ちょっと前の近未来SF映画や小説を見たり読んだりするとおもしろいですね。
すでに過ぎた年号や近い年号が出てくるし(今回は2025年)、
未来の予想も結構当たってたりして。
今回はスティーヴン・キングの『バックマン・ブックス〈1〉バトルランナー』
(原題『ランニングマン』ホラーではなくSFです。)
なんとキングには珍しくストーリーに関係ない人物描写は徹底的にカット。
いたってシンプルなストーリーのみの展開になっています。
(余談全くなし。書いていれば全3巻くらいにはなっていたかも)
それからこの小説は“リチャード・バックマン”という
ペンネームで出版した最後の作品。
名前を偽って出版を重ねた訳も本人のあとがきに書いています。
シュワルツネッガー主演で映画化(バトルランナー)されたので,
ご覧になった人も多いでしょうが原作では
<奇人変人ハンター>も出てきませんし、ラストも衝撃的!
映画がアメリカンコミック調なのに対し小説はハードボイルド。
時は、西暦は2025年。世界は環境汚染で荒廃している設定。
アメリカは管理国家になっていて、国より強制的に各世帯に支給された
フリーテレビ(通称フリテレ)が唯一のメディア。
要するに国民に一方的な情報を与えて思想や思考を操作している。
で、人気番組の数々がなんと命がけの賞金獲得ゲーム。
たとえば心肺機能に難のある人間が自走式ロードランナーに乗って走りながらクイズに答える。
1分毎に10ドルもらえるが、答えを間違うと速度が上がるしくみ。(シャレになんない)
視聴者はお茶の間でその様子を見て楽しむんだ。
『はっはっはっ!心臓麻痺起こしてらー!』みたいに。
(そーいえば昔、たけし軍団なんかも熱湯風呂なんかも同じ様なもんだね。
”人の不幸は蜜の味”っていうしね)
社会はすでに2分化していて参加するのは当然貧困層の市民。
オーディションで健康診断やら適性検査、
運動能力検査を受けて合格した者だけが参加できる。
(かなりの人数が振り落とされる)オーディションで
反社会的な危険分子と判断されると
めでたく最も過酷で高額賞金の“ランニングマン”に出演できるのさっ
ルールは簡単スタートから12時間後に<ハンター>が追跡を開始。
見つかって殺されるとゲームセット
って絶対生き残れないじゃん
獲得賞金は逃げている時間によって支払われる。
さて、ゲームに参加した失業者ベン・リチャーズの運命は?
ところで賞金はいったい誰に?
もちろん奥さんです。『』
やっぱねー。
そんなオチだよねー。
本はおろか、映画もまともに見ていない
通勤の電車で読もうと思っても、思っているまま。。
来週は連休が多いので、
図書館にでも行ってみようかと思いました。
P.S
トラックバックの件、
ありがとうございました。
早速削除しました。迷惑男のサイトに行ってみたら、削除されていました。
当然です
家庭を持つって子供も居るとなにをするにも自分の時間を持つというのは難しいですね。
P.S.
結構トラックバックやコメントで変なのが入ってきます。即削除していますが、なんか汚されたようでとてもいやな感じがしますね。