某サニタリーメーカーに勤める知人のお話です。
山手線から東海道線に乗り換えられる駅・・・いくつかありますね。
東京駅・新橋駅・品川駅・
そのどこかです。でも、知ってる人ならすぐにわかってしまいますけど・・・・
山手線を降りて東海道線に乗り換えで・・・ホームから階段をあがってコンコースへ・・・・知ってる人ならもうどの駅かわかったと思います。
コンコースを歩いていると多くの人が行きかっていました。
その中で、売店の前に光が薄くなっているような場所があって・・・そこに男性が・・・表情はわからないのですが、スーツを着て・・・この冬の季節にコートもなし、カバン類ももっていなので目立っていました・・・・
そして、その男性の近くまでいくと・・・
男性が、「国府津までいきたのですが、東海道線はどこでしょうか」と聞いてきたそうです。
なんか、暗い感じの人だと思いましたが、東海道線に乗るので
「わたしも乗りますのでごいっしょにどうぞ」と
男性は「ありがとうございます」と「さ・・・・・・」と言ったのですが、よく聞き取れなかった。
なにか話そうと思ったそうですが、黙ったまま東海道線のホームへ・・・
そこへ来たのが熱海行。
「これが国府津までいきますよ」と言うと男性は
「ありがとうごさいます。さ・・・・・」
また後半が聞こえませんでした。まあ、いいかと思い電車に乗ると
男性は乗ってこない・・・・あれ？と思ったのですが、ドアが閉まり熱海行は動き出しました・・・・男性をホームに残して・・・
なにか用でもできたのかと思ったですが・・気にしないことに・・・・
そして、自分の降りる平塚駅についたので席から立ってドアのところまでいくと・・・ドアのところで
「ありがとうごいました」と女性の声が・・・・ドア付近にはだれもいないのに・・・・
いったい誰を案内したのでしょうか・・・・
