最近見たいくつかだけど、バラバラすぎてもう自分が何見たいのかもちょっとあやしい。

【月の輝く夜に(1987)】
深夜にTVでやってた。主人公の婚約者の音信不通になった弟役に若いニコラス・ケイジが出てました。深刻に描こうと思えばいくらでも重くなりそうな題材だけど、何というか明るく描かれてて、最後はみんな大きな月の下に居るね、っていう。いろいろあるだろうけど、それでも、だからこそ人生っていいな、と思えそうな一本。

【愛を読むひと(2008)】
小説の映画化。これも深夜にTVでやってた。
たぶんレンタル屋だと、なかなか借りないであろうタイトルにジャケ。
前半はどこの官能映画?と思ったくらいの情事と本の朗読で繋がっていた二人。
そのハンナが出て行ってからガラッと状況が変わる。
彼女はユダヤ人収容所の看守になって、殺人で裁かれていた。
彼女も青年も純粋で、到底殺人者の様相は無い。
ただ戦争の犠牲者だった。そこからのあのシーン。
行間の多い映画だっただけに他の人の感想も聞いてみたい。

【ちょんまげプリン(2010)】
錦戸亮とかともさかりえとかだけど、作品自体は結構おもしろかった。
ありえない設定だけどアットホームな感じ、会話の掛け合いもクスっと笑えて、
前半はぐっとひきこまれるものがありました。
後半は、まあまあかな。最後のエンディングロール前でちょっと違和感と安っぽさがでちゃったような。

【灰とダイヤモンド(1958)】
如何せん戦後のポーランドの情勢が完全には理解できてないので、前半は誰がどういう立場でこういうセリフを言うというのを理解するのに時間かかった。
小説は共産主義者のシチューカが主人公らしいけど、映画ではロンドン亡命政府系の暗殺者マーチェクが主人公になってて、途中で女性に出会い暗殺なんて辞めたいと思うようになってしまう。
映画のハイライトはその女性とマーチェクが灰とダイヤモンドの詩を読むくだりと、暗殺した後別れを告げたものの最後にがれきの上で射殺されてしまうため、ちょっと青春映画にしか見えなかった。若気の至りのような。でも原作の粗筋見た感じでは、ポーランド人の葛藤が描かれてたみたいだけど、そこら辺はあまり描かれてなかったな。小出しにはされてたんだろうけど、あれを会話から理解するのは難しい。反体制は馬鹿らしいからやめた方が良い、みたいな風にとれるのでだからこそ公開が許されたらしい。
でも詩のところはちょっと良いなと思ってしまった、恋愛的に(笑)

【センター・オブ・ジ・アース(2008)】
まあ地底旅行のエンターテイメントというか。
消息をたった兄は、小説の世界に描かれていた地底世界に行っていた、という。
単純に楽しめる、と思う作品。