台湾偏愛日記~台湾の団地に行きたい~

台湾の団地マニア・tamazoの台湾見聞記。眷村と日式建築と市場と台湾の店の整然としたごっちゃり感が大好きです。

台中の春水堂創始店は定食屋としても利用可!おいしい!!

2020-10-30 07:14:11 | グルメ

台中の春水堂創始店に食事に行きました。

特に繁華街というわけでもない、周りに日式建築がぽつぽつある静かな通りに店はありました。

店頭には「タピオカミルクティー発祥の地」とのプレートと、巨大タピオカミルクティーのオブジェあり。

店内は地元民で賑わっています。この時は観光客はほとんどいないようでした。壁に世界の人がタピオカを飲む可愛い絵が。

タピオカは支店の場所を示しているようです。アフリカにもあるの、すごくないですか?

食事メニューが大量に書いてあって目移りします。

とりあえず、鯛のかば焼き定食(270元)と東坡肉定食(230元)を注文。

ていうか、店内の客が誰もタピってませんでした。おそらく冬だったというのもあると思いますが・・・。みんなわいわい賑やかにご飯を食べています。

注文したものが到着!

鯛のかば焼きは、期待通りウナギが鯛に置き換わったもので、甘辛い味付けで日本人好みです。次もこれを食べたい!副菜もいっぱいついて、1000円くらいなのでお得感ありです。

もっと地元民しか行かないような安くて美味しい店はありますが、清潔でゆったりした店でご飯ものを食べたいと思ったら春水堂はありですね。ついでにデザートもいろいろありますし。

草悟道の横にある「春水堂公益店」や台北の松山文創の「春水堂松菸店」も食事メニューがあったので、台湾の春水堂はご飯が食べられると思います。

私もせっかく来たし!と、地元民しかいない店にチャレンジしがちなのですが、やはり気疲れするのでたまには馴染みのあるところに行って、無理せず旅行を楽しむのも必要かなと思っています。

◆春水堂創始店(台中四維店)
台中市西區四維街30號
8時00分~22時00分(無休)


屏東の「台糖冰品」は台糖工場併設のアイスキャンデー屋。

2020-10-25 08:03:09 | グルメ

屏東駅から南に徒歩20分ほど。

台糖屏東総廠を見学したかったのですが、予約方法がわからないまま来てしまったうえ定休日で入れず。

とりあえず、外から見えているサトウキビ運搬列車などをバシバシ撮りました。

 

「台糖冰品」は、台糖屏東総廠に併設された台糖製のアイスキャンデーや飲み物を売る店です。無休で毎日開いています。せめて台糖製のアイスキャンデーだけでも食べようと入りました。

中は社員食堂のように簡素でだだっ広いです。

棒キャンディーはパンナップル味を選択。かなりサッパリした味でした。15元(60円弱)です。

公園に隣接していて家族連れで楽しむ場所のようで、店の横では子供向けイベントを行っていて大賑わいしていました。

ここにも蒸気機関車が展示してあって、近くで見ることができます。

「台糖冰品」一帯は、工場の福利厚生施設だったようで、運動場もありました。

「享受台糖。享受健康。」というスローガンも残っています。

台糖は、国民政府が日本統治時代の製糖会社の資産を接収・合併させて設立した会社で、1950年代から1960年代にかけて砂糖製品を輸出し、当時台湾の最大企業でした。台糖の本業である製糖業は衰退していて、1990年代から多角的経営に乗り出していて、スーパーの経営(台糖量販Taisuco)や農業・畜産業・レジャー産業などを行っているそう。レジャー産業としては、かつてサトウキビを運搬するのに使っていた列車を烏樹林糖廠で観光用トロッコ列車として営業したら人気となったので、他の糖廠でも行うようになっているとのことです。

私もいくつか台糖関連の観光施設に行きましたが、一番工場萌えだったのが高雄の「台糖高雄廠(橋頭)」。操業停止してそのままの工場が保存してありました。広大な倉庫は、太鼓のパフォーマンス集団の合宿所兼劇場で、子供向けのワークショップなども行っていました。

台南空港近くの「台糖仁德廠」は、「十鼓仁糖文創園区」として完全にリノベーションされて、ここも太鼓パフォーマンス集団の活動拠点になっています。高雄と違うのは、結構高い入場料(399元)を取っていて、太鼓集団のパフォーマンスを見学する前提になっていること。糖蜜のタンクをリノベーションしたカフェや、工場一棟をまるごと使ったブックカフェも素敵でした。ここにも「台糖冰品」があり、ここは中に入らなくても買えます。

次はサトウキビ列車に乗ってみたいなあ・・。

◆台糖冰品

屏東縣屏東市台糖街67號

10時00分~18時00分(無休)


基隆土産は「李鵠餅店」!美味しくて一個60円。

2020-10-14 07:20:34 | グルメ

基隆土産を買いに、「李鵠餅店」へ。ここは支店がどこにもないので基隆に買いに来るしかないのです。

台北にパッケージも名前もそっくりな店があるけど、無関係らしいです。

近年はパイナップルケーキの高級化が進む中、昔ながらの製法と価格を守り何と「鳳梨酥」一個16元(約60円)。最近流行しているパイナップル繊維が感じられるようなものもいいですが、この昭和の洋菓子のような素朴な味わいも捨てがたい。他にもイチゴジャムが入ったイチゴケーキ「草苺酥」も美味。

