『折紙技術での作品製作者:折師』Work of Origami skill:Orisi

折り紙技術で折紙~ペーパークラフト~分類不可まで範囲の作品制作者(師)、そして作品と旅も(笑)

日記:『2年ぶりの、21世紀のメッセージ展・東京折り紙ミュージアム』を訪れて。一生の想い出となった1日に…。

2021年08月30日 | 作品と外出(展覧会)

 ↑ 行ったのは一昨日:8月28日(土曜日)…。記事にするに至って、…本当に葛藤しました(コロナ禍の事もありますし、私自身、壮絶な事ばかり起きた1日でした。※そして今回の記事、壮絶に文章が長いです…皆様、申し訳ございません。)

 「来年は、こうして(自分が)まだ大丈夫な状態では無いかもしれない…。…だから、この1回として…東京に向かいました」

※自分で申し上げるのもなんですが、自分の意思での旅行は2020年9月22日以来となります(他は実は全て、用事のついで。)

 

①21世紀のメッセージ展

このブログで知り合いし芸術家である「のしてんてん」様が出展なさっている展覧会。←名前の部分がリンク先

 

…良い事では無いのですが、私はこうした機会が無いと…家から出ない不勉強があります(この2年間で、自分の意思での外出はこれのみ。他が全て友人の誘いという…) ↓当然3年前には無かった貼り紙

 

タイトル右下の、パンフレットの後ろにあるメモのように…私は基本「想いを言葉に走り書いて残すタイプ」だったりします。ので作品の撮影は…これのみ※…実は時間いっぱい(2時間の見積もりが甘かった)まで見て回って…そもそも撮影時間など考えていなかったし。

 

画法に表現に発想に…「芸術とは、一線を越えたものである」…それを(毎度ながら)まざまざと感じました…。

…他に言葉に出来ないんですよね、「凄い、ただただ凄い」「…どうすればこのような作品が生み出せるのか…」「…小細工無しで心にグッと来る」…。

 

②そして今回、最終日の片付け直前という事で…その場の成り行きとは言え『この展覧会の代表(詳しくはパンフレットの、左から2行目・一番下の方)』とお話する機会がありました。(ノートにひたすら書いている姿が、美術の宿題をしているように見えたのもありますが笑)

※名前を伏せているのは、私自身の恥ずかしさです。…実はリアルでの話はいまだに不得手、という事を身に染みて感じた今回でもありました。失礼な発言などをした訳ではありませんが

 

 『度量の広さ、器の大きさが、…会話の中でわかるという。実力者の何たるかが、柔らかな物腰でも明らかに解る』と。

 そして(その時点ではまだ、その方の作品まで見終えてなかった)今年の作品を見て、…2年の月日が経っているにも関わらず分かりました。

 『…間違いない。2年前、入って左奥の中央、そして心を鷲掴みにした宙づりの石の文様と同じ……あの途轍もない力の作品の作者様。』

 …改めて芸術とは。心に褪せぬ想い出を残すほどの力がある事を感じました。

 

ちなみに何を話したのかは、…緊張であまり覚えていないのです…。2年前の作品を今なお覚えている事を話したのは確実ですが(今年の作品を見る前と後の2回、お話をしました。)

 

③東京に来る貴重な機会にて、東京折り紙ミュージアムへの素材の買い出し

東銀座駅から浅草へ。

 

④そして東京折り紙ミュージアムへ(作品展示および折り紙素材を各種たくさん扱っている、正真正銘の専門店。上の鶴の素材は小川和紙という名称なのですが、ここで買いました)

↓ つまり3年ぶりの帰郷という訳ですね笑

 

タイトル写真↓ 大量に物資を買い込みました(特に左下の15色×20枚という、普通の人が見たら「…何に使うの?!?!??!?!な代物を2セット」。いや、本当に使うんです真顔www)

 

