100円本の気持ち。

Parenting is over.
What should I do from now on?

バカがいる3

2010年12月12日 | 100円本

金曜日は、会社の忘年会

 

大宮の蕎麦屋ですき焼き(なぜだ?)を囲み楽しいひと時を楽しみました

 

となりに座った社長夫人

 

なんと女性だけのバンドをやってましてKISSのカバーなんかもやっているらしい

 

往年のハードロック談義に花が咲きました

 

ツェッペリンからヴァンヘイレン、パープル、レインボー等々

 

私より三つ上との事で世代が一緒

 

楽しかったっす

 

鍋を囲むグループが若者チーム(会社ではですよ)だったもんでみんな結構同じような趣味だったんでビックリ

 

ここんとこウォークマンで聞くのはレッドツェッペリンのマザーシップ

 

会社で仕事していても頭ん中にロバートプラントの声がこだましてたりする

 

それからジミヘンやジャニスジョップリンも

 

今聞いても全然色あせないというか

 

今のアーチストたちがはだしで逃げ出しちゃうくらいむちゃくちゃすごかったんだよね

 

ジャニスの歌声なんか誰も到達できないくらい神がかっている(そういえばキングの『いかしたバンドのいる街で』にジャニス登場してます)

 

ハードロックからそのまま音楽談義

 

クイーンのフレディ、ロットスチュアート、TOTO、ポリスと’80sへ続き

 

映画談義へ移行

 

目の前にすき焼きが出てたもんで、

 

『異人たちの夏』の話で盛り上がりました(これお勧めの邦画です。親子の繋がりがよく描かれている)

 

 

 

 

さて、本題

 

今年も残りわずか

 

うちの会社も残り二週間が山となります(戦争だよ戦争!!)

 

運送の関係もありクリスマスイヴの出荷が実質最後となります

 

現在かかってくる電話はほとんど納期の問い合わせ

 

そりゃもう凄まじい

 

『11月に発注した機械は何日にでますか?』

 

とか『いつになったらでますか?』

 

『なんでそんなにかかるのか』『今週中に出してほしいんですが』

 

などなどなど・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・オンパレード

 

これ全部回答したり無視したりしながら事務所と現場を行ったり来たり

 

パニックになっているかというとそうでもなく

 

できないものはできないし、できるものは即出す

 

以前は出荷指示までが私の仕事だったんですが

 

出荷担当がやめちゃったんで

 

出荷まで私の仕事となっています

 

ある意味風通しが良くなったのでやりやすい(だって、自分に出荷指示出すんだから100%意思疎通ができるんだハハッ!)

 

以前もお話ししましたが(したっけ?)物事にはコントロールできるものとできないものがあるので

 

最善は尽くすが自分の能力が及ばない事象(今回の場合、材料が入ってこないとか加工が間に合わないとか)

 

については、どんな結果になろうと受け入れるという姿勢なのであまりストレスを感じません

 

といっても表向きは感じているフリや自己暗示をかけていたりします

 

これは、社内的なパフォーマンス

 

だってゆったり仕事してたら現場もゆるゆるになっちゃうでしょ

 

メリハリ(ココ大事!ずっとだとみんな疲れちゃう)をもって殺伐とした雰囲気をだして周りにプレッシャーを与えるんです

 

現場の能力を最大限に発揮させる!これも小さな会社の営業の仕事

 

前置き長かった

 

年末体制に入るちょっと前

 

11月の後半に代理店から第一報が入りました

 

エンドユーザーからの注文を販売店が忘れていた(エンド→販売店→代理店(商社)→ウチで来ている。間に数社入る場合もある)

 

11/17納期の注文だったらしい(この時点で11/19笑)

 

『なんとかお願いします!』と、泣きの電話

 

最善は尽くすから、とりあえず発注書よこせと指示

 

数量を確認すると、かなりのまとまった数

 

いつもは数が多いので3カ月納期でもらっている注文(この数量を何で発注忘れる?ワカラン)

代理店の営業『すぐ出せと言われているんですが、何とかなりませんか?』

 

私『うちは標準品も全て受注生産品なんだからむりにきまってんだろうが、とりあえず段取りするから。

 

