あれはいつだったか。
NHKで、軽度の知的障害を抱える
女の子のドキュメンタリーを
観ていたときのこと。
彼女は、インタビュアーに
「私は読書が好きなんです!」と言った。
私は、おぉ!それは素晴らしい!と
思ったのだが、インタビュアーが
どんな本を読むのかと尋ねたら、
待ってましたとばかりに
マンガを出してきたのだ。
いやぁ…マンガは読書ではないだろう。
うーん、若者はマンガを読書と
思ってるのかい??
確かに、小難しい分野を
分かりやすくマンガにしているものなら、
なるほど、そういうことか!と
ヒントになるので、価値はある。
それを「読書」と言うにはどうかと。
これは、遠足でいうところの、
「先生、バナナはおやつに入りますか?」
と似たようなものだと思う。
小3の時の担任のセリフを、
今でも覚えている。
夏休み前に、読書感想文についての
説明があった。
生徒のひとりが、
「先生、マンガはアカンの?」と聞いた。
すると、先生は
「マンガは読書やない、マンガは見るもんや」
と答えたのだ。
幼心に、「なるほどなるほど」と
納得したものだ。
まぁね、ドキュメンタリーに出てた子は、
若いからマンガを読書と言っても
そんなに大恥ではないかもしれない。
しかし、大の大人がマンガを読書に
カウントしてたら、さすがに
恥ずかしいで〜オイ。
さて。
かくいう私は、
最近これに関心を持っている。
Twitterの
“ガチで泣いた漫画教えて選手権”と
いうハッシュタグで見つけたのだが、
これがなかなか内容が良さそうなのだ。
レビューを読むと、江戸が舞台で
時代背景や人情も、どうやら
山本周五郎のような世界観のようだ。
漫画は、
岡田あーみんのお父さんは心配症か
ナニワ金融道や北斗の拳くらいしか
読まないのだが、そんな私の心を
掴んだのが、この猫絵十兵衛。
ハヨ届かんかなぁ〜と、
今からワクワクしている。
ではでは、またね!