私は読書が好きだ。
でも、漫画は読書ではないと思っている。
小学3年のとき、担任が
夏休みの読書感想文について説明の際、
こんな素晴らしいことを言った。
『漫画は読書やないぞ。
漫画は読むモンやない、見るモンや。』
確かにそうだ、と唸った。
そんな訳で、私は漫画は読書にカウントしない。
そもそも、お父さんは心配症以外は読まない。
さて、私には歳の離れた兄がいる。
私がクソガキだった頃、兄は
めぞん一刻という漫画を持っていて、
アニメも観ていた。
私は、ストーリーもよく分からず
一緒に見ていた。今もなお絶大な人気を
誇っているようなので、兄くらいの年齢の
人には憧れたり共感したりできるアニメなのだろう。
私は、唯一このアニメで関心を持っていたのが、
オープニング曲とエンディング曲。
幼心に、このアニメは何でこんなに
曲のチョイスがいいんだろうと思っていた。
中でも、私はピカソのビギン・ザ・ナイトが
大好きだった。
クソガキの私でさえも酔いしれた曲。
優しく温かい曲調と歌い方。
そして、歌詞があの時代ならではの
ハイセンスぶり。
“独りよがりのミステリアス”
“都会育ちのエゴイスト”
ただただ、しびれる。
しかしながら!
この曲、残念ながら、どこをどう探しても
この1曲だけで買えない。
「アニメ」という響きに抵抗を感じつつも、
私は思い出を買うために、めぞん一刻の
OP/ED曲集に2039円支払った。
馬鹿だなぁなんて思われるだろう。
当時、兄が横でめぞん一刻を真剣に見ていて、
私はその横で宿題なんかをしているという
ほのぼのとした光景をありありと思い出せる
ツールが、たったの2039円だと思うと
安くはないかい??
時間は戻せないし買えないが、
あの時の思い出は、こういう形で買える。
そんな訳で、本日は
ビギン・ザ・ナイトをBGMに、
ナデナデ満喫するミロろんで
お別れしよう。
(頭を撫でて!と意思表示するミロが
ハッキリ撮れた!!)
ではでは、またね。
✨🐇本日の一曲🐇✨
素直に、
ピカソのビギン・ザ・ナイト!