まつり、メタボです。腹がつかめます。
みょいーん。
現実逃避妄想
ルルーシュinワンダーランド/その5>
くすくす笑いながら言われたその言葉に、ルルーシュは憤慨した。
「何だ、調教って!俺は人間だぞ!」
「うん、わかってるよ。でも、ね」
ニコニコ笑っていた明るい緑の瞳に影が落ち、無表情になる。その表情の変化と、すっと伸ばされた手にルルーシュは
反射的に身を引いた。
しかし幹に縛られているので逃げることが出来ない。せめて顔だけでもと逸らしたが、顎を掴まれ正面を向かされた。
「いつもいつも僕は君を好きだ、愛しているって言ってるのに、君は怒ってばかり。まぁ、ツンデレは君の性格だから
仕方がないって思ってたけど、どこの馬の骨とも知らない男の名前を出されたらいくら我慢強い僕でも切れるよ?」
それは俺じゃない!俺はお前が言っているアリスじゃない!
そう反論したいのに、顎を固定されているので言葉が出せない。
「僕ももう我慢の限界だったしね。これを機会に、君が一体誰のものか、この体にきちんと教えてあげるよ」
ねぇ、アリス?
にっこりと笑ったその目は全然笑っていなくて、ルルーシュは背につめたい汗が落ちるのを感じた。
(こんな乱暴で破廉恥なヤツ、スザクじゃない!)
顔も声も本人そのものだけど、全然違う。本物のスザクは・・・。
そう思ったとき、またしても妙な違和感に襲われた。本当の、スザクは。
(ドンナヤツダッタ?)
しかしそれを追求しようとして、またしても目の前のバカ猫に阻止された。
「ひゃっ」
するするといやらしく太腿の辺りをなで上げる手の感触にぞわりと総毛だつ。
(いやだ、いやだ。だれか、助けて。)
そして、白のかぼ・・(@ルルーシュ自主規制)に手が掛かった。ぐっと下にずらそうと力がこめられる。
(助けて、スザク!)