そしてここでもまた…大きな出来事がありました。(小川和紙の棚を明らかに目的を以って物色している姿⇒どう見ても大量に作品を作る人しか買わない15色20枚セットをキープする姿⇒その後特殊な折り紙ばかりを物色する姿…)

⑤「遊びに来たのではなく、作品制作者として来た感を醸し出し過ぎた結果…まさかの先生をしているほどの方に声を掛けて頂き…お話しするという出来事※上の写真中央のパンフレットの中で講師をしている方

 

…私自身、『折り紙技術を扱うペーパークラフト』の領域の人間とは言え、折り紙への敬意は作者としてあります。

……自らが届かなかった、コンプレックス折り紙(超複雑系折り紙)への畏怖も。

 

その先生である御方と『折り紙という文化』『折り紙の世界』(すごく抽象的な表現ですが、これが正しいと。本当にそういう話)について、本当に語り合うという、凄い事になりました……!!

※改めて、私は今もなお、折り紙は好きなんだなぁ、としみじみと。そして…端くれとは言え「解る」と。

 

⑥…そして、その方と話の中で…本当に話を重ねた中で…『この方は本当に、折り紙の作品が好きで、私がどのような作品を作っていくのか期待をして話している』事を確信の域まで感じて…

 

『写真右の作品:竜ver2020.8.10を…ご覧にいれる流れとなりました』(先生の「やっぱ作品、持ってるじゃん!」には苦笑しながらも、でした。)

私自身、見せる為に持ってきたものではありませんでした(撮影用※結局撮らなかったのはミスですが…持ち運び枠としては便利なんですよね。) 言葉を信じて頂くしか無いですが「作品を自ら見せびらかすのは無粋。ここぞという時に”魅せて”こそ粋、と。」

 自分で複数体作れるほど設計図は頭にあるので『右半分を開いて、展開図を見せるほど』でした(ちなみに緊張で手は震えました。相当な気持ちの積み重ねの後押しがあったとは言え、勇気の全てを振り絞っての)。

 

 …流石は、折り紙作家であり先生、基本骨格や方向性(その為に使用した技術)を「秒で」認識。※基本骨格は本当に一瞬でした(ぶっちゃけますと「鶴(折り鶴)」のアレンジなのです、「???」のあなた、大丈夫です、99.99%の人はそれが普通だと思います。いわゆるマニアの領域) 

 

 その後は「折り紙の(条件もありますが)一般参加イベントなどのお話」もして、閉店時間スレスレでお買い上げ※参加などは…これから色々考えて…です。

…本当に、素材の買い出しが『一生の想い出となるほどのビックイベントになってしまいました。』

 

③最後に 『偉大な方々との邂逅:戸惑いと今と』

…今なお、(…引きこもりによるリアル不慣れも大きいのですが…)「思い出すたびに、緊張するほどの出来事でした。」

 

ただ、…ひとつ、これだけは大きかったと思える点がありました。(私の勝手な解釈でもありますが)

『相手をただ見上げるだけの会話では無く、作品制作者として…真摯なやり取りが出来た事※折り紙ミュージアムでは…本当にそうでした。』

これはペーパークラフト:忍者による記録の為ではなく『作品制作者として、年月を重ねて磨いてきた事実が支えてくれた』と。

 

 最後に、…後日清書しようとしている作品を先んじて

『今の私の持てる、1枚の折り紙から作り出せる、最高クラスの作品(仮完成)をここに。※テーマは竜、ver8.10の本気のアレンジ。』

 

改めて、いつもとは毛色の違う…超長文となりまして…ご容赦を。

 

ここまでお読み頂き有難うございました! 『あなたに感謝を! そして幸運と加護がある事を願いて。』

 たんぽぽふくろう忍者大鷹 ←個別の作品記事リンクとなります。

 

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13 コメント

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Unknown (sure_kusa)
2021-08-31 08:07:41
いやいやまぁまぁ、何ということでしょう。
折師さまの作品といい、のしてんてん様、桂蓮さま、閑斉さま、ashさま・・天才創作者の各メンバーに囲まれた私はなんという幸せ者なのでしょう。

