雨の降らない放課後


基本的に内容の薄い日記
のんびりマイペースに更新してます。
読んでもらえると嬉しいです。

いつか消えてしまう前に 後書き

2019-05-15 23:44:56 | 小説もどき
なんとか番外編ひとつは書き終わりました。

今回も書くの楽しかったです


当初先輩が好きな人(千野杏莉)はもっとつれない感じだったのですが
それはさすがに先輩が可愛そうではないか?と思いやめました。


千野ちゃんの性格をクールと書いてしまったのですごく焦りながら書きました
クールってなんだ?と思いながら
自分なりにクールを搾って書いてみました。


違っていてもまあ先輩の事だし
千野のこと勘違いしてるんじゃないかぐらいで許してください。


結局その人をどう思うのかどう思いたいのかなんてその人の基準ですし。
私だって人によって見られかた違うと思いますよ。随分。そしてみなさんも。



今後彼はどんな判断を下すのでしょうか。


番外編はまだ書くつもりなのでもしよろしかったら
読んでくださると嬉しいです


少しでも楽しんで貰えたら何よりです。

いつか消えてしまう前に③ いつかきっとさめてしまうゆめ番外編③

2019-05-15 23:38:36 | 小説もどき
「メールじゃなくてあなたの少し大袈裟な喋り方で私のことが好きって聞きたかった。こうして面と向かってあなたの声でちゃんと聞きたかった。」


「千野………」


「もう少し話したいところだけどさよなら」

千野が俺から離れた。正直名残惜しい。ずっとああしていたかった。
千野は新品の腕時計をチラリ、とみた。

ちょうどいい時間ねとぽつりと呟くのが聞こえた。


「それなら部室で話そう 椅子もあるしゆっくりできる。少なくても廊下よりは」


「いやよ。後輩ちゃんが嫌がるでしょ」

軽くだけど千野は顔をしかめた。


「…………気まずいか」

「後輩ちゃんを大事にしたいなら私の言うとおりにした方がいいと思うわ。じゃあね、長辻