何と言うか。先に言うとくけど
別に面白くもなんともない話だよ。
最近あった出来事程度の他愛もない話。
私が常駐させてもらっている部署には、
送迎ドライバーさん達もいる。
ドライバーさんの中に、
メガネをかけた、細身で小柄な人がいる。
その特徴を言っただけで
「あ！あの人のことね！」と分かる人だ。
ある日、他部署の女性職員が、菓子折らしき
ものを持ってドライバー室に入って行った。
『（菓子折を手渡しながら）これな、
こないだ私が荷物落としたときに、ここの
ドライバーさんが手伝ってくれたお礼やねん。
名前分からんねんけど…小さいおじさん。』
オイオイオイ、ちょっと待たんかい！
いきなりNGワードかい！
しりとりで、初っ端から「みかん」とか
言うてんのと一緒やで。
や、分かるよ分かる。部外者のこの私でも
あ、あの人やとすぐ分かる。
しかし、オブラートに包む気もなく、
ダイレクトな表現でその他大勢の前で
小さいおじさんはないだろう。
確かに、その描写は説明不要で
「えーっと、◯◯さんのこと？」などと
考える時間も短縮されるだろう。
でも、なんちゃうか、こう…もっと
こう…あるだろう？？
「名前分からんけど、メガネかけてて
この位の身長で細身で物静かな…」
とか、
「名前分からんけど、そんなに背は
高くない人でメガネかけてて優しそうな…」
とか、
仮にそう思ってなくても思いやりがあれば
いくらでも人の欠点をオブラートで包めるはずだ。
『小さいおじさん』
名前が分からなくてもすぐに誰と
特定できる、完全無欠の描写。
しかしだよ、助けてくれて感謝してるなら
もっとオブラートに包みなさいよ。
もっと感謝の気持ちを込めなさいよ。
もっとはじっこ歩きなさいよ（←分かる人だけ
分かったらエエ）
小さいおじさんを売りにしているのは
我らが池乃めだかぐらいだろう。
小さいおじさんと発した女性職員が
去った後、小さいおじさん発言で
ざわめいたのは言うまでもない。
…その女性職員、兵藤ゆきに
クリソツなんだけどねぇ。
もっと、こう、あと15キロほど太らせた感じ。
いやはや。私も粗相のないように
気をつけたいものである。
ではでは、またね。
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