童心に帰って、計算ドリルに挑戦。

TUBEのシーズン・イン・ザ・サンが

流れ始める、夏休み終わりかけの

物寂しいちょうどこれくらいの時期。

夏休みの宿題を溜め込んだ私は、

缶詰状態で宿題をこなしていたものだ。

“夏休み突入前夜に戻ってくれないか。

そしたら、絶対計画的に宿題を済ませるから”

と、毎年思ったものだよ。

切羽詰まらないと課題に取り組まないのは、

今まで相も変わらずだなと思う。

さて、そんな子供時代を懐かしく思い、

小学生気分を決め込んで、薄い問題集でも

やってみるかと思い立った。

分厚いとやる気が出ないから、飽くまでも薄いもの。

さすがに、小学生の内容では

易しすぎるだろうと思い、

中1の数学の問題集を探すことに。

薄くて良さそうなものがあったので、

手にとってみた。

パラパラ…

パラパラ…

パラパラ…


いや、ぜーんぜん分からへん。

日本語であって、日本語でないと

思うほど分からへん。

元々数学は苦手だったが、

現役中学生のときは、それなりに

解いていたと思われる。

しかし、今は全く歯が立たない。

一瞬で「こりゃ続かん」と見切りをつけ、

そっと問題集を閉じ、棚に返した。

その後、何事もなかったかのような

涼しい顔で店を出た。

いやはや。

子供時代の思い出を、わざわざ

再現しなくていいと思ったね。

そんなものは、心の中にあればいい。

と、言いつつ、

こういう姿って、やっぱりいいよね！

ではでは、またね！

 

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