100円本の気持ち。

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『ランゴリアーズ』『秘密の窓、秘密の庭』スティーヴン・キング

2005年10月23日 | 100円本

 ランゴリアーズ と『秘密の窓、秘密の庭』の2編。

 

年末になると某国営放送で3夜連続とかでキング原作のテレビ映画を放映していましたね。

(最近はやってないのかな?どうなんでしょう?)

 

そんな中で『ランゴリアーズ』を2日目だけ見て

 

最初と最終話を見逃すというもったいないことをしてしまいました。

 

数年経ってからレンタル屋で見かけて借りましたがおもしろかった。

 

で、今回は原作本。”時間”がテーマのSFです。

 

時間の定義は”出来事の連続体”(タイムマネージメント系の本だと)といわれています。

 

では、”出来事の連続体”が時間であれば、その経過によって過去になった出来事はどう消去されるのか。

 

キングの時間に対する価値観がわかります。

 

ストーリーは、

 

ジャンボ旅客機が飛行中に乗客12,3人を残して忽然と消えてしまう。

 

乗組員全員消えてしまい、自動操縦中のコクピットはもぬけの殻。

 

後にタイムトリップしてしまったと気づくのですが、

 

たまたま乗り合わせていたパイロット、英国秘密工作員、推理小説家が

 

問題を少しずつ解きながら元いた時間へと脱出を図ります。

 

今回、時空を超えるのは、な、なんとたったの15分とか少し前の過去。

 

 

 

さて、SF物ですが飛行機という密室での非常事態ということでパニック物でもあります。

 

パニックものといえば当然登場してくるわがままキャラ。

 

『何で目的地に向かわないんだ?会議に遅れるじゃないか?』

 

『お前を訴えてやる!』

 

『俺を誰だと思っているんだ?』

 

状況判断をせず、かたくなに当初の目的を遂行しようとするという大迷惑キャラです。

 

まあ現実を見て自己崩壊するよりも、

 

日常的な業務(出来事)にとらわれる事によりある意味正気を保っているわけです。

 

地震で自宅が崩壊したのに、キチンと会社へ出勤する人みたいなモンでしょうか?

 

残された人達の人間ドラマがみものです。

 

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もう一編の収録が『秘密の窓、秘密の庭』

 

去年、ジョニー・デップ主演で映画が公開されましたね。

 

(この人も結婚したとたん仕事量増やしてひたすら稼ぎまくってますね)

 

シークレット・ウインドウ コレクターズ・エディション というタイトル。

 

映画は結末が違うみたいですね。近いうちに借りてみようかな。

 

こちらは、SFではなくサスペンス?サイコものかな?

 

話題の”インスパイア”じゃなくって”盗作”がテーマになっています。

 

 

ストーリーは、

 

ミステリー作家の自宅に突然やってきた男が『その作品を書いたのは俺だ。』と抗議する。

 

その場は一旦引き下がるが、離婚した妻の自宅が何者かに放火されたり、

 

愛猫が殺されたりと次第に追い詰められていく作家が描かれています。

 

途中ネタバレしますが、ラストを曖昧にするためにキングが意図的に描いているような気もします。

 

『シャイニング』では狂っていく作家をを描いていましたが今回は・・・どうなんでしょう?

 

両作品ともアイデアに関する創作ノート付き。

 

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
(*ノェノ)キャー (cocteau-s)
2005-10-25 12:21:23
主人と私はジョニーデップすきです。

ミーハーに好きです。

最近、ホントに仕事し過ぎですね。

でも、子供の面倒をすごく見るらしい。

あ~~、なんて私はミーハーなんだぁ~。
返信する
お返事 (100円本)
2005-10-25 22:56:24
別にミーハーじゃないですよ。

私も好きです。

『ナインスゲート』、『スリーピーホロー』とか。

あれっ?ホラーしか見てない。
返信する

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