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ポジティブな私 ポジ人

人生の終わりに近づくと知りたくなる事

幼い頃から「死とは何か、死んだらどうなるのか、霊は存在するのか」恐怖を感じながらも興味を持っていた。

いつか信頼出来る“死後の世界に詳しい人物”が現れたら、幽霊はいるのかいないのか聞いてみようと思っていた。
これまで出会った人たちの中には、その人のおばあちゃんが霊視できる人だったり、友人に霊感が強い人がいるという話は時折聞いたが、残念ながら、そのような人物に直接会うことはなかった。

あまり探究心の強い人間ではないので、関連本を読み漁るということはしなかった。たまたまその時代に出会った関連本を数冊読んだぐらいだ。
ベストセラーとなったエリザベス・キューブラー・ロスの著書「死ぬ瞬間」から始まり、ワイス博士の「魂の伴侶」、僧侶の大島祥明の著書「死んだらおしまい、ではなかった」などなど読んだ。

最近、私が読んだのはアメリカの女優シャーリー・マクレーンの著書「アウト・オン・ア・リム」だ。

私は元々彼女の大ファンというわけでは無いが、好感は持っていた。
シャーリー・マクレーンの映画は、中学生の時にラブコメディー「アパートの鍵貸します」などの映画2、3作品、後に「愛と追憶の日々」を観た程度だ。
彼女はその後も精力的に女優として活躍している。

「アウト・オン・ア・リム」は私にとっては、未知の世界への入門書のようでもあり、これまで読んだ本の集約本的に密度の濃い本だった。
人によって様々な感想を抱くと思う。
信じられない出来事が多く書いてあるが、私は著者の作り話しだとは到底思えないので、真実だと思っている。

彼女はものすごく好奇心と探究心が強いので、相当数の関連本も読み込んでいる。
本書をガイド本として読みながら、彼女の驚きや迷いに共感しつつ、彼女と一緒に不思議な体験をしていく感じはとても心地の良いものだった。

「老いて死ぬ事」に恐怖心がある人は、これを読むと幾分心が安らぐのではないだろうか。

人は年を取ると、やはりこれから行くであろう“あちらの世界”に興味を持つものなのだろう。私が最たるものだが。

かつて日本の俳優、丹波哲郎も50代後半から、様々な死後の世界の本を出版して世間を驚かせた。
当時20代前半だった私は、俳優として名声を築いていた丹波哲郎を認めていたが、著書については失礼ながら「どうしちゃったんだろう、この人」位にしか思っていなかった。そんなわけで、彼の著書には、まるで関心がなかった。

後に彼の本を元に「丹波哲郎の大霊界 死んだらどうなる」が映画製作され、テレビで放映された時に見たが、自分が若く、死から遠い所にいたせいもあって、完全にエンタメとして眺めていた。

人は若いうちは死後の世界について関心が薄いのだと、今更ながら自分を振り返って思う。
しかし、年を取ると、より現実の事として、死後の世界について関心を寄せるのだ。

人生100年時代と言うけれど、私は80年で十分だ。そして今、8割方を過ごし、いや、80年生きる保証もないから、8割以上来ているのかも知れない。
死を恐れてばかりもいられないので、旅立ちの日まで、あちらの事を調べて準備を整えておかなければ、などと思う。

これまで知り得た事を、ものすごくシンプルに表すと、

魂は存在し、肉体は現世での“魂の器”に過ぎない。
人の一生は、簡単に言えば「魂を磨く場所」である。
魂を磨く事は人生において、より良く生きることに他ならない。
人を妬んだり、憎んだり、悪事を重ねて人の一生を終えた魂は、再びこの世に生まれ出て魂を浄化するべく、一生を生きる。
魂を磨くという目的を知らずに前世と同じように生きる者は、永遠に人の一生をメビウスの帯の様に繰り返し続けて行く事になる。

魂を清め続けて行けば、人格者と呼ばれる人物になるのだろう。そこまで高まれば、メビウスの帯を抜け出し、もう人の一生を生きる必要は無く、精霊になるらしい。
マザー・テレサはきっと精霊になって、天上にいるに違いない。

こうして考えてみると、これは宗教の教えではないかと思った。

私は何処の宗教にも属して無いので、詳しくは知らないが、様々ある宗教で説いている事に似ているのでは無いだろうか。

太古の時代、アニミズムから発し、後の各派宗教へと発展して行ったと考えれば、魂の存在は古代において間違いない真実だったと思う。

私の魂はまだまだ磨き足りないようなので、来世も何処かに生まれ落ちるだろう。

出来れば、今度は性別男性でお願いしたいと思う。願いは聞き入れられるだろうか。




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