なな「あーあーあーあー・・・・・・・」
乗っちまったよ・・・・
優奈「・・・ウチ・・・いいや・・・」
なな「え?」
優奈「お兄ちゃんに会えるなら、違う世界に行ってもいい」
なな「・・・・偉い!!」
ななは優奈の髪をくしゃくしゃにした
優奈「ちょっ・・・」
なな「なんか純粋だね!」
優奈「・・・ななは・・・どうしてこの電車に乗ったの?」
なな「自分を変えるため!」
優奈は目をぱちぱちさせた
優奈「凄い・・・」
なな「そんな事ないっすよ。思いつきなんだー。それに調べたい事あったし」
優奈「調べたいこと?」
なな「・・・・この世には、戦士が存在するって事。そして、その戦士を兄貴から受け継いだって事」
優奈「戦士・・・」
優奈とななの鼓動が高まった
≪次はー七色町ー七色町ー≫
なな「七色町・・・?」
優奈「初めて聞くね・・・」
やっぱり・・・
異世界だ・・・・
来ちゃったんだ・・・・
異世界に
ななは外を見た
すでに夜は明けていた
ななは目を疑った
外は色とりどり
そして、ドアが開く
優奈「なな・・・・」
ななは決心した
自分は自分だと
なな「行こう
異世界だって構わない
自分が自分であるかぎり
目を瞑るのは
許さない」
??「ようこそ・・・
色の街へ・・・・」