分納になるから発注書は10台ずつ細切れで出して!』

 

関係各所を回って段取り

 

在庫部品ありったけ確保(もちろん他のお客様の納期が遅れないようその分はさっぴいて)して

 

 

注文いただいた時点で、3回の分納 予定も報告しました

 

○日~○日位に○○台というふうに確定納期ではないのである程度幅を持って最短と最長で知らせるのですが

 

このさじ加減が経験と勘になります

 

最善を予測(目標に)して最悪に備える  これは人生でも基本ですね

 

なんとか11月中に初回分を出荷したのですが

 

先週から毎日電話の嵐  それも営業とデスクの二本立てで納期と値引きのお願い

 

(もともと数がまとまっているので値引き品だったのですが、今回急ぎということで値引きはせず正規価格で了承得ていた)

 

値引きは即却下ですが、納期で喰い下がってくる

 

あまりにもしつこいので訳を聞いてみると

 

私『現在、最善を尽くしてますが、予定表も出しているし毎日なんかも電話してきたって状況変わるわけないでしょ?一体どうなってんの?』

 

代理店『いや~、実はお客さんに納期を短く言いすぎまして・・・』

 

私『はぁ?まさか最短の納期をクライアントに伝えたの?』

 

代理店『はぁ、困っているお客さんをなんとか助けたくて・・・納期早くすれば喜ぶと思って』

 

私『・・・・・・・』絶句

 

代理店『あのっ、聞いてますか?』

 

私『それって、二次災害じゃん!』

 

以下、やり取りははしょりますが

 

なんでこういう馬鹿が営業やってんのかね?疲れる

 

先に書いたとおり、在庫の製品を出すわけではなく受注生産品を扱っているわけで

 

現在影も形もない製品を部品の在庫状況、外注部品や外注加工品の納期も照らし合わせ現場の流れ状況とか全て確認した上に

 

経験と勘で納期を出しているわけですよ

 

いつできますとは絶対に言えない訳で、ある程度の幅を持って最短と最長で納期を出している

 

代理店もメーカーからの納期回答に同じく経験と勘で水増ししたりしてエンドに知らせるのが通常なのですが

 

この男は最短納期ををクライアントに流したワケ

 

これは何を意味するかと言うと

 

顧客の心理として 伝えられた納期はもっと短くなると思っていることがわかっていない

 

○日出荷できると伝えてきたということは(メーカーはある程度余裕をもって最長で伝えてきてるはずだから)もっと縮まるはず!

 

で、いつになったらできるんだ!!!!となるわけです。

 

最短より縮まるわけねえだろ!あほっ!  てなもんです。

 

当初のトラブルとしてエンドからの注文を販売店が納期が過ぎるまで忘れていた

 

という事故があったわけで、この時点でその次の代理店はいわば助けてあげる側命の恩人みたいなもんです。

 

それが、間違った納期を教えたがために販売店をさらに奈落の底へと落とす二次災害を起こしていることがこの男はまるでわかっていない

 

製品ひとつ作るのに会社全体が関わっている。 当たり前だけど私が作っているわけではない。

 

ましてや、代理店の彼が作れるはずもない

 

なのになんで軽薄な納期回答をするのかね?

 

最短納期を言ったらお客は喜ぶ  が、その時にできてこなかったら?

 

販売店はますます窮地に立たされる

 

エンドユーザーも生産計画が成り立たなくなる 

 

納入日をみこんでラインを開けていて実際に入ってこなかったら製品作れんわな

 

『お客さんに喜んでもらおうと思って・・・』の脳みそカラの一言が結局はお客様の不利益になるということが全く解かっていない

 

うちにしてもあのメーカーは納期が守れないと逆恨みされるわけだし

 

関わった会社全てが不利益を受けてしまったわけだ

 

不用意な一言で周りがどれだけ影響を受けるかという典型ではありますが、

 

『お客様の為に・・・』という意味を履き違えた確信犯なだけに救われないわなぁ。

 

明日も、朝一で電話が鳴るんだろうな。

 

仕事しているつもりなんだろうけど救われないなわなぁ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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