太平洋戦争が始まると、日本伝統の武道が奨励される一方で、スポーツの全国大会などには規制が強まり、さらには食糧増産のために運動場が畑に代わってゆきました。
今回の展示では、滋賀県民とスポーツのかかわりについて、昭和初期から昭和20年の終戦までの15年にわたる戦争の期間を中心に、当館が収集してきた関係者の体験談や関連資料などで紹介します。この展示を通して、私たちがスポーツを楽しむことができる平和の大切さについて思いを深めていただき、令和7年(2025年)に滋賀県で開催される国民スポーツ大会と全国障害者スポーツ大会を、多くの方に応援していただくきっかけになればと思います。
「滋賀県平和祈念館」