先月、礫川全次さんの「独学の冒険」を読み、歴史の独学を始めた。47歳にして。
「独学の冒険」では、独学者にすすめる百冊の本が紹介されている。そのなかの本を、ぽつぽつ読み、勉強する日々である。今日から絲屋寿雄「大村益次郎」を読み始める。
大村益次郎については、
①日本陸軍の創設者
②司馬遼󠄁太郎「花神」の主人公
というくらいの知識しかもっていない。
「花神」を読んだのは二十年以上前になるので、内容もほとんど覚えていない。一から勉強しなくてはならない。
「大村の幼年時代のことはおよそ詳らかでない」(4頁)と絲屋は書いている。おそらく僻地の田舎の餓鬼大将であったろう、と。
他の本では大村の子供時代はどう書かれているのだろう。そう思い国会図書館デジタルコレクションで調べると、伝記が何冊か見つかった。やはり、日本陸軍の創設者だけはある。
「大村益次郎」著者・佐山咲平 学習社 昭和17年
「大村益次郎」著者・和田政雄 講談社 昭和15年
など。
和田政雄の描く少年・大村益次郎は獰猛である。荒々しい。太平洋戦争へ向かおうとしている日本の精神を表しているのか。
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