北カリフォルニアのお父さん

家族5人 - 北カリフォルニアに暮らす。

夏休み - 日本帰国(3)

2015年08月15日 | 日本 
私達がサーフィンに行っている間、家内は、事前に連絡をとっていた友人達と再会し、
楽しいひと時を過ごしました。但し、それぞれ時間の制約があり、バタバタしながら
ほんの1~2時間だったそうです。そして、翌日の午後のJリーグ観戦の間は、実家で
留守番。息子達と私に対し「自分達だけいいよなぁー。」だったと思います。さて、
5日めは、家族全員で行動を共にしました。( ここでもう5日め。日本はアメリカ西
海岸の16時間先をいくため、サンフランシスコを発って10時間と少しのフライトの後、
成田到着は翌日の午後3時。最終目的地の中部国際空港は、殆ど夜となります。よって
最初の2日は移動だけで終わりです。)家内の弟と叔父夫妻が気を遣ってくれ、車2台で
岐阜県の白川郷に足を延ばしました。私、岐阜県の隣、愛知県の名古屋市の出身ですが、
実は、白川郷を訪れるのは今回が初めてでした。道路が整備されている為、かかった
時間は2時間程度でしょうか。夏休みは、始まったばかりで行楽の渋滞はなく、綺麗な
景色を見ながら難なく目的地に到着しました。途中、サービスエリアに止まって、息子
達がお腹を満たしたのは言うまでもありません。

カリフォルニアの夏は、雨季がとうに終わり、加えて、ここ数年は干ばつです。今の
時期、郊外に出ても目にする景色に「緑」のイメージはあまりありません。一方、温帯
モンスーンの日本の夏は、別世界でした。たまたまお天気が良かったのですが、目に
染み入るような空の青さと白い雲、山々と田んぼの緑。夏の色を満喫いたしました。

白川郷に到着しますと、係のおじさんに駐車場に誘導していただき、車を降りて、そこ
からぞろぞろ。橋を渡って「合掌造り民家園」に入りました。さすが世界遺産、集落
全体が綺麗に大切に管理されています。私達が訪れた時は、日本人だけではなく、
外国人観光客の団体もバスを乗り付けて来て大勢来ていました。聞こえてくる話し声と
外観からして中国人とフランス人の2つのグループだったようです。

「合掌造り民家園」に足を踏み入れてから、長男は自分のFace Book用写真の撮影に
余念がなく、三男は、沿道の溝で放流されているマスと鯉に目が釘付けでした。次男は、
合掌造りの家屋や集落のたたずまいがいたく気に入ったようで「ここに住んでみたい。」
とのことでした。家内は、お土産物屋さんで楽しそうにショッピングしていました。

敷地内を一通り散策した後は、昼食です。お店は、どこも感じは良さそうだったの
ですが、取りあえず叔父が一軒選んで入りました。義理の母、叔母を含め、総勢9名、
テーブルは2つに別れました。まずは、冷たい麦茶でのどを潤し、それからオーダー。
私は、ざるそばをいただきました。美味しかったです。サンフランシスコ市内、近辺の
日本食レストランでも「ざるそば」を食べることは出来ますし、「そば」麺は、日本
食料品店でも簡単に手に入ります。が、この味と歯ごたえ、アメリカで口にすることは
出来ません。

昼食の後、少しぶらぶらして名残惜しく白川郷を後にしました。楽しい一日でした。
ドライバーの叔父と家内の弟には感謝、感謝。義理の母とも一日べったり一緒でした
ので、息子達と共に貴重な時間を過ごすことが出来ました。

前述の通り、最初の2日は移動。3日めはサーフィン、4日めは、家内の親類の皆さん
との昼食、Jリーグ観戦、そして5日めは白川郷。あっという間に時間が過ぎて行きま
した。6日め。実は、こちらも兼ねてから計画していましたが、夏休み明けより、いよ
いよ現地校の高校 Senior になる長男の大学進学の為のリサーチ、下見に時間をあて
ました。アメリカの大学以外に日本の大学への進学も取りあえずオプションとして考え
ています。(大変ではありますが。)そして7日めは、ショッピング。アメリカの
クレジットカードを使用し、現在の円安為替レートで結構セーブ出来ました。

8日め。アメリカ帰国の日となりました。息子3人は、口を揃えて「帰りたくない」の
連発です。いつものごとく、姉や義理の母からは、お菓子やら麺類、お漬物等、山の
ような食べ物を持たせてもらい、重量を測りながらスーツケースにパッキングをしました。
アメリカ到着後、通関の際は、「日本から食べ物持ってきた?」との問いに「食べ物?
ぜーんぜん。何にも。」としゃあしゃあと答える私でした。

フライトは、成田での乗り継ぎの際、長男と次男のバイオリンの機内持ち込みで少し
時間がかかってしまい、係の方に誘導され、家族5人で長いターミナルを走るはめになり
ました。但し、搭乗後は疲れもあり快適なフライト。サンフランシスコ国際空港には、
お昼前の定時に到着。荷物の紛失、破損もなく、正午には無事、我が家に戻りました。
生憎、数時間後には自宅で仕事開始です。メールに目を通し、遅れを取り戻すべくフル
回転。ですが、時差ぼけは辛かったです。息子達は何の遠慮もなく夕方までグースカ。
幸せな連中です。

前回の家族との日本帰国は、2年前。次回は、いつになるかは分かりません。いずれ
息子達は、大学生、社会人となり、家族全員での帰国もなくなることでしょう。長男の
大学進学準備も始まりました。先で後悔しないよう家族との時間を大切にしようと思います。



白川郷「合掌造り民家園」の駐車場


案内図


橋を渡って「合掌造り民家園」に入ります。


美しい自然の中の合掌造り


機能、演出抜群。日本の夏です。


何も言うことはありません。


次にこの景色にお目にかかれるのは、ケーブルTVで観る年末のNHK、「ゆく年くる年」
でしょうか。その頃は雪化粧かと思います。


三男は釘付け。どの魚も大きかったです。


ここで昼食をとりました。


これは、私がオーダーした普通サイズ。長男と三男は大盛り。次男は麺類でお腹を満たす
ことは出来ず、和牛の焼肉セットのようなものを注文していました。


派手好きの三男。この帽子、タイプだそうで、私をちらちら見ながら何度も手にとって
いました。私は見て見ぬふり。買いませんでした。


いよいよ帰国。中部国際空港で成田へのフライトの搭乗を待つ。昼食は空港で済ませたの
ですが、長男、カツサンドを食べています。息子達は、機内で食べる駄菓子を空港の売店で
いっぱい買い込み、それぞれのバッグに詰め込んでいました。

日本の皆さんお世話になりました。