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史料紹介:東京裁判慰安婦・慰安所関係史料-その5

今回紹介するのは、オランダが提出したポルトガル領チモール(東チモール)、ルイス・アントニオ・ヌメス・ロドリゲスの宣誓陳述書、一九四六年六月二六日である。
 
これは、現地の支配層に対し女性を差し出すように脅迫している例である。
 
 
 
 
 
 
 
ポルトガル領チモール(東チモール)   
ルイス・アントニオ・ヌメス・ロドリゲスの宣誓陳述書   
                        一九四六年六月二六日
 
 
 一九四二年二月二一日、私は、日本軍がディリの中国人やその他の家々に押し入り掠奪をおこなうのを見ました。   
 
 日本軍があちこちで族長らに対して、日本軍慰安所brothelに現地の少女たちを提供するように強制したことを私は知っています。その際に、もし少女らを提供しなければ、日本軍は族長らの家に押しかけて、慰安所に入れるために近親の女性たちを連れ去るぞ、と言って脅迫しました。   
 
(訳注)この宣誓陳述書の中で、日本軍が族長に命じて、労働力を提供させたことなども述べられており、族長に強制して提供させる手法がとらえていたことがわかる。なおこの宣誓陳述書には、連合軍東南アジア司令部の戦争犯罪捜査将校とポルトガル領チモールの行政官のサインが付されており、ポルトガル当局が捜査に協力していることがわかる。(16-17頁)
 
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