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中国ドラマ「秀麗伝~美しき賢后と帝の紡ぐ愛~」第45話 あらすじ

2017年03月26日 19時17分07秒 | 秀麗伝(中)

「謎の刺客」


琥珀の持ってきた薬の入った器を手に取る麗華。琥珀が何か言いたげに見つめ、麗華は「気持ちは分かるけど、今回は出陣させて」と言う。「でも、お腹の子が…」と言う琥珀。麗華は「仕方ないわ、陛下と数カ月も離れるなんて耐えられないもの。あなたと陰興がいれば安心よ」と言う。そこに劉秀が来る。

「懐妊を隠して出陣するつもりだったな。子がどうなってもいいのか?」と言う劉秀。麗華が「そんなことない」と返すと、劉秀は「宮中に留まってくれ、できる限り早く戻る」と言う。麗華は「置いていかないで。いつも一緒にいる約束よ」と頼む。劉秀は「お腹の子や劉陽はどうする」と言い「身ごもった君がそばにいては心配で戦に集中できぬ。君を失えば皇帝でいる意味などないのだ」と話す。「分かったわ、分別はあるもの。約束よ。急いで戻って」と言う麗華。劉秀は「はい」と返事をする。

自らの手で薬を飲ませたあと、劉秀は麗華の髪を梳きながら「“一度 梳けば生涯 富貴 二度 梳けば無病息災”」と言う。麗華が「何?」と聞くと「誰もいない時は“文淑兄さん”と呼んでくれ」と言う劉秀。劉秀が麗華の白髪を抜き、痛そうな顔で「陛下」と麗華が言う。劉秀が「何と呼べと言った?」と聞き「文淑兄さん」と言う麗華。

「あっと言う間ね。思い返せば幼い頃、私も母上の白髪をふざけながら抜いていたわ。いつしか私にも白髪が生えていた。文淑兄さん、あなたは皇帝になっても昔と変わらず私に接してくれるわね。この身が恨めしい。どこまでもついていき戦いたかった」と麗華が涙ぐむ。劉秀は「医者いわく、悲しみは肺を傷つけ、悩みは脾臓を、怒りは肝臓を損なう。朕の子を宿しながら悲しむとは大胆不敵だ。体の弱い子を産むつもりなのか?」と話す。麗華は笑い「冗談はやめてよ。肺や肝臓を損なうなんて」と言う。

しばらく1人にさせてしまうことを謝り「懐妊したことは皇后に知られぬようにせよ。陰興をそばに付ける」と言う劉秀。麗華は劉秀を心配し「陰興は従軍させるわ」と言う。私を甘く見ないで、琥珀もそばにいてくれる、と。劉秀は麗華の肩を抱きながら「帰りを待て」と言い、麗華はうなずく。


過珊彤が嬉しそうに「陛下は私に配慮なさいました。陰麗華を伴わず出陣するそうです」と過主に言う。「お前は本当に純粋ね」と言う過主。過主は数日前に西宮を探らせ、麗華がまた懐妊したために陛下が帯同を取りやめたことを話す。「また懐妊?」と聞く過珊彤。過主は「心配しないで。陛下がいなければ、お腹の子供なんて何とでもできる。懐妊を伏せるつもりなら、それを利用しましょう」と言う。


西宮。麗華が安胎薬を飲もうとしているところに過珊彤が来る。何の薬か過珊彤に聞かれ「最近、熱さが続くせいか食欲が湧かず、体を冷やす薬を飲んでいます」と麗華が答える。「偶然ね。新鮮なレンコンとキュウリで汁物を作ったの。体の熱を取り、食欲を増幅してくれるわ」と言う過珊彤。飲まないわけにはいかず、仕方なく麗華は飲み干す。
過珊彤が出て行くと、麗華はふらついてしまう。


床で休んでいた麗華は、目覚めると真っ先に「子供はどうなった?」と琥珀に尋ねる。「何ともありません。侍医によれば体が冷えているので、温かいショウガ水を飲むようにと」と言う琥珀。安心した麗華は、もっと注意しなくてはいけないと考える。


