『相模原まで来ることは可能ですか?』
代理店の営業から電話がありました
第一声がこれ
基本的に外回りはない仕事ですが、トラブルや技術的な打ち合わせの場合は出張することもあります
代理店は全国展開をしている商社が多いので北は北海道から九州まであり、場合によっては海外へ行くことも(私はまだ経験はないですが)
『可能ですが、月の初めか第二週位までならなんとかなりますよ。
で、要件は?』
と聞くと、
『まだ、よくわからないんです』
とのたまった
『はぁ?』
要件も不明なのにサガミッパラまで来いと抜かすのか?
最近の営業は要件もわからずにメーカーに同行訪問を依頼するんかよ
どういう教育してんだよ?
と思いながら話をしていると
(のちに本件と発覚するのだが、この時は別件の様な話しっぷりで)
『○○型の○○タイプの機械はありますか?』
『○○型はないですが、■型ならそのタイプはありますよ。図面をFAXしますから
確認してみてください』と言って、
比較できるように、○○型と■型の両方をFAXしました
訪問依頼については、要件がわかったら連絡するようにと伝えました
午後になって、上司からさっき代理店から電話があったが、○○型の○○タイプが
できると言ったのか?とのやや怒り気味の質問に話の内容を伝えていると
今度は、エンドユーザーからの電話
『できると聞いたが・・・なんでできないんだ』
できないもんはできない。代替品なら代理店に提示してあると回答
すぐに代理店に電話すると担当が”できると思ってました”とのたまう
じゃあなんで、比較検討できるように図面を3枚も送ったんだと聞くと
閃いたように『ああそうか!』(アホか)
『今、エンドユーザーから電話がかかってきたけど怒ってたよ』
ここでまた驚きの発言
『なんて会社でした?』
・・・絶句しました
最近この輩が増殖してます
自分が売っているものが何か全くわかっていない
どうも右から左に流せばいいと思っているらしい というか、
どう考えても惰性でやっているとしか思えない
あきらかに何も考えていないらしい
自分が関わっているモノに興味があるかないかはどうでもいいが
それで飯を食っている以上最低限の事は知っておくべきではないかと思うのだが?
思考を停止した人間がウチの商品を扱っているというのは何ともいえないうすら寒い
気がした
まして、営業職にある人間が・・・だ。
定価と仕切りの差額の意味、なんで代理店にリベートを払っているか全部説明しなくちゃなんないのかね?
メーカーがつくってあんたらが動いて売ってくるからその分の差額が手にということが分かっていない
もちろん販売促進に協力することはやぶさかではないが大義名分がなくては
動けないということもわかっていないようだ
人が動くとお金がかかるんだよ。経費が発生するんだよと説明しなくちゃなんないのかね?
問い詰めてわかった事は、
エンドユーザー→販売店→商社(代理店)→メーカー(私)で話がきたのだが、
商社の担当は、エンドユーザーの名前も事情も調べずに販売店の依頼をそのまま
私に伝えてきたようだ
何の裏もとらずに、同行訪問の要請
ありえないって!
しかも、勝手に”製作可能”と回答している
散々叱ったのにまた電話がかかってきた
『あの~なんとか相模原まで来ていただけないでしょうか?』
エンドと電話でやりあったので、すでに事情はわかっていたのだが、
『この話って、さっきの製作不可の件と同じなの?』
と聞くと、
『実はそうなんです』
だと。
きちんとした、会話もできんらしい。
なんで自分で考えることができなんだろうか?
もう怒りを通り越したので優しく
『私が行かなければならない大義名分は?なんて会社に行くの?』
『それは確認します』 あほか?
『あのね、まず自分で足を運んで、お客様にどんな問題があるのか聞いて、
先方の希望や図面、必要なデータをとってきなさい。
後は、電話やメールやFAXで十分やり取りできるでしょ。
それとも、あなたが言っちまった”できる”の実はできませんていう理由をメーカーが
相模原まではせさんじて説明させてますんで、これで気をおさめてくださいって訳?
何考えてんの?自分でまいたんだから自分でケツふけよっ!!』
最初はやさしく・・・だったんですが結局またさんざん説教してしまいました。
事務所の中でもみんな聞いていたので、この後、話題になり
社長も『わけわからんのが増えて怖ェ~な』と盛り上がっている矢先に一本の電話
『○○支店の××ですけど、あの~大阪まで来ていただくことは可能でしょうか?』
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