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中国ドラマ「霜花の姫~香蜜が咲かせし愛~」第58話 あらすじ

2019年08月21日 21時49分37秒 | 霜花の姫~香蜜が咲かせし愛~(中)

【登場人物】
錦覓(きんべき)…楊紫(ヤン・ズー) 花女神の娘
旭鳳(きょくほう)…鄧倫(ダン・ルン) 天帝の息子
潤玉(じゅんぎょく)…羅云熙(レオ・ロー) 天帝の息子 旭鳳の兄
穂禾(すいか)…王一菲(ワン・イーフェイ) 鳥族王女
鎏英(りゅうえい)…陳钰琪(チェン・ユーチー) 魔界の王女


錦覓の部屋の前まで来た潤玉は、扉越しに花嫁衣装に触れる錦覓を見て微笑む。しかし、錦覓は触れながら涙を流していた。

部屋に入った潤玉は、錦覓の元まで歩いていくと「花界の芳主方は君の母親も同然だろ。婚儀に招待して見届けてもらわないか?育ててもらった恩に報いることができる」と話す。「あなたが決めて」と言う錦覓。潤玉は錦覓に招待状の台紙を選んで欲しいと見せる。錦覓は「どれでも同じことよ。あなたが選べばいいわ」と言う。それでも「君に頼みたい」と言う潤玉。

錦覓は「天帝の婚儀なら、やはりおめでたい色の赤がいいのでは?」と言う。「選んでくれ」と潤玉は言うが、錦覓には色が分からない。そして選んだのは緑色の台紙だった。「君が気に入った物が一番だ」と言う潤玉。しかし潤玉は違和感を感じる。


鎏英は3日も部屋に閉じこもり、水も飲んでいなかった。心配して部屋の前にいた卞城王に「私が会おう」と言う旭鳳。旭鳳が扉を叩こうとした時、中から鎏英が出てくる。
「魔尊、父上。心配かけたけど、変な気は起こさないから安心して。お腹に暮辞の子供がいるの。今後はこの子に愛情を注げる」と話す鎏英。旭鳳と卞城王は驚く。鎏英が「父上、何か食べる物はない?」と言うと、卞城王は急いで厨房へ向かう。

鎏英は「あなたを殺めるために固城王と天帝が滅霊箭を。天界との戦は避けられない。その時が来たら、私に暮辞の敵を討たせて」と旭鳳に言う。頷く旭鳳。


旭鳳はまた発作に襲われる。そのせいで右手に異変が起きる。そこに穂禾が来る。右手を隠し「1人にしてくれ」と言う旭鳳。穂禾が隠している右手を無理に見ようとし、旭鳳が振り払う。倒れてしまった穂禾を立たせた旭鳳は、穂禾の耳にある傷痕に気づく。「耳の傷は?」と旭鳳が聞く。穂禾は「錦覓のせいよ。九嬰洞で執拗に命を狙われた。あなたが来てくれたから、この程度で済んだわ」と取り繕う。

旭鳳に抱きつき、穂禾は「醜い傷のある私を嫌いになった?」と聞く。「まさか」と返す旭鳳。穂禾は「あの日以来、恐ろしい夢を見るの。私のために報復を」と甘えた声で頼む。旭鳳は自分から穂禾を離し「まだ政務が残っている」と戻るように言う。


九嬰洞へ向かった旭鳳は、琉璃浄火の痕跡を見つける。


旭鳳から話を聞いた鎏英は「穂禾にだまされていると?」と聞く。「懸命に訴える叔父を見て心は揺らいでいたが、昨日、穂禾の耳に水系の凌波掌による傷を見た。本人は九嬰洞で錦覓につけられたと言ったが、あれは新しい傷ではない」と言う旭鳳。水系の凌波掌は先の水神・洛霖の得意技だった。鎏英は「先の水神と風神を殺めたのが穂禾だとしたら、どう琉璃浄火を?」と言う。

