私は大好きなドライバーさんたちの
飲み会に参加させてもらったことがある。
その中でも、群を抜いて声がデカく、
「スケベ」のカタカナ表記が
ピッタリしっくりなドライバーS氏がいる。
S氏は、普段から声がデカいが、
お酒が入るとヘビメタ彷彿させる
爆音になる。
そんな爆音で、放送禁止用語(と、言っても
メクラとかカタワとかクモスケではない)を
言い放ちながら騒ぐ。
…何歳だよアンタ。
場所をわきまえるなんて言葉は
彼の辞書にはない。
S氏は、私に好意を持っている
勘違いオッチャンを指差して…
『KTさん!Mさんなぁ、毎日KTさんの
こと考えながら一人で如何わしいこと
してんねんでー!!』
と、いうのを、一言もオブラートに包まず、
私に対峙して大声で言い放ったのだ。
(私なりに、オブラートに包んで
翻訳したのが上のセリフ。)
私は返事に窮した。
何て答えりゃ、この絶体絶命の危機を
乗り越えられるのだろう。
ここは、微笑みの貴公子ヨン様よろしく
微笑んでやり過ごせばいいのか?
「やめてくださいよ〜」なんて
可愛いセリフ、中年の私には求められて
いないだろう。
いや〜、私は困ったダよ。
こういうシーンで当たり障りない
言葉を発するって、瞬発力がいるね。
私が頭をフル回転させて考えた、
誰も傷つけないセリフがコレだ。
『自由ですし、ええんちゃいますか』
バツ悪そうにしていた勘違いオッチャンは、
「やめてください」と言うセリフを
言わなかった私に安堵したようだった。
我ながら、メンズのプライドを
傷つけない気の利いたセリフだなと思う。
下品でもないし、禁止もしていない。
いや、ほんと、人の行動や感情を
コントロールできないんで、
その辺は別に自由にしてくれたらいい。
むしろ、こんな中年女に
ヤンヤヤンヤ騒いでくれるなんて、
ありがたいかもしれない。
普通なら、
「うーわ、若いと思ったらオバハンかよ」
「ババアに用はない」
「お前のようなババアいるか」と
言われる年齢だ。
あのオッチャン達との飲み会に
参加したいけど、もう
どないもこないもありゃしまへんって
くらい明け透けに如何わしい話を
するので、二の足を踏む。
聞いてるだけならいいのだが、話を振られると、
コメントに困る内容が多い。
ではでは、またね!
🌱🐰本日のおまけ画像🌱🐰
北斗の拳・でかいババア
ザコキャラだし、
全然メインでもないのに、
フィギュアまである隠れた人気キャラ。