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中国時代劇「項羽と劉邦 King's War」第79話 あらすじ

2014年09月26日 20時21分07秒 | 項羽と劉邦 King's War(中)

厳しい状況になった項羽は、共に戦ってきた仲間を呼び、1人息子や妻子を連れた者たちに北側から脱出するように言う。兵たちは王様に命を捧げると言うが、劉邦が欲しいのは私の首、生き残れと項羽は許さない。そして自分は残りの兵を連れ、南方側を攻撃し、時間を稼ぐと言う項羽。項羽は突破に成功したら小隊に分かれ江東へ帰れと話す。それでも王様と生死を共にすると言う兵たち。「軽々しく言うな」と項羽は怒鳴る。

人を人とも思わない秦に討ち勝ち、過去の恥辱をそそいだ祖先の恩に報いたのだ、お前たちは勇ましい姿を見せてくれた、楚人の名に恥じない者たちだ、共に偉業を成せないのが残念だ、と言う項羽。しかし項羽は、どこにいようと皆は楚人だ、誇り高く、天下無敵の楚人だということだけは忘れず必ず覚えていてほしいと話す。

項羽は死を怖がらなくていいと言う。臆病者はその命が尽きる前に千回以上は死んでいる、だが英雄は残り続ける、我らの屍が戦場にさらされようと、今日のことは必ず後世の人々に世代を越えて語り継がれる、我らは天地を揺るがし、この世を駆け抜けたのだと。そして共に戦えたことは私にとって生涯の誇りだと言い、皆に別れを告げる項羽。仲間たちは項羽にひざまずき「決して降伏はしません」と誓う。


皆がいなくなり、虞姫は項羽の顔を拭く。そんな虞姫に「江東で私を待て」と言う項羽。「まだ私を騙すの?」と言った虞姫は、項羽がここで死ぬ気だと見抜いていた。

項羽は勝利のためなら何でも捨てられ、誰でも利用する劉邦を軽蔑する。そして後100年寿命があっても、あの生き方はできないと言う項羽。虞姫は項羽の手を取り「なぜあなたには出来ないの?」と聞く。項羽は虞姫の頬に触れながら「私が項羽だからだ」と言う。虞姫は生きていれば希望もあると話すが、項羽は敗者となって生きていくことは出来ないと答える。劉邦とは違うと。

ここに留まり戦わなくてはいけないと項羽は虞姫に謝り、一緒には行けないと言う。そして涙を流す虞姫に、一曲舞ってくれと頼む。

虞姫の舞を見つめながら"力 山を抜き 気 世を覆う 時に利あらずして 騅 逝かず 騅の逝かざるを奈何すべき 虞や 虞や 若を奈何せん"と心の中で詠む項羽。項羽は虞姫と出会った時からのことを思い返す。
舞いながら虞姫は項羽の剣を抜く。"漢兵 已に地を略し 四方に楚歌の声 大王 意気尽くに 賤妾 何ぞ生を聊んぜん"と心の中で詠み、項羽の剣で首を斬り倒れる虞姫。
何も言わずに涙を流し、項羽は虞姫を抱き締める。


韓信は項羽が灌嬰将軍の防御を突破し烏江の方向へ向かったという報告を受ける。曹参将軍に急いで烏江に向かうように言い、決して項羽を逃さないように命じる韓信。そして兵たちに「全軍出動だ!」と韓信は告げる。


劉邦の前で項羽と率いる兵が漢兵と戦う。項羽の首を取った者に褒美を与えると言う劉邦。劉邦はついに項羽の首が手に入ると簫何と喜ぶ。しかし命知らずな項羽のことも認め、簫何も立派だと褒める。


残り少なくなった兵と共に引いた項羽。烏江までまで来た項羽は、筏に亡くなった虞姫を寝かせて流す。少しずつは離れて行く虞姫を見送りながら「待っていろ。すぐに会える」と項羽はつぶやく。

項羽は故郷に帰り、平穏に暮らしてほしいと残った兵たちに言う。江東に戻り、ただの民に戻れと。そして天下の人々が戦に苦しまず安らかに暮らせるなら私に悔いはない、もし劉邦が仁義を忘れたら再度武器を持ち、江東の民を守るようにと言う項羽。兵たちは一緒に故郷へ戻ろうと言うが「この項羽はこれまでずっと西楚の覇王と呼ばれてきた。天下の諸侯で私を恐れぬ者はいなかった。特に劉邦は。私が生きているだけで劉邦は不安なはずだ」と項羽は言う。
項羽は兵たちを舟に乗せ、江東へ帰らせる。


項羽は愛馬も解き放ち、たった1人で漢軍の前に現れる。そんな項羽を漢軍は取り囲む。「首を取れば褒美だ」と呂馬童が言うが、兵たちは動こうとしない。劉邦の「殺せ」という一言で兵たちはようやく項羽に立ち向かっていくが、項羽は簡単にはやられなかった。

何人もの漢兵を倒した項羽は、最後に槍を投げ、乗っていた呂馬童を馬から落とす。そして呂馬童の前まで行き「これも顔なじみのよしみだ。劉邦は私の首を取った者に褒美を出すそうだな。同郷で昔馴染みのお前に褒美をかけられたこの首を恵んでやろう。だがこれだけは覚えておけ。項羽は死んだ後も武器を手放しはしない」と言う。そして劉邦に向かい「この項羽の屍の上に漢の礎を築くのだ。そして泰平の世を作れ」と告げると持っていた剣で自害してしまう。

