名前にまつわるエピソード。
匿名希望
学名と和名
”さき”と”ゆうき”
人は死して・・・
あだな物語
誰でもない人
名前がいっぱい
名の言葉辞典
無名人物列伝
名前がほしい
の10篇。
清水義範の書いたものとしてはいまいち・・・いまさん位かな。
私としては第5話の『あだな物語』が雰囲気がでていて好きです。
小学校3年生の息子、篤志(あつし)の様子がおかしい。
母親の勘で察知した好子がそろそろ学校へ行く時間だと催促するが
篤志は行きたくないと言う。
どうやら学校で何かあったらしい。
理由は教えてくれないが月曜から登校することを約束に休ませることにする。
その夜、夫の泰輔(たいすけ)に報告する。
泰輔は篤志とお風呂に入り学校へ行きたくない理由を聞き出す。
どうやら不本意な”あだ名”を付けられたらしい。
泰輔は日曜日に篤志を釣堀に連れて行く・・・。
理想的な家庭ですね。
息子の出す信号に気がつく母親。
ケースバイケースでしょうが
強引に学校へ行かせるのではなく、
きちんと状況判断して
柔軟に対応している感じがします。
また夫婦の対話があり
息子とお風呂に入れる父親。
それもこれも日常的に夫婦、親子、家族の会話が成り立っているから
小さな事件も笑い話で終わるのですね。
今のところ近いところいってるかな。
最終話の『名前がほしい』も逆パターンの家庭ですが、
民話の味が出ていて好きです。
『永遠のジャック&ベティ』
見て、探したのですが、なかったです。。
今度は、探してもらいます!!
『永遠のジャック&ベティ』と『蕎麦ときしめん』
と『国語入試問題必勝法』おすすめです。
『国語・・・』に入っている『時代食堂の特別料理』は、”世にも奇妙な物語”で映像化されました。
かなりほろっとくる作品です。
私も読みましたよ。
100円本さんの評価は「イマさん」ですか。
私、他の清水義範 さんの本って呼んだことがないし、
近所の図書館ではあまり揃っていないのが
残念です。