いつも通り、アラームで起きた。
起きたら、まずはうさぎ達に挨拶して
ご飯をあげる。
私は布団から起き上がり、シロに目をやると、
そこには信じられない光景が。
何と、あの美しい純白の被毛をした
シロの顔や前足を中心に、
血で染まっていたのだ。
私は、生きた心地がしなかった。
血液というものは、一瞬で人を
戦慄させる色をしている。
ご飯入れの器には、ベットリと
血が付いていた。手を払ったときに
散ったと思しき血しぶきが、
ケージ内はもちろん、部屋の壁にも
付いていた。
まさに、阿鼻叫喚の世界。
そんな状況を見て、
「え!何で?何で?」
というセリフしか出てこなかった。
そりゃそうよ。
私が就寝した深夜1:30まで
何もなかったのだから。
ほんの4時間の間に、こんな
流血事件が起きるとは!
救いだったのは、
食欲も元気もあること。
さて、どうしよう。
もちろん病院に連れて行くのは分かっている。
どういうプランで行こうか。
仕事は朝から休みづらいので、
朝どうしてもしないといけない
業務だけでもやって、それが
終わったら早退させてもらおう。
夫は夫で、病院に行ってから仕事に
行くと職場に連絡を入れてくれた。
(私がすっかりペーパードライバーに
なってしまったので、夫が頼り。)
病院に到着&診察。
私達は、この世の終わりくらいの
不安な表情をしながら症状を伝えた。
『爪が折れてますね。今は血は止まってます🙂
よくあることなので、またこんな状態に
なったら、爪を確認してみてください☺️
家に片栗粉があれば、それを応急処置として
つけてあげてください😊』
…と、軽やかに伝えてくれた。
その軽やかさが私達の不安を大いに
和らげてくれた。
よかった!
本当によかった!
あることないこと考えて、
不安に苛まれていた私達は、
これでようやく不安から解放された!
その日、掃除の際に、
折れたと思しき爪を発見。
しばらく持っておこう。
あんなに血まみれだったのに、
たった一日の毛繕いで元通りのシロに戻った。
生き物って、すごいね。
(顔周りは、昨日ある程度拭いた)
しかしながら、あれだねぇ。
ほんと、動物と暮らすということは、
予期せぬことが起こるものだと
改めて思ったよ。
ではでは、またね!