旭鳳は「九嬰洞に行ったら琉璃浄火の痕跡がまだ残っていた。私に勝るとも劣らぬ腕前だ。穂禾は私の魄を守るため、霊力を消耗している。琉璃浄火など使えぬであろう」と話す。先の水神を殺め私を陥れた者は許せぬが、新たな冤罪は生めないと。鎏英は探りを入れるため、ある提案を耳打ちする。「ダメだ。暮辞に申し訳が立たぬ」と言う旭鳳。鎏英は「心配いらない。穂禾はあなたに夢中でも、私が愛しているのは暮辞よ。申し訳が立たないなんて思う必要ないわ」と言う。


錦覓と会うため璇璣宮に来た彦佑は、守衛に止められる。そこに錦覓が偶然通り、入ることができる彦佑。天后になろうとしている錦覓に、彦佑は「君は陛下を愛しているのか?」と尋ねる。しかし錦覓は答えられない。


鄺露が潤玉に茶と菓子を持ってくる。台紙を見ながら「なぜ緑の台紙を選んだのだ。色は識別できるはず。うわの空ゆえか。不満があって私への当てこすりを?それとも他に訳があるのか」と言う潤玉。鄺露は「そういえば、近頃、水神殿におかしなご様子が」と言う。潤玉が「どんな?」と聞き「栖梧宮で咲かせていらした鳳凰花が灰色だったのです」と答える鄺露。「色が識別できぬと?」と潤玉が言う。

潤玉が鄺露を下がらせ、入れ違いに錦覓が来る。「鄺露が石榴の菓子を作ってくれた。代わりに食べてくれ」と言う潤玉。錦覓は「陛下のために鄺露が用意した物よ。自分で食べて。思ってたの、鄺露はかなり前からあなたに仕えてるし、とてもよく尽くしている。あなたが望むなら妃にしても私は構わないわ」と話す。潤玉は「気苦労をかけるな。私に無関心な方がまだいい」と言う。それを外に出た鄺露が聞いていた。涙を流す鄺露。


発作がひどくなり、穂禾に分かってしまう。寒さに苦しみながら「このことは誰にも知られてはならぬ」と言う旭鳳。穂禾は原因が金丹にあると気づき「待っていて」と言うと部屋を出て行く。


潤玉は鄺露に「先日、太巳仙人に約束したそなたの縁談の件だが、実は…」と言いかける。それを「すでに申しました。なぜ、またその話を?」と鄺露がさえぎる。潤玉は「天界には優秀な者が多い。気に入った者がいれば取り持とう」と話す。「私を遠ざけたくて、そのように?陛下のお気持ちはよく分かりました。多くは望みません。ずっと陛下にお仕えできれば十分です」と言う鄺露。

潤玉が何か言おうとすると、鄺露は「陛下。お言葉は聞かなかったことにします。私がこの部屋に入る前まで時を戻させてください」と言って止める。潤玉が何も言わず「お返事がないのは、お許しいただけたものと。天帝陛下、夜も更けましたゆえ、これで失礼します」と泣きながら鄺露は言うと出て行く。


寝ていた錦覓が目を覚ます。すぐそばで眠っていた魘獣が黄色い夢を吐く。それに映し出されたのは旭鳳と抱き合う自分の姿だった。「やっぱり、あなたを忘れられない」と錦覓はつぶやく。
外に出た錦覓は黒い影を見る。その影の行った先へ向かう錦覓。


潤玉は部屋に誰かが入ってきたことに気づき、術を使ってその者の姿を出す。それは穂禾だった。潤玉が「このような夜更けに、何ゆえ天界へ?」と聞く。「しらじらしい。私が来た理由は、よくご存知のはず」と言う穂禾。潤玉は扉を閉める。「何のことか、全く分からぬ」と潤玉は言う。

扉の前まで来た錦覓が中の様子をうかがう。
穂禾が「太上老君が作った九転金丹にどんな小細工を?」と聞く。潤玉は茶を出し「何事かと思えば、そのようなことか」と言う。
潤玉は穂禾の前まで歩いてくると「金丹から火性を取り除いただけだ」と話す。「案の定。天帝陛下は錦覓を深く愛しておられるのに、そのような相手まで欺いて利用されるとは。錦覓が旭鳳を救うために金丹を入手すると確信した陛下は、故意に金丹から火性を除かれたのですね。それが旭鳳の体に害を」と言う穂禾。穂禾は「錦覓は手駒にされたことをまだ知らないはずです。もしも誰かがほのめかせば…」と言う。

