「【第Ⅰ部・講演】ガザ紛争から1年~国連はなぜ解決できないのか~」
【ガザ攻撃から1年・7.25NGO共同イベント実行委員会】
2014年7月8日火曜日、世界中がサッカーW杯の準決勝で沸いていた頃、地中海に面する小さなパレスチナ・ガザ地区では紛争が始まっていました。
東京23区の3分の2ほどの土地に6万発以上の武器が降り注ぎ、50日間で1,500名以上のガザ市民が亡くなっています。
1年が経とうとしている今でも、ガザとイスラエルの間には正式な停戦合意がありません。
建材も食料も仕事も不足する中でガザの人々は疲弊し、ガザはいつ紛争が再発しても不思議ではない状況に置かれ続けています。
なぜ、ガザは苦しみ続けなければならないのでしょうか。
なぜ、国連や世界は、戦争犯罪を裁くことも、
紛争を止めることもできないのでしょうか。
1年が経過した今、元国連職員としてパレスチナで活動した高橋宗瑠さんのお話を踏まえながら、日本から何ができるのか、みんなで考えていきます。
またその後のNGOスタッフによるパネル・ディスカッションでは、私たち市民がパレスチナ・ガザのために、日本からできることを考えます。
終了後、キャンドル・ウォークを行い、ガザの人々へ連帯を伝えます。
第Ⅰ部:講演「国連はなぜ解決できないのか?」
スピーカー:高橋宗瑠(たかはし・そうる)氏
早稲田大学卒、英国エセックス大学院にて法学修士号(国際人権法)取得。アムネスティ・インターナショナル日本支部でのボランティア及び国際事務局(ロンドン)での勤務後、ジュネーブなどを経て2009年3月より2014年5月まで国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)パレスチナ副代表を務める。2014年6月より英国の国際人権NGO、ビジネス・人権資料センター日本代表。2015年現在、アムネスティ日本で理事を務める。