皆様の「創作」に包まれた私は「捜索」され(← お妻に)、あげくの果ては見つかって百叩きの刑が待っているのでございましゅ。

「やめて!」
私の声は、開けた窓から地球の裏側まで届くのかも知れません。
アーメン♪
返信する
Unknown (閑斉)
2021-08-31 15:31:09
よき出会いにめぐり合い、吉日でしたね。

折師様の感激に言葉がありません。

これからも、切磋琢磨、よき作品を!!!
返信する
sure_kusa様のご来訪とコメントに感謝を! (人生の素人:折師)
2021-08-31 21:07:54
 ”いやいやまぁまぁ、何ということでしょう。
~ 、のしてんてん様、桂蓮さま、閑斉さま、ashさま・・天才創作者の各メンバーに囲まれた私はなんという幸せ者なのでしょう。”
 鉛筆絵画と思考の才、翻訳と肉体科学の才、紙紐と句の才、縫物作家の才…全員が才を集いて、
 そしてsure_kusa様が閃きと句の才と! 本当にsure_kusa様のブログとコメント欄は凄い事になってますよね、はい。

 ”皆様の「創作」に包まれた私は「捜索」され(← お妻に)、 ~ アーメン♪”
 …この時の会話もそうですが、私自身『作品制作者以外の事は一切話していなかったり』
 ただこれを気に入っていたり『正体不明のペーパークラフト作品や折り紙作品の制作者』
 バレたら事なのは私もだったり~(爆笑)

 改めてsure_kusa様のご来訪とコメントに感謝を~
返信する
閑斉様のご来訪とコメントに感謝を! (人生の素人:折師)
2021-08-31 21:12:09
 ”よき出会いにめぐり合い、吉日でしたね。折師様の感激に言葉がありません。”
 本当に、良い意味での「壮絶」に尽きる一日となりました。
 …どう凄かったか、と聞かれても
「とにかく凄かった…詳細は緊張で…」
というレベルの…。

 ”これからも、切磋琢磨、よき作品を!!!”
 これから可能な限り、力の限り再び歩んで行きたいと。
 今制作最中ではありますが、次回記事は
『今の私の力の限りを尽くした、折り紙』となります。この記事最後の竜の清書、しばしお待ちくださいませ。

改めて閑斉様のご来訪とか洗練のコメントに感謝を!!
 
返信する
ごめんなさい、今気付きました (のしてんてん)
2021-09-30 23:28:15
全く迂闊なことですが、この記事を見落としておりました。

東京での素晴らしい出会いを喜びたいと思います。折師さんの仕事を正しく評価してもらえる方との出会いは。長い努力の結果だと思います。本当によかったですね。

コロナ禍の中、足を運んでいただき本当にありがとうございました。

ところで、折師さんの鶴とのコラボが完成しました。公開は4日の月曜日と決めているのですが、その前に見て頂けたらと思い、去年(2020年)の10月1日の日付でこっそり公開いたします。
公開に際して折師さんに問題がなければそのまま月曜日に公開しますので、修正など必要があれば、こちらのメール欄か、私のメッセージ欄からメール下さい。問題点を修正いたします。
コラボ記事は、折師さんと共有したいと思いますので、よろしくお願いします。
返信する
うまくいきました (のしてんてん)
2021-09-30 23:34:36
過去記事(2020年10月1日)検索で記事の確認が出来ます。
よろしくお願いします。
返信する
のしてんてん様のご来訪・コメント、そしてご提案に、感謝を!!! (人生の素人:折師)
2021-10-01 21:09:06
 ※該当の記事のコメント欄にて返信(もちろん快諾!)を入れさせて頂きました!!
 また記事を見るのはマイペースが良いと想いますし、お気になさらずに!!

 ”東京での素晴らしい出会いを喜びたいと思います。折師さんの仕事を正しく評価してもらえる方との出会いは。長い努力の結果だと思います。本当によかったですね。”
 
 このコメント…言葉にこちらこそ、有難うございます!! 
 おっしゃる通り、「折り紙の技術を扱う者」として、自らの”仕事”について「互いに語り合う」
…お互い1作者としてお話する事が出来た、かけがえのない時間となりました。
 そしてそれは、『のしてんてん様と知り合った、作者としての刺激を受けた、このブログの積み重ね』で培われたものでした。”自然な努力の結果”、と。

 ”コロナ禍の中、足を運んでいただき本当にありがとうございました。”
 本当に、開催出来て良かったですし、私としても「こうして芸術に会いに行く機会(その上最も意欲が湧きやすい)」が今年あった事
 …その展覧会での出来事も、その後も含め…唯一無二の想い出となりました…!!

 改めて、のしてんてん様のご来訪とコメント、そして「ご提案(共演および公式公開の前相談)」を有難うございます!!
 気持ちをまとめたコメントは該当記事にて送らせて頂きましたが
 『快諾! 私の想像以上で、修正を入れべきでない完成度!! 支えについても、作者としては望むところ!』となります!
 
返信する
ありがとうございます (のしてんてん)
2021-10-01 21:59:09
了解いたしました。
ありがとうございます。
折師さんとのコラボは、長年望んでいたことでしたが、実現できて喜んでいます。

何より、具体的に作品を手にして作業させて頂いて、作品のレベルの高さに驚きました。写真で拝見するだけでは分からない細心の仕事がとても嬉しく思いました。

撮影作業も面白く、鶴の美しさがいくらか現わせたかなあと思っています。

ダメがなければ、予定通り4日に本格投稿いたします。お楽しみ^に^
返信する
返信:のしてんてん様、こちらこそ、楽しみにしております! (人生の素人:折師)
2021-10-01 23:16:24
 ”了解いたしました。ありがとうございます。折師さんとのコラボは、長年望んでいたことでしたが、実現できて喜んでいます。”
 こちらこそ、こうして贈らせて頂いた作品で、3年前を超えて「お互いに、本物の作品同士での共演」が出来…「1作品制作者としての光栄」、です!
 ※かつてはこちらの撮影技術等々…今見ると~ですが(汗)

 ”何より、具体的に作品を手にして作業させて頂いて、作品のレベルの高さに驚きました。 ~
撮影作業も面白く、鶴の美しさがいくらか現わせたかなあと思っています。”
 作者として見に余る光栄であり、その上で「鶴ver2021.6.6 の完成度 が良い仕事をしてくれた事」は純粋に嬉しい限りです!!!
 そして、確かに細かいです(笑、自分でもこれ以上となるとピンセットでも厳しいものとなります笑)
 …その自分の力を活かせる、手のひらサイズの高完成度な鶴、だったりします!
 何よりも『のしてんてん様の空間絵画が、背景として秀逸で…本当にその世界を旅している感が…素晴らしい…!!』と。

 ”予定通り4日に本格投稿いたします。お楽しみ^に^”
 こちらこそ!楽しみにしております!!よろしくお願いします!!!
返信する
作業で気付いたこと (のしてんてん)
2021-10-03 16:36:20
作業中、気付いたことが一つだけあります。
作品に何ら問題はありませんが、
この鶴は折りたたんで度に同行されるとお聞きしました。

その折、羽根を何度も開閉しますよね。

その時、胴体と羽根の可動部分が見る限り紙一枚か二枚で動いていますが、何度も長期にわたって開閉するとこの部分が疲労してくるかと思いました。

技術的に可能なら、何か補強策があればいいなと思いました。

素人の単なる感想です。役に立たないかもしれませんが、共同制作の礼儀として、気付いたことは小さなことでもお伝えすることにしました。

折師さんのツッコミもそのまま記事に組み込ませて頂きました。

では明日、我々のネット会場でお会いいたしましょう。
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