帰ってこようが、寝てる状態から
「おぅ?」と目だけを動かし、
「おぅ。」と目を閉じてまた寝る
パンチの効いた風貌の猫・メイがいる。
本日11月22日、KT家では
祖母の7回忌の法要が行われた。
僧侶が到着後、ややあって読経し始めた。
すると、普段動かないKT家の山のフドウこと
メイが、のっしのっしと仏間に入室してきたのだ!
それヤバイ
絶対ヤバイ
まじヤバイ
メイが僧侶に猫ズリなんかしてみなさい、
読経どころではない。
僧侶のところに行くのだけは阻止しないと!
私は、手でメイを押し除けた。
すると、御飯時くらいしか私に猫ズリしない
メイが、こともあろうに喉をゴロゴロと
大きく鳴らしながら猫ズリしてきたのだ。
周りは笑いを堪えているではないか!
リアル・変なおじさんの世界が展開!
私とメイは、何度かこの応酬を繰り返し、
ようやくメイは自分がお呼びでないことが
わかったようで、
「今日はこのぐらいで許しといたろ」と
言わんばかりに、出入り口までさがった。
と、思ったのも束の間。
また私のところに来たのだ。
タチの悪い酔っぱらいを彷彿させる!
しかし、途中でメイは私の兄に気づき、
「おっ?おったんかい」とでも言うかの
ような表情で、今度は兄に猫ズリ三昧を
施し始めた。さらに、しゃがれた声で
『ニャオ』と鳴いた。…何がニャオやねん。
堪えきれず、フフっと笑い声を漏らす人もいた。
メイは、ひとしきり兄の背中や鞄に猫ズリしまくり、
ようやく気が済んだのか、兄の横に座った。
読経が終わるまで、ずっとここにいた。
私は、読経してる間に出て行ってくれ
アアア〜アアア〜アアア〜と願った。
メイは、法事が終わると何事もなかったかのように
出ていった。可愛いハプニングかもしれないが、
笑いを堪えるのはなかなか苦しい。
だいたい毎日寝てるのに、何でよりによって
こんな席のときにくるのだチミは。
…あ。
私の婆さん、猫好きだったな。
孫の中で一番可愛がってたの、兄だったな。
本日の一曲
ペドロ&カプリシャス
五番街のマリーへ
佐藤竹善のライブで初めてこの曲を知り、
感情移入して鼻ズーズー鳴らしながら
泣いてもーた。
『五番街は近いけれど とても遠いところ』
という歌詞がめちゃめちゃ刺さります。