項梁や范増、龍且や虞姫を思いながら崩れるように倒れる項羽。その姿を見つめながら義兄弟の契りを結んだ時のことを劉邦は思い出す。


戦はついに終結し楚の地は総て劉邦のものになる。しかし魯だけが帰順せず項羽に殉じようとした。


韓信に3日のうちに魯を落とせという劉邦からの文が届く。魯を攻めるのは簡単だが、多数の死者が出てしまうと考える韓信。世の者は暴虐な項羽を恐れたが心から従った者は少ない、武器で解決しても人々の信頼は得られない、まだ3日の猶予があると韓信は周勃に話し、その間に魯の都へ行くことにする。


ーつづくー


とうとうこの日が来てしまったという感じで…。
でも、項羽の死を見つめていた劉邦を見ていると、どちらが勝ってどちらが負けたという感じではなかったように思う。
項羽はそれだけ最後まで誇り高くて勇敢だった。
恨み言ではなく、劉邦に託して自ら命を絶ったのも立派だった。
何よりも項羽が亡くなって、まさか私が泣くとは思わなかったぁぁぁぁぁぁヾ(・ω・`;)ノ

韓信はまた何かを考えている様子。
今度は何をするんだろう?


残りもあと1話です。
早く見たいような、見たくないような…ちょっと複雑。
どんな最終話が待っているんだろう?


虞姫が亡くなる前に項羽が詠んだ詩の意味は
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9E%93%E4%B8%8B%E3%81%AE%E6%AD%8C
こちらを読んでください。
項羽の虞姫への思いがまた切ないです(;_;)



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4 コメント

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最期の瞬間・・ (三月うさぎ。)
2014-09-26 21:48:43
うささん、こんばんは。

とうとう、項羽にとって、最期の日でした・・
虞姫を見送りながらつぶやいた項羽の言葉に
思わず涙が出てしまいました。
「待っていろ。すぐに会える」・・切ないです。
たぶん虞姫の魂は項羽の側にずっと寄り添っていましたよね。
最後の瞬間まで。

兵も馬も自由にして、敵に向かう項羽。
項羽の最期は信念に満ちていて、勇敢で、立派でした。
そしてピーター項羽、今までで一番格好よかったかも。

最終話ではどういう劉邦を見せてくれるのでしょうか。
いろんな意味で楽しみです。
太平の世を作れ (time)
2014-09-27 01:49:07
とうとうこの回が来てしまいました。
項羽と虞妃が。。。

項羽は虞妃など周りの言葉が聞こえていたものの
最後に自分を貫きましたね。

その最期の言葉は
暴政の秦に対して立ち上がった者皆の目的で
項羽も同じ。軍人としての次を
項羽なりに見出して欲しかったです。

私も最終回、楽しみですが、
もう終わりと思うと複雑な思いです。。。
涙、、、涙、、、 (Berry)
2014-09-27 14:21:40
だんだんと予感はあったのですが、項羽は静かに最期を決心したのですね。
項羽の歌 ~騅逝かず~すいゆかず~
の意味は何かなあ、、と、気になりましたら項羽の愛馬の名前で、物事がらうまくいかないことなんですね。そしてこれが、四面楚歌の歌なんですね、、、
うささん、アドレスの添付ありがとうございます。
虞姫の舞の美しい事、そして悲しい事、、。その舞をみつめる項羽の表情、、一緒に泣いてしまいました、、涙、、涙、。
だけど、虞姫は、先はしっちゃいけないでしょ、! 項羽は予想に反して泣き叫ぶこともなく、後ろ姿だけで、泣けてきます、、。
普通なら、食べるものもなく闘う気力もなくなるのに、最後の最後まで、項羽はあっぱれです!なんとか、囲いをとっぱできたのだから、江東まで逃げて再起を図ってほしかった。でも、自分は劉邦のようには100年かかってもなれない、って、項羽も自分を分かっているんですね。今回は戦いたくないって、負けたことは一度もなかったのだから、本当に悔しかったでしょう。

そして、最後のと闘いは強かったですね!何百人も倒しだとかの記録があるようですし、本当にかっこいい!あっぱれです!
最期に劉邦に太平の世をつくれ、と。そして、知った顔の兵はもと項羽軍?には、自分の首をやろう、、なんて、、なんて。
項羽は英雄とは、と何回と自問してきましたが、本当に英雄だとおもいます。
負けて故郷に戻り、出直しはプライドが許さなかったのでしょうね。また、最期に敵に殺されるのをらよしとしないから、あの最後の選択になるのでしょうね。
だけど、涙、、涙、

項羽 対 劉邦 でなくて、項羽 対 反項羽の戦いですよね。一度項羽が、秦を倒したあとに皇帝になればよかったのですが、そこまでの欲はなく、、こんな結果になったのかなあ。
義兄弟の契りを最後まで崩さないで、劉邦の家族も殺さず解放したし、、。
劉邦が、悪人にみえてきます。

今日は、私には最終回のようです。

うささん、、あと、1話ですね。
とうとう(TT) (naa)
2014-09-29 16:43:50
項羽が亡くなりましたね(TT)

虞姫が舞い、目の前で自害しても取り乱さなかった項羽の姿に項羽自身の最期への覚悟を感じました。

部下たちの再起をの願いも受け入れず1人漢軍に立ち向かい命を絶った姿は見事でしたね。

"なぜ項羽が敗者になったのか?"、を、"なぜ劉邦が勝者になったのか?"より、考えた回でした。
項羽を破った劉邦、うささんも仰るようにただ勝った負けたの思いだけではないものを感じてるように思いました…

残すは最終回のみ。
どこまで描かれるのか楽しみです。

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