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Twitterの、
ガチで泣いた漫画教えて選手権の
ハッシュタグで知った
【猫絵十兵衛】を、オールセットで買った。
それが本日届いた。
ガチで泣いた漫画言うてもアンタ、
そないオイオイ泣くような
モノではないだろうと高を括っていた。
…が。
第一巻の、
ほんの5ページほど読んだところで、
もう手が止まってしまった。
目の病気を患っている久蔵じいさんの為に、
手白という猫が神社にお参りに行く
このシーン。
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もう、この左下のコマを見た瞬間、
ページがめくれなくなってしまった。
まさか…。
いや、まさか一巻の一話目から
私の目頭を熱くさせるとは。
おおよそ話の展開は予測できるが、
心して読まねばと思い、どうにか
第一話(ええか、第一巻ちゃうで、
第一話やで)を読み切った。
涙を堪えようとすればするほど
クシャおじさんのような顔になる。
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なので、
堀内孝雄よろしく、
泣くんなら泣いちまえ ガキの頃のように
と、オイオイ泣きながら読んだ。
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あかんわ、こんなん。
こんなん、あかんわ泣くわ。
これまたラストで、
これでもかっちゅうくらいに
泣かされる。もう堪忍したってぇなと
思うほど泣かされる。
なぜに、こう、ジーンとさせられるんだろう。
いやはや、ほんとに
山本周五郎の世界だ。
第一巻の第一話しか読んでないと
言うのに、この先も日本人の心の琴線に
ふれる話が出てくるのかと思うと、
どうしたらいいもんやら。
猫好きな人や、人情味あふれる話が
好きな人は、まずは一巻だけでも
買ってみて損はないよ。
ではでは、またね!