夏場に最適。スティーヴン・キングの
ナイトシフト〈2〉トウモロコシ畑の子供たち の紹介です。
かなり昔にチルドレン・オブ・ザ・コーン(タイトルはまんま)という
ビデオを見ています。が、内容はあまり覚えていません。
2、3もありましたね。見たと思うんですがやっぱり覚えていません。
それくらい昔からキングの映画はあるのですね。
で、この本はキングの短編集で10編が収められています。
おすすめはやはり『トウモロコシ畑の子供たち』でしょうか。
どういうわけか邪教に支配され19歳までしか生きる事の許されなくなった
町に結婚をなんとかやり直そうとしている一組の夫婦が迷い込みます。
女は見えるがまま(あるがままに)に現実を見つめ、
直感でここは普通じゃないと感じるが、
男は見えるものを自分の思うように(物事はこうあるべき的な)
歪曲して見ようとして、普通(常識的に)に行動しようとする。
結局それが命取りに・・・。
やはり女は現実派で男は理想派なのですね。
この二人、よりを戻すのは無理。
その他、『超高層ビルの恐怖』もまんま怖いし、
『死のスワンダイブ』は大人になっても
兄への依存から抜け出せなかった
ブラザーコンプレックスの妹の悲劇。
(これは怖いというより悲しい)
『禁煙挫折者救済有限会社』は、
ブラックジョークとして楽しめます。
『キャンパスの悪夢』では、H.P.ラヴクラフトの
影響が垣間見えます。
キングの短編集は他にも『ナイトシフト1』や
『骸骨乗組員 スケルトンクルー1』
『神々のワードプロセッサ スケルトンクルー2』
『ミルクマン スケルトンクルー3』等があります。
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