バカがいる 3-2

 

 

前回を読んでいない方は、こちらから

 

調達の上司がぽつりと『なんで本人こないの？』

 

私　『えっ？　本人って？』

 

調達の上司『だからさぁ、納期間違えたやつだよ。普通、上の者が、しでかした当の本人連れて謝りに来るのが筋じゃない？

別に、来たからって怒鳴られるわけでもないし。会社同士なんだからさぁ』

 

私『えっ？』

 

私も絶句

 

すでに担当からのみそぎは済ませて、あらためて上司が謝罪に来ていたと思っていたもんですから、そりゃ～みんな浮かない顔するわな～。

 

ちなみに今回の件では、私は当事者ではなく蚊帳の外だったもんで問題をあまり把握していませんでした。

 

私『ありえないんだけど』

 

調達の上司『だろ～？ありえないって！』

 

営業の上司に水を向けて

 

『でも、この前クライアントと同行してプレッシャーかけに行ったときに謝罪はなかったんですか？』

 

営業の上司『会ってないよ。支店長と話しただけだもん。近くのデスクでうつむいてる奴がいたからアイツだったのかな？』

 

私『ええっ？』またまた絶句。

 

『小さなガキだって、なんかやらかしたら親に連れられて謝りに行くでしょうが。ありえない！』

 

営業の上司『俺だって、来たら怒鳴ろうとかそういうつもりはないしさぁ

 

人のやることだもん。間違いはあるし、今回はペナルティもなかったし

 

その時は、大変だったけどすんじゃえば　ごめんで済むんだけどなぁ

 

会社同士だし長いつきあいなんだから』

 

私『でも、普通上司がおまえも来い！って連れてきませんか？』

 

またまた衝撃の発言

 

営業の上司『それがさぁ、支店長が行くぞって言ったんだって。

 

そしたら、そいつ　　すみません　勘弁して下さいって拒否したんだと』

 

事務所内、全員絶句

 

少し時間が止まった後、

 

私『で、まさか支店長は　ハイ　ワカリマシタ　　と？』

 

営業の上司首をふりながら『ウウン　　この～ポカリだって　』

 

事務所内にシラ～っとした空気が流れました

 

私『この～ポカリか。はは　　ははははは』

 

この後、乾いた笑い声がとぎれとぎれにむなしく響き渡りましたとさ。

 

入社二年目位の小僧らしいのですが、どうなんでしょうかね？

 

彼の資質なのか、育った環境、しつけなのか？

 

小学三年生の息子でさえ、悪いことすれば一緒に謝りに行く

 

当たり前のことがこいつにはできないってことになる？

 

大学まで出てこれかいっ！

 

義務教育でも個人の権利とかばかり植え付けてどこまでも私（し）・私・私だもんな

 

義務や公的な立場なんて二の次だよ

 

私が優先して公がでてこない

 

自分がなんでお金を稼いでいるのか？

 

労働の対価だろ？

 

じゃあ、その職責とは？

 

その会社の上司も？だけどね。

 

”どの面下げて”　　来た事は認めるけど　情けないわ。

 

これからも　こんなの増えんのかな？

 

ちなみに私のデスクのＰＣにはエクセルで

 

クライアントや仕入れの担当の名前の表が作成されています。

 

ここに赤文字強調で小僧の名前を入れたのはいうまでもありません。（コメント注意人物だって）

 

 

 

 

Ｐ．Ｓ．

昔いた会社で同じような立場にいた時、ケースは違いますが

 

やはり部下の職場放棄（敵前逃亡かな）ととれる場面がありましたが、

 

若かったのもあり（バリバリだったからなぁ）バッサリ切ったこともありました。

 

自分としては、不適格者を切ったわけですが、役員からみたらかなりのマイナス評価なんですよね。

 

部下を切るということは管理者としての資質を問われることになるのでして

 

（でも、なんで役員がきる場合は問われないんだろう？あ、えらいからか）

 

『帰れ！』や『やめちまえ！』位の罵声で本当に来なくなる奴は

 

営業としてやっていけないですからね。

 

今ならパワハラで訴ええられるんだろうな。

 

でも実際ここで泣きながらでも踏ん張る奴が良い仕事するんですよ

 

今の子は、どうやって育ってきたのか？

 

これからの子もどうやって育っていくのか？

 

うすら寒い世の中になってきました