「今朝、起きたら部屋に」と劉陽が翼を劉強に見せに来る。そこに来た過珊彤が「面白そうな玩具ね」と言う。「これは何ですか?」と劉強が聞くと「陛下によれば、陰貴人が新野にいた頃、自分で作った玩具だそうよ」と答える過珊彤。過珊彤が、陰貴人はこの翼をつけて空高く飛んだとか、飛んでみせてもらったら?と言い、劉陽たちは麗華の元へ駆けて行く。過珊彤はそんな子供たちを見ながら「瑛絡、行くわよ。陰麗華が飛ぶ姿を見ましょう」と言う。


劉陽は「母上はこの翼で空を飛べるとか」と言う。「これをどこで?」と聞く麗華に「今朝、部屋の外で見つけました」と答える劉陽。劉強が「劉陽がどうしても飛ぶ姿を見たいそうです」と言う。麗華が返事に困っていると「楽しみね」と言いながら過珊彤が入ってくる。私も見たいわ、飛ぶ方法を皇子たちに見せてやって、今日、この目で見られるとは感激よ、と。

「お目にかけるほどでもありません」と言う麗華。過珊彤は「では、この翼ごときを大仰に触れ回った陛下は、井の中の蛙にすぎないと?」と言う。琥珀は「大切な陰貴人に万一のことがあれば陛下にとがめられましょう」と、自分が代わりに飛ぶと話す。「の分際で偉そうに。不届き者、口を慎みなさい」と言い、琥珀の頬を殴らせようとする過珊彤。麗華は急いで謝り、翼を準備させることにする。


翼をつけ屋根の上に登った麗華。しかし風も強く、麗華はなかなか踏み出すことができない。覚悟を決めたその時「麗華、何をしている?」と言う劉秀の声が。麗華は飛ばずにすみホッとする。
「なぜ皇后が西宮にいる?」と過珊彤に劉秀が聞く。降りてきた麗華が代わりに「皇子たちが翼を見つけて、私が飛ぶ姿を見たいと言い出したのです」と答える。「陰貴人の仰るとおりです。それで私も皇子たちと一緒に見物を」と言う過珊彤。

劉秀は「今後は陰貴人の体に負担をかけるな。出陣前、侍医から懐妊を知らされたゆえ、陰貴人を宮中に残した。お腹の子供に何かあれば責任を問うていたぞ」と言う。皆が跪き、劉秀と麗華を祝う中、怒りで立ち尽くしていた過珊彤を急いで瑛絡が座らせる。やっと「お祝いします。お姉様が身重だとは知らず、騒ぎを起こしました。私に罰を」と言う過珊彤。「皇后よ。国母として後宮を治め皇子を導くべきなのに、騒動を起こすとは何事だ?まあよい。懐妊を知らなかったのだ、責めはせん」と言う劉秀。

劉秀は過珊彤を下がらせると、苦労をかけたと麗華に詫び「子供が生まれるまでは、そばを離れない」と言う。「隴右はどうするの?」と麗華が聞くと、劉秀は「政務は私に任せておけ。君は安心して子を育てよ」と答える。


「好機をふいにしました。折よく陛下が戻るとは、幸運な女です」と過珊彤は過主に話す。過主は「幸運?いつも助かるとは限らないわ」と言う。そして、この好機を逸して今後は…と焦る過珊彤に「私が手を考えておいたわ」と言う過主。


麗華は公主・紅夫(こうふ)を産む。
劉秀は都にいながら、的確な指揮を執っていた。琥珀は「隴右では呉漢と来歙、馮異が勝利を収め、隗囂の部下と竇融も漢軍に降ったと。平定は目前のようです」と麗華に話す。「よかった。ついに隴右が帰属するのね」と麗華が言う。そんな中、陰興が麗華に会いに来る。

