うさぎとベリーダンスとダラブッカ “KT LOVES Lapin”(セクシー田中さん)

浅草ヤング妖品店は、一生の宝物。

Xのフォロワーさんから、
何とも気になるタイトルのマンガを
紹介してもらった。

【浅草ヤング妖品店】

妖品店かぁ。
それだけでも気になる。
調べてみたら、こんな内容だった。
24時間営業中のみやげもの屋・浅草ヤング妖品店で取り扱う商品には、生前に罪を犯した者の魂が込められている。お客を助けた善行で“罪”を清算し、極楽浄土を目指す魂達が様々な事件や奇跡を起こす――! 癒しと感動のヒーリングミステリー。

これは、きっと怖イイ話に違いない!!
私は、迷わず全巻買った。



どの話も短編で読みやすい。
そして、どの話もじーんとくる。
感動というべきか、共感というべきか。

ハッピーエンドが約束されているので
安心して読めるんだけど、そう
分かっていても、最後は毎度
『よかった!本当によかった!
ありがとうありがとう!』と、
心で何度も呟いてしまう。
クシャおじさんみたいな顔で
おいおい泣きながら。


どの話も本当によくできたニクイ話。
ニクイと言っても憎悪ではなく、
ど根性ガエルの
🎵ニクイよ、この〜!ど根性ガエル〜!🎵
と同意義のニクイ、だよ。



どの話も大好きなんだけど、
私が特に好きなのは、好きというか
印象に残り、考えさせられたセリフがある。

浅ヤンの店主に、魂の宿ったボールペンを
“グッズ”として貰った少年。
彼は、いじめに遭っており、
「負けない負けない」とそのボールペンで
ノートに書き、自分を励ます。
ある日、耐えられなくなり自殺しようとする。
そのとき、ボールペンが語りかける。

“死んだらダメだ!死んだら勝てないんだよ”


いやはや、すごいと思った。
死んだら負け、ならよくある話。
“死んだら勝てないんだよ”、だよ。
生きていれば、勝てるかもしれないと
いう可能性を感じるセリフ。
よくぞそんなセリフを産出してくれたものだ。

また別の話で、
魂の宿ったキーホルダーを、店主が指で
つまんで自分の顔の前で持ち、
それに向かって説教をするシーンがある。
そのシーンが微笑ましくて微笑ましくて!


浅草ヤング妖品店。
すっかり私のお気に入りになった。

昔、岸田今日子が、
「私の好きな本は、星の王子様。
わざわざ読み直さなくても、本棚に
あると思うだけで幸せな気持ちになる」
って言っていた。

浅ヤンは、私にとってそんな本になった。


あと、20年くらい前の漫画だけど、
問題提起していることが、
今も何ら変わってないことに
驚きを隠せない。

感動、共感だけではなく、
深く考えさられる漫画でもある。
考えるという機会がない昨今、
この漫画はそれが出来る。


この漫画を教えてくださった
フォロワーさん、
ありがとうございました!
浅草ヤング妖品店こそが、
私にとっての“グッズ”ではないかと
思うほど気に入りました!
あの店主に渡された気分^_^


ではでは、またね!



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