変わり種ではカレークッキー「咖喱酥」もあり。お土産にしたかったけど賞味期限が3日ほどだったので断念。

地元民が10個入りを3つ4つと買っていく中、私も負けじと鳳梨酥と草苺酥を合計40個購入。
まだ台北で団地に行く予定だったので、ずっしり重い袋を抱えたまま台北に戻りました。

ちなみに台北にはバスも鉄道も同じくらいの所要時間です。(一時間)

バスが飛ばしているというよりも、鉄道がかなりのろのろ運転という印象です。

バスの方が電車よりも安価かつ便数も多いので便利ですが、基隆付近のスピードダウンした列車の車窓から至近距離で見える民家がとても面白いので、一度は列車に乗ってみてください。

李鵠餅店

200基隆市仁愛區仁三路90號

9時00分~21時00分


桃園の「鹿點咖啡Luna桃園店」にそっくりなカフェが大阪にある!

2020-09-26 09:04:56 | グルメ

酷暑の7月、私は丘陵地にある日本統治時代に創建された桃園神社に向かっていました。

まもなく神社というところで、この店を発見。大きな窓から無茶苦茶大きい月が見降ろしています。

一瞬美容室かと思いましたが、カフェだったので即入店。店先には「満月」と書かれた看板が。ここは鹿點咖啡というチェーンのカフェの一店舗で、「鹿點咖啡Luna桃園店」というお店でした。チェーン店といって桃園市内に3店舗しかないそう。ちなみにこの月は、ほかの店舗には無いようです。

店内は広いものの席数は少なく、今思えばソーシャルディスタンスを先取りした店でした。

本格的な珈琲とワッフル(またこれが特大で食べ応えありまくり)を食べるとすぐに上階を見てきていいか尋ね、快諾を得て二階へ。

可愛い階段を登らせてもらって二階へ。これは2階から3階への階段ですがこれまた鉄窓花っぽい手摺が良い。

ここは二つの住宅を繋げたようで、ワイルドな壁のぶち抜きがおしゃれ。二階も広いのに、席は6~7テーブルしかありませんでした。

月はこんな感じ。夜になったらきっと灯りが点くと思うので、それもまた見たい。

またトイレも可愛く、タイル好きは悶絶必至。

奥に別の階段があり、いいタイルが貼られています。

階段の横のテーブルセットが絵になりまくりで、私のZINEの表紙にしたくらいです。床のタイルがまたいいんですよね。

ところで、これにそっくりのカフェを大阪に発見しました!南堀江にある台湾茶専門店「Moonkery」です。

よく見ると月の質感や色は違うのですが、外から見える様はそっくり。

二階に上がって月と一緒に写真を撮る女子多数。

大きい月は見るだけでテンションが上がるし、タピオカ無しの台湾茶も本格的で美味しかったのでお勧めです。

 


台南で甘くない食事ができるのは「奉茶」の二階。

2020-09-20 14:56:05 | グルメ

台南の街の雰囲気が大好きです。路地だらけでどこを歩いても面白いし、宿はハズレ無しだし、果物は豊富。

ひとつだけ苦手なのが、料理の味付けが甘いこと。なんでも、昔砂糖が貴重だったので、砂糖を惜しみなく使えるのが裕福さの象徴だった名残だそう。

私にとってはどの料理も甘く感じられ、前回行った時はいっそ甘いならと、夕食に果物とかき氷を食べたりしていました。でもさすがに牡蠣のおかゆは甘くなかったのでセーフでした。

2年ぶりに台南に行った時、それをすっかり忘れて美味しそうな餡かけ粽を食べてびっくり!餡が甘い・・・。それもかなり。同時に頼んだ魚スープも甘くて逃げ場無し。でも完食しました!ピーナツ粉とパクチーがいっぱいかかってて写真映えするんですが・・・。

めちゃくちゃ賑わっていますが、ここは店内ではなく亭仔脚(台湾によく見られる強い日差しや雨をよけるためのアーケード)の下です。

私が食べたのはベジタリアン向けの「菜粽」35元(約130円)です。思い出しても激安です。拳骨くらい大きかったし。これで甘くなければ・・・。甘いのが大丈夫な方にはお勧めです!

で、甘くない料理が食べられる店ですが、ありました。

それはみんな大好きお茶の名店「奉茶」の2階のレストランです。レストランにはお茶スタンドの右横の細い階段を上がります。

上がると意外と広い店内。高級感があります。ちなみに予約なしで入店しましたが、1月の平日とあってガラガラで観光客はゼロ。余裕で入れました。

古民家を改装したとのことで、天井にその面影が。

これはかなり高いかもとビビりながらメニューを開くと、「〇〇式火鍋」(〇〇には国名が入ります)がずらりとあって、どれも350元(1300円)~380元(1400円)くらいと夕食としては手ごろな価格でした。よくわからないまま、ベトナム式を選択した私。

香辛料が効いてて、野菜もシャキシャキ、お肉もいっぱいついてて、茶色っぽいお米は香が良い、そして甘くないっていうかちゃんと辛い!

今度から辛いものが欲しくなったらここに駆け込もうと思いました。

あと、火鍋屋さんに行けばいいのでは?と気づきました。