「公主こそ、先の水神を殺めたことを旭鳳に隠したうえに、自分が旭鳳を生き返らせたとウソを。金丹による苦痛など、霊力の高い旭鳳にはそれほど大した問題ではない。公主の行動は余計なお節介だ」と言う潤玉。穂禾は「錦覓が旭鳳を救ったから何だと?もともと錦覓のせいで旭鳳は命を落としたのです。あなたは早くから先の水神を殺めたのが旭鳳ではないと分かっていた。それを隠し、誤解を与えたことを錦覓が知ったら?」と言う。外で聞いていた錦覓は声を出さないよう口を押さえる。

潤玉はは「忠告しておく。そのことを公にすれば旭鳳との婚姻は夢と消えるだろう」と言う。「寒性を制御する方法をお教えくだされば、今日の話は一切口外しません」と言う穂禾。潤玉は「私が教えると思うか?」と言う。穂禾は「そういうお考えなら、共倒れになるのを覚悟で陛下と戦います」と言い返す。「廃天后の霊力を受け継ぎ、腕に自身がついたか」と言う潤玉。穂禾が「なぜ、それを?」と聞く。

「水系の凌波掌による傷跡が耳にあるのを見たあと、荼姚がひと晩で霊力を失ったゆえ確信を持ったのだ。公主が先の水神と風神を殺めた下手人だと錦覓は気づいている。だが錦覓がそのことを話しても旭鳳は信じなかった。そなたが下手人だと私が証したら、どうなるかな」と言う潤玉。そして潤玉は「余計なことは口外せず旭鳳に嫁ぐのだ。さすれば、そなたの命は守られる。だが逆らえば先の水神の恨みは、錦覓に変わって私が晴らすことになろう」と言い放つ。
真実を知った錦覓は涙を流す。穂禾は仕方なく、その場を後にする。


潤玉が七政殿を出ると、錦覓が立っていた。「自分のために、まだ私を利用する気?」という錦覓。潤玉が「何のことだ。意味が分からぬ」と言うと「穂禾との話は全部聞いたわ。今度は何をさせるつもり?また誰かを殺させようと?」と錦覓が聞く。潤玉は錦覓の手を取り「話を聞いてくれ。そんな言い方をされるとつらい」と言う。錦覓は「つらいのは私よ」と潤玉の手を振り払う。

「私には、もう何もない。骨の髄まであなたに食い尽くされて、もう利用価値はないわ。だから私を解放して。お願い、自由にさせて」と言う錦覓。潤玉は「私をよく見るのだ。君を愛している。そばにいてくれ」と言う。錦覓は「信じられないわ。あなたは自分しか愛してない。私を愛してるとウソをつき、私だけでなく父や芳主たちも欺いた。この世の皆、すべてもね。なぜ自分まで欺くの?私を愛したことなんて一度も…」と叫ぶように言う。「愛している」と潤玉は言い、錦覓の手を自分の胸に持っていく。「ほら、鼓動の高鳴りが分かるだろ。愛しているからだ」と言う潤玉。

錦覓は「もう簡単にだまされない。あなたは鳳凰の動静を探るため仙童だった私に近づいたんでしょ。その後、水神の娘だと感づき、天后の誕生日の宴の日、私が出した雹を見て、私が水神の娘であるとあなたは確信した。でも北天門では父が来たことに気づかぬふりを。そんなふうに装ったのは、愛情の分からない私に自分を好きだと言わせ、私があなたを愛してると父に思わせるためだった。それは婚約を解消され強力な後ろ盾となる父を失ったら、鳳凰に対抗できなくなるからよね。そして、あなたは私と鳳凰を自由に行き来させ、私を利用し鳳凰を牽制した」と言う。

