐるっと廻ってハッチメ滝と中ん滝、北の入り滝を見に行くことにします。..

シリオ
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鍋足山の西側から東側に行くには北側の大子町にある猪鼻峠経由で行くんですが、少し前に南側の国道461号線の北沢トンネルが開通したと新聞に出ていましたので今日はそこを通って行くことにします。
いやぁ快適ですねぇ、5~6分で旧里美村の折橋交差点に出ました。今まではここを通るときはどうか前から対向車が来ませんようにと祈りながら遠った酷道だったんですが、このトンネルで快適な道路に変わりました。(これで常磐道高萩インターから国道461号を通って袋田の滝に行くのが時間短縮になりかなり楽になったと思われます)

北沢トンネル 

いつもの駐車スペースに車を停め登山道を進みます。北側の山麓あたりからチェーンソーの甲高いエンジン音が聞こえて来ます。どうやら間伐をしているようで音のする方を見やると木が伐採され山肌が見えているところがあります。鍋足山に続く登山道を15分ほど登ると杉木立の間からハッチメ滝が見えて来ました。

ハッチメ滝‐1

久しぶりのハッチメ滝、相変わらず水量が少ない感じ、もうちょっと水量があると迫力があるんですが……。この近くに別の滝もあるんですがこの分だと期待薄、ということで入口まで戻って次の中ん滝に行きます。

ハッチメ滝‐2
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途中の沢をよぎります。水量はそこそこありますが凍っていないので滝が氷結しているかちょっと心配になって来ました。

中ん滝‐1

さらに15分ほど進むと木々の間の奥の方から白っぽくチラチラ光るものが見えて来ました。ここからが胸突き八丁、一息入れてゆっくりゆっくり急登を登って行きます。さてさて滝は氷結しているでしょうか、

中ん滝‐2

うお~っ、完全に氷結しています。水は流れていません。

中ん滝‐3
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滝壺もガッチンガッチンに凍っています。

中ん滝‐4

滝上部に陽が当たりますので温度が上がって氷が剥離しカラッカラッと音を立てながらひっきりなしに落ちて来ます。落石ならぬ落氷ですね。こんなサッカーボール大の大きな氷も滝壺に落ちています。こんな氷に当たったらひとたまりもありませんので横に移動して昼飯のおにぎりの包みを開きました。

中ん滝‐5

冷え切ったおにぎりなんですがこの滝を眺めながら口に頬張ると美味しさひとしおです。もう少しカメラを引いて撮ると迫力が増すんでしょうが滝壺が狭いうえその先が急な斜面になっていてこれ以上引けません、残念。

中ん滝‐6

さていつもなら次の北の入り滝に向かうんですが体力が一杯、無理せずに今日は帰ることにしましょう。どうやら年々体力は落ちて来ているようで、来年また来れるかなぁ。
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