100円本の気持ち。

Parenting is over.
What should I do from now on?

子供を守る4

2009年04月12日 | 100円本

 

100パーセント子供を守ることは無理

 

一緒に居る時以外は守りようがないわけで

 

それだって完璧とはいえない

 

今回は対人的な被害より断然多い事故について考えてみます

 

数年前六本木ヒルズで回転自動ドアに子供が挟まれ亡くなった事故から検証してみます

 

 

この時の世間(マスコミや身の回りの)論調は、

 

たてまえはビルの管理責任を非難するものでしたが

 

暗に”母親がちゃんと見ていないからだ”

 

という保護者責任に対するものも多かったように思います。

 

私の身の回りでは大半がそんな感想でした

 

 

 

私は疑問です

 

実際に子供を持つ親からしたらどうでしょう?

 

当時の記事には、寸前まで母と手をつないでいたと書かれています

 

活発な6歳の男の子が春休みに単身赴任長期で都内に住んでいる

 

父親のところへ母と一緒に会いに来た

 

都会にはたくさんの人や大きな建物ものばかり

 

新しくできた六本木ヒルズのビル

 

大好きな父に会えることと初めて見る東京の風景に

 

舞い上がっても不思議はありません

 

大きな回転ドアに一目散にかけていく子供の姿が目に浮かびます

 

母親は十分安全に配慮して行動をしていました

 

でも、どの親も経験があると思いますが、

 

突然、握っていた手を振り払って駆け出していく

 

ヒヤッとしたことは一度や二度じゃないでしょう

 

その先には、パパやママ、ウルトラマンやミッキーマウスだったり

 

その子が反応する何かがあります

 

システムとしては、目に入ったものがその子の反応するものであり

 

考えるももなく体が先に行動してしまいます

 

医学的には、視覚信号が網膜から視床に送られ、脳の言語に翻訳される

 

その大部分が大脳にある視覚皮質へ送られ分析・解釈をされ反応が決まる

 

反応がなんらかの情動にかかわるものであれば、信号が扁頭核へ送られ

 

情動をつかさどる部分が起動します(緊急事態発生と考えてください)

 

これが視覚皮質から大脳へ送られるより一瞬早く扁頭角へ送られてしまう場合があり

 

この場合、分析・解釈は後回しにされるため、考えるより先に行動してしまうことになります

 

これは動物本来の持っていた能力(生存するための)で、

 

いまどきのキレるとういのもこのシステム作動がに起因するのですが、

 

子供の場合は、まだ脳が成熟していないためだと思います(この部分は個人的な見解です)

 

キレるについてはまた機会があったらかきますが、少し横道にそれてしまったので

 

もとに戻しますが、子供が衝動的に走って行ってしまうということは防ぎようがありません

 

※例として子供が道路の反対側に居る時に声をかけるなというのがあります。

子供は声に反応して衝動的に道路へと飛び出してしまいます。

 

 

手を握っていても振り払われてしまうのですから、

 

瞬間的に強く握る、又は追いかけるなんてことは無理な話です。

 

ボディガードじゃあるまいし親だって観光を楽しんでいるし、その他の安全にも気をつけているのですから。

 

さて、私たちにできることは・・・

 

言って聞かせること

 

あたりまえですが、見たものに対して触れさせ経験させること

人は学習することでそれが危険なものなのか、安全なものなのかインプットしていきます

今まで見たことがなくても、すでに蓄積している自分のデータベースに照らし合わせて

判断します

 

子供とのふれあいの中でたくさんのものを教えたくさんの経験をさせる

 

ことが必要ではないでしょうか

 

『ダメ』『~してはいけません』(私もよく使ってしまいますが)

 

なぜ~してはいけないのか?

 

~するとどうなるのか?

 

あなたがけがをするとおとうさん、おかあさんはどんな気持ちになるのか?

 

理解するまで、機会のあるごとに教えていくこと

 

子供にとって見るもの聞くもの初めてのものばかりです

 

毎日が感動・驚きの連続

 

その機会を逃さず言って聞かせることが必要

 

これで少しは確率が低くなるのではないでしょうか

 

 

 

もう一つ

 

事前に言って聞かせる

 

あらかじめ今日は何も買わないと約束してスーパーやトイザらスへ行った場合と

 

ほしいものを見つけてから買わないと説得する場合

 

差は歴然ですよね

 

『今日はたくさんの人がいるところに行くから、迷子にならないようにお父さんから離れないようにしっかり手をつないでね』

『海に行ったら、遊びに行く時はお父さんと一緒だよ。決してひとりで海に入っちゃだめだよ』

と、あらかじめ言って聞かせることも大切ですね

 

 

 

 

 

あなたのそばにいるからわたしはあなたをまもることができる

 

もしあなたがとおくにいたらたすけをよんでもわたしにはもきこえないかもしれない

 

 

 

 

子供は親に万全の信頼をおいています・・・が、

 

子供の危険を察知してどこからでもかけつけられるほど万能ではない

 

ということも、教えなくてはなりません

 

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