さらに「私を魘獣に監視させて、誰が父を殺めたかも知ってたわね。あなたは策を講じただけでなく、博打まで打ったわ。婚儀の日はあなたにとって賭けだった。婚儀の場に現れた鳳凰を私が殺めるかどうか。そうよね。実際には、あなたの兵は多くなくて、ただ1つの切り札が私だった。私はあなたにとって賭け者でしかなかったの。恐ろしいわ。あなたは抜かりなく慎重に物事を進めて皆を自分の手駒として利用した。それなのに、あなたは清らかで善良だと皆が信じてる。あなたが私に最愛の相手を殺めさせた。全部あなたが悪いのよ」と泣きながら言う錦覓。

そして錦覓は「一番大切な鳳凰をあなたのせいで殺めてしまった、天帝になってすべてを手に入れたでしょ。六界仲があなたに敬服してるわ。他に何が必要だと?私の望みは鳳凰だけなのに、なぜ取り上げるの?鳳凰は私を愛してないばかりか、恨みを抱き父の敵と結婚しようとしてる。全てあなたの思いどおりになった。どうかお願い。私のことは、もう解放して」と言う。「そんなことは無理だ。手放すことはできない。愛している。君がいなくなれば私は生きていけぬ。もとはといえば何もかも君を失いたくなくてやったことなのだ」と錦覓を抱きしめながら言う潤玉。

潤玉は「君の夢の玉を見た。夢には君と旭鳳が抱き合っている姿が。その時の私の気持ちが分かるか?自ら滅んでしまいたかった。身の程をわきまえていたが、君に会って初めて私は…防御するだけではダメだと思った。温かく接してくれた君を私は絶対に手放さない。何を言われても愛するものを守るために、耐え忍び、強くなろうと誓ったのだ。そして私は皆の前に立つことができ、君を手元に置けた。君が何度魔界へ行こうが私が見て見ぬふりをしたのは、そのうち諦めると思ったからだ。君が婚姻を承諾してくれて、どんなにうれしかったか。君と生涯を共にできるならば、帝位さえ捨てても構わないと」と言う。

錦覓は「たくさんよ。愛がわからないあなたに、永遠に愛は手に入らない。簡単に愛してると言わないで。もう、あなたの言葉なんて信じられない」と言うと行きそうになる。そんな錦覓を止め「私が間違っていた。私を信じなくても、愛さなくてもいい。恨んでも構わぬ。だが私の側からは離れないでくれ」と頼む潤玉。

錦覓は「間違ってたのは私のほうよ。あなたではない。罪を犯したのは私」と言うと、龍の鱗を取り出す。それを落とし、その場を後にする錦覓。龍の鱗を拾った潤玉は「私の過ちだ。だが、後悔していない」とつぶやく。


兜率宮へ行った錦覓は、炉の中にいろいろな物を入れて脅し、太上老君から九転金丹に白薇を加えたことを聞き出す。極寒の性質を持つ白薇は火神の体質と相いれず、火神が服用すれば体に害を及ぼすものだった。蓬羽で改善すると分かるが、それは花界で1万年に1株しか育たないうえ、育った環境を離れると3日以内にしおれてしまう。

錦覓が兜率宮を出ると、潤玉が待ち構えていた。無理やり部屋へ連れて行かれ、寝台に押し倒されてしまう錦覓。錦覓の両手をつかんだ潤玉は「私は絶対に君を手放さない。明日の婚儀は予定通り行う」と言う。「どうかしてる」と抵抗する錦覓。潤玉は術で錦覓の意識を失わせる。


ーつづくー


鎏英に子供ができていてよかった(இωஇ )
やっと結ばれたのに、すぐ最愛の人が亡くなったんだものね。
子供がいなければ、強い鎏英も耐えられなかったかもしれない。

旭鳳が穂禾を怪しいと思い始めたw(*゚o゚*)w
鎏英が何か策を考えたみたい。
なんだろ?、なんだろ?
すごく楽しみ(๑>◡<๑)

そして錦覓が今度は潤玉のしてきたことを知り…。
錦覓の心はもう絶対に手に入らない。
このまま無理に錦覓と婚儀を挙げても、錦覓を幸せにすることはできない。
そして潤玉自身も幸せになれない(;_;)



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