「なにもここでやらなくていいだろ!」
「ここだからこそ修業になります!」
完全にイッていた。
困った顔をしていたがもう一人のオジサン警官が
「いつまでやるんだ?」
「オスっ!岡田屋の前までです!ちょうど一往復です!」
ちょっと間をおいてから
「わかった。終わったら帰るんだぞ!」
「オスッ!」
『許可がおりた。ヨシ』
「ウリャ!」「セイ!」「オリャ!」
岡田屋の前で一往復 無事完了。
「ありがとうございました!!」
一礼をして道着のまま東横線に向かった。
よくやったと思う。
今でも本来の気弱さは相変わらずだが
ここぞ一番人目を気にしないのはこの修業の成果だろう。
それ以降
絡まれる事は激減した。
通学路を変える事もなかった。
俺の気迫に恐れをなしたのか
あいつはおかしいから関わらないほうがいい
と思われたのかは定かではない。
最新の画像もっと見る
最近の「無限決闘編」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
1995年
1991年
1985年
1984年
1980年
1978年
1971年
人気記事