今年の8月20日から天声人語の書き写しをはじめた
きっかけはごんおばちゃまの暮らし方というブログでお片付けの隊員になり、ものを捨て始めたこと
子供たちが数ページしか使わずほったらかしにしていたノート
まだまだ使えるのに、ポイしてあった筆記具
人様には差し上げられず、さりとてこのままショブンするにはちょっと心が痛い
それなら、もう一度役立ってもらってから清くショブンしようと思い、使い道を考えた
そして行き着いたのが天声人語
父が生きていたころ、孫(私の息子)たちに、やりなさいとよく言っていたっけ
「おじいちゃん、遅ればせながら私がやるわ」
そして3か月
ノートは4冊目に入った
いろんなノートを使って気づいたことがある
紙の質の違いだ
同じペンで書いてもにじまない紙、にじむ紙がある
そしてもうひとつ
細書きのペンは字が上手に書けると思い込んでいたが実はちがうということ
年のせいか筆圧は弱くなり、やわらかいペンのほうがスムーズに書けるのだ
書き写しをやったからといって、ただ写しているだけで、字が上手になるわけでも内容がしっかり頭に入るわけでもない
忘れていた漢字を一瞬でも思い出すことがあるていど・・
それでも毎日約20分足らずの時間、続けているのはなぜだろう
書いている間父の言葉のあれこれが浮かんでくる
学生時代、父の言うことをもっと真剣に聞いて実行していたら
私の人生はもっともっと豊かになっていたのでは???
今、あの時こうしていればとか、あの時こんな勉強をしておけば・・と後悔するのは
すべて父がやりなさいと言ってたことばかりだったことに気付く
天声人語の書き写しをすることで今になって私は父と向き合っているのかもしれない
裏通路に咲いている小菊
先週末の大雨で根元から横倒しになってしまった
まだきれいな間に少し飾ってあげましょ