ステンドグラスで何か作りたい、という気持ちからしばらく離れて他のことを楽しんでいました。
本当にやりたくなったらスタートしよう、と思っていました。
反面、いずれやらざるを得なくなる、という気がしていました。
真夏のある日からスタートしたことが、最近ようやっと形になりつつあります。
初めてトライすることだったので、上手く出来なくてイライラしたり、ゴールの遠さにうんざりしたり。
でもこの日、やっとゴールが見えてきました。
これはあるアロマランプを飾る、ステンドのパネルなのです。
(どんなアロマランプなのかはまたそのうちに・・・)
以前はただパネルだけを作っていましたが、このままですと差し替えずらいのと、
他のパネルと取り替えた時、おそらくの予想としてそのまま大事にくるまれて、
仕舞われたままになってしまうだろうな・・・と思ったからなのです。
それはとてももったいなく感じました。
ガラスは光が入るととてもうつくしい素材です。
アロマランプ用としての使用以外にも、窓辺に吊るしたり、壁に掛けたりできたら、
それは素敵な空間が生まれるだろうな・・・・と思いました。
そして最近初めた彫金で、先生に相当手伝ってもらいながら(笑)
パネルをはめ込むフレームを制作しているところなのです。
長い一本の真鍮棒を伸ばして、長さに合わせて糸鋸で切り込みをいれ、ヤスリをかけ、
パネルの角度に合わせて一つ一つ曲げてロウ付けして・・・。
やっと四角になりました。
内側部分。
ちょっと見えづらいですが、角の接着にはロウ付けと呼ばれる技法で固定しています。
こちらは外側。今は銀が目立っていますが、これもあとで綺麗に加工かけていきます。
ヘッドとなる唐草かざり。
同じく真鍮棒をヤットコで曲げて、アールを一つ一つ作っていきました。
全部で4つのパーツに分かれているのをロウ付けしてあります。
そして合体させると・・・・・
こんな感じになります。
完成まであともうちょっとです。
でもこれは一作目で試作段階なのです。
この地点に立てたことにより、見えてきた景色が始めたばかりの頃と
比べてだいぶ変わってきました。
まだまだたくさん改良の余地があり、先生と毎回試行錯誤です。
これはこれで完成させる予定ですが、次回作はもうちょっと違うものとなると思います。
他にもいくつかひそかに進行中の計画がありますが、
その時がきたらまたお知らせしようと思います。