陰興の持ってきた剣などを見て、麗華が「これは?」と尋ねる。「潁川の流賊に疑わしい点があり、陛下の命令で密かに調べていた。これは流賊が残した武器だ」と答える陰興。丁柔らを襲った流賊も同じ武器を使っていた、手口を見る限り、奴らは訓練を受けた刺客だと。「もしや過家の刺客では?流賊がのさばれば、河北の将領が功を立て過家は勢力を拡大できるわ。そのために内乱を引き起こしたのよ」と言う麗華。琥珀が陛下に報告するか聞くが、麗華は「まだ十分な証拠がない。陛下と前線の将領を動揺させては駄目よ」と言う。そこに劉秀が。

麗華は陰興と琥珀を下がらせる。武器を見た劉秀が怒り「怒る気持ちは分かるけど、証拠が足りないわ」と言って麗華はなだめる。大局のために今は耐えてちょうだいと。「厚遇したのに、流賊の反乱をあおっていたとは。長秋宮に行く」と言って、劉秀は行ってしまう。


長秋宮。「陛下の尽力により漢軍は隴右で大勝利して、天下太平が実現しました。せっかくお越しになったのです。私の琴を聴いて疲れを癒してください」と言う過珊彤。劉秀は「結構だ。今日は皇太子の師を決めたい」と話す。その時、劉強と劉陽が駆けてくる。
過珊彤は「どなたを師に?」と聞く。「鄧禹将軍だ」と答える劉秀。驚いた過珊彤が「やめたほうが…」と言いかけ「なぜだ?」と劉秀が返す。過珊彤は「鄧禹将軍は功臣ですが、赤眉軍に大敗しました。凡庸だと噂なので、皇太子の先生は務まりません」と言う。

「鄧禹は同窓だが朕より賢かった。鄧禹を凡庸だと評すなら、朕は愚鈍ということか?」と言う劉秀。過珊彤は「滅相もない。ただ兄上も…賢才を推挙しております」と過珊彤が言う。劉秀は「先日、そなたに君主の心得を説いたはず、忘れたわけではあるまいな」と言い、過家の者は確かに頭が切れる、だからこそ朕は急いで帰京したのだ、劉強に分別すら教えられぬとは笑止千万だぞ、鄧禹将軍は劉強の師にふさわしかろう、と話す。過珊彤は「そう仰るなら、教えを受けさせます」と言うしかない。


話を聞いた過主は「罰せられなくて、よかったわ。この件は忘れなさい」と言う。鄧禹が師になることが許せない過珊彤。過主は「陛下の決定は覆せないわ。今は何もしないのが最善の策よ」と言う。


鄧禹は先生として劉強と劉陽に教える。「米が一斗いくらか分かりますか?」と鄧禹が聞くと、首を横に振る2人。鄧禹は「米は民の生きる糧。お父上はそれを忘れなかったからこそ即位できました」と話す。「詳しく教えてください」と言う劉陽。鄧禹は「まずは民の暮らしを知ることです。民の苦しみを理解しようとせずに天下は語れません。成長した暁には、常に民を思う君主になってください。なぜなら天下は民のものでもあるからです。民を慈しみましょう」と言う。そこに麗華が入ってくる。

麗華は劉強と劉陽に豆粥を食べさせる。「こんなにまずい物は初めてです」と言う劉強。麗華は「お父様は河北にいた時、極寒の中、豆粥で命をつなぎ、ついに天下を得たのよ」と話す。劉陽は「父上が苦労した話は初めて聞きました。なぜ母上は知っているのですか?」と聞く。「天下統一を目指して陛下と共に戦ってきたのは、陰貴人だからです」と言う鄧禹。劉陽は「私も父上と共に戦いたいです」と言う。
その様子を少し離れた場所から、睨むように過珊彤が見ていた。


「陛下は無情です。皇太子を過家と私から遠ざけるつもりなのでしょう」と怒る過珊彤。過主は「安心なさい。血のつながりは断てないものよ」と言う。それでも過珊彤は「劉強は幼いのです。陰麗華に懐けば私は廃位されるやも」と心配する。


建武9年。隴右で飢饉が起き、隗囂は病と飢えに苦しみつつ憤死した。隴右と天水を治める公孫述に大功すべく、劉秀は汧県に備蓄していた食糧を民に分け与える。
出費を賄うため、宮中では一切の贅沢が禁じられ、人員も減らされた。


麗華は刺繍をしながら「陛下が即位して10年も経つのに、いまだに質素な暮らしよ」と琥珀に話す。琥珀も刺繍をしながら「新野の実家にいた頃は豪勢でしたね」と言う。「家が恋しくなったの?」と言う麗華。琥珀は「いいえ、これからも貴人のそばにいます」と言う。麗華は「あなたを引きとめ続けたら陰興に恨まれるわ」と返す。「なぜ若様を持ち出すのですか?」と聞く琥珀。

麗華は「あなたたちは前から慕い合っているでしょう?」と言う。恥ずかしかることはないわ、陛下に結婚の許可を求めるから宮中を出て新野に戻り婚儀を挙げなさいと。琥珀が嬉しそうに「本当に?ご冗談ですよね?」と言う。麗華が「もちろん冗談だわ」とからかうと、琥珀は残念そうにうつむいてしまう。


夜。西宮に数人の刺客が現れる。子供を守りながら、刺客と戦う麗華と琥珀。陰興が兵を連れて駆けつけるが、劉陽をかばった麗華は意識を失ってしまう。

同じ頃。陰家荘も刺客に襲われていた。陰識や尉遅峻が刺客を倒していくが、母の陰夫人が殺されてしまう。


過主は過康の頬を叩き「過家を潰す気?」と言う。「これが母上の指示では?」と言う過康。過主は「私は陰家を滅ぼせと頼んだの。陰識は尻尾を出さないから兄弟を殺して勢力をそぐだけでいいのに、宮中に刺客を放つなんて軽率よ」と叱る。過康は「陰家は1人残らず殺すべきです。陰麗華がいる限り、珊彤は寵愛を受けられません」と言う。「陛下は状況に迫られて過家に配慮していたわ。でも今は状況が違う。だから陰家を壊滅させることで陰麗華の立后を阻止したかった。陰麗華と皇子に手を出せば謀反の罪に問われかねないのよ」と言う過主。

過康は「これから、どうすれば?」と聞く。過主が「珊彤に知らせた?」と言うと、過康は「実は刺客を二手に分けて長秋宮にも送り見込みました。証拠は残していません」と答える。「すべきことは2つよ。過家が黒幕だと露見せぬよう万全を期しなさい。それから珊彤に知られては駄目。劉強が皇太子でいる限り、次の機会があるわ」と過主は言う。


「母上」と言いながら麗華が目覚める。傍らには劉秀がいた。「何日も眠っていたのだ、心配したぞ」と言う劉秀。


ーつづくー


麗華が翼で飛ぶ前に、劉秀が戻ってきてくれて良かった(o´д`o)=3
本当、劉秀がそばにいなかったら、過珊彤たちは何をするか分からない。
劉強と劉陽は兄弟仲良く遊んでいるのに…。
もう1人いた男の子は臙脂の子なのかなぁ?

とにかく無事に公主が生まれて良かったー。
麗華はからかっていたけど、陰興たちもそろそろ結婚できたらいいのに。
琥珀がそばにいると安心だけど。

陰夫人が殺されてしまうなんて(;д;)
麗華を実の子供以上に可愛がり、いつも心配してくれていたのに…。
これは麗華も辛いはず。
陰識もつらいよね(TωT)



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1 コメント

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陰家狙われる・・・ (time)
2017-03-30 23:30:33
陰識兄さんの剣さばきが見れるとは!でしたが、
ママンが亡くなってしまいました。
本当に優しく見守り、励ましてきてくれたのに。。。
本当に残念です。
麗華たちと陰家が同時に狙われるなんて驚きました。

過家の嫌がらせは本当にエスカレートしていますね。
珊彤もそんなことをしている自分が劉秀に
どんどん嫌われるいることに気づいているのなら
意地にならず、やめてほしいです。。。

ところで、白髪のエピ、よかったですね。
いま、動画配信されている風中の縁の挿入歌である、
白頭吟をついつい思い出してしまいました。
この曲、日本のDAMに入っていました!

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