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妄想/アリスなルルーシュ 第6話

2010年01月30日 23時49分49秒 | Weblog
アバター行ってきました。CGとは思えないすごいリアルな映像でした。3Dの方を観たんだけど、あまり感じられなかったなぁ。
ふつーの3Dだったからかな?IMAXがすごいらしいんだけど、箕面しかないよ・・。
ラブリーボーンも観てみたかった。コレはDVDを待ちます。



現実逃避妄想ルルーシュinワンダーランド/その6>

静寂な森に響き渡るのは、あわれな子羊の・・・・怒り狂った怒号だった。
「ばか!バカ猫!そいつを返せ!変態!」
「男のくせにそんな格好をしている君のほうが、よっぽど変態だよ」
羞恥心と怒りで顔を真っ赤にして怒鳴り散らしているルルーシュの目の前で、件のバカ猫は白いものを指でくるくる回しながらニヤニヤと笑っている。
「これは俺の趣味じゃないっ。誰かの陰謀だ!」
そうだ。誰が好きこのんでこんな格好をするか!
ミレイの男女逆転祭りの時は、不本意ながら合意でやったからかろうじて許せる。
しかし、これは俺の意思じゃない!
何時、誰が、何のために、こんな服を俺に着せたんだ!?
それに、目の前のこいつだ。
理不尽極まりない所業もそうだが、何より許せないのはスザクにそっくりだという事だ。
スザクを汚された気がしてならない!
怒りとやるせなさに感情が抑えきれず、涙腺が緩んでくる。
「とにかく、そいつを返せ!」
「これ?」
と、バカ猫は両端を指でつまんでびらーんと広げた。それは裾にフリフリの綿レースがついた白いかぼちゃパンツ。
「ばかっ。そんなもの見せるなっ」
「どっちなんだよ」
女性用の下着をつきつけられたルルーシュは慌てて目を逸らし、チェシャ猫スザクはその反応にあきれて溜息をついた。
「大体さぁ」
するするとスカートをまくり上げる。
「な、何をする!」
「パンツの下にまたパンツって、どういう性格してんの?しかも」
すうっと目を細めて、そこを凝視している。
「・・・っ!」
そこを見つめられていることに我慢ならず足を上げて隠そうとしたが、猫スザクがその間に己の脚を割り込ませてきた。
「や・・っ!」
「黒のビキニパンツだなんて、変態どころか淫乱にしか思えない」
耳に唇を寄せ、その上膝でそこを擦り上げられた。
「ひ・・っ!」
上下の刺激に体がびくりと震える。ぎゅうっと閉じた目尻に水玉が生まれた。
「いい反応・・。たまらないな」
熱っぽい吐息で囁かれ、頬を寄せてくるその仕草。デジャヴにスザクと間違えそうになる。

違う。
(スザクと俺は、そんな関係じゃない)
スザクは俺の幼馴染で、クラスメートで、そして・・・最悪の敵。





違う。

違う。

記憶が否定している。それが間違いだと。

混乱する。
(ナラバ・・・本当ノスザクハ、ドウダッタ?)

「んん!」
冷静に考えをめぐらせたいのに、猫がそれを許してくれない。
ビキニの前を指でなぞってくる。
「集中して、アリス。せっかく優しくしてあげようと思っているのに」
はむっと耳たぶを唇で挟まれる。その刺激に体が震えた。
「それとも痛くされるほうが好み?」
かりっと歯を立てられ、小さな痛みがそこに走った。
「いっ!」
「それじゃあ、そろそろ頂こうか。アリス」
くいっとビキニの縁に指が掛かる。
「!」
貞操の危機にルルーシュは蒼白になり、叫び声を上げようとしたその時。
風が切る音と、何かが突き刺さる音が聞こえた。
「!?」
目の前の猫スザクが消え、代わりに一本の白いランス(長槍)が震えながら地面に突き刺さっている。
「??」
何が起こったか理解できないルルーシュは目を瞬かせる。
「せっかくいいところだったのに」
猫スザクの不満げな声。ルルーシュは、慌ててその声のほうに顔を向けた。
チェシャ猫は5メートルほど左に、片肘ついていた。そして、前方を見上げている。
ルルーシュはその視線をゆっくりと追った。
「邪魔するなよ、白騎士」
そこには、白馬に乗った全身を白の甲冑に包まれた一人の騎士の姿。

「スザク?」

>つづく


なんかR15っぽいんですけど。いいのかな?こんなとこに載せて?