今日は、母がカンカンカン！と
お皿をスプーンで叩く音で目が覚めた。
おいおいおい、日本文化センターのCMかよ
と思いながら起き上がった。
「ココー！ココー！」と繰り返している。
どうやら、ココが自分で窓を開けて
外に出ていったようだ。
私は、Twitterで猫探してますと
拡散すべきか迷った。
しかし、そう遠くは行っていないはずだ。
この辺にいるに違いない。
私は自宅待機し、母はココを探しに行った。
暫くすると、蜂蜜ハニーが外の様子を
窺っていたので視線の先に目をやった。
ココの声がする！
私は、すぐに声のする方に近づいた。
ココがいたにはいたのだが、
普通の猫なら、それくらいジャンプ
できるやろって高さのところで
工藤静香さながらの困った顔で
こちらを見ているではないか！
私は、ビートたけしよろしく
「バカヤロウ、冗談じゃないよ」と
思いながらも捕まえる術を考えた。
猫にはジャンプできる高さでも、
人間では少し厳しい高さだ。
しかも、人ん家の敷地内。
だが、身軽で身体能力が高ければ
捕まえられる範囲ではある。
鈍臭い私では絶対に無理だ。
あ！そうだ！
近所に甥っ子がいるではないか！
あの子を叩き起こそう！
母に連絡し、甥っ子をこっちによこすように言った。
ココ好きの甥っ子は、ものの数分で
駆けつけてくれた。
ココも彼が大好きなのだ。
彼はココの居場所を確かめると、
タカスギのCM彷彿させる身のこなしで
ココに近づいた。
（このCM知ってる人いるかな？）
さすが相思相愛同士。
いとも簡単に捕獲し、彼はココと共に戻ってきた。
（BGMはエアロスミス
I don't want to miss a thing）
私達は、無事に帰ってきたココを
代わる代わる抱きしめ、
ココやココやと嬉し泣きした。
早朝7時の出来事だ。
猫が出て行くという不安な思いは懲り懲りだ。
おい、ココよ。
それにしても、降りたのなら上れるだろう。
【おまけ画像】
ココのセクシーショット。
あぁ、絶景だ。
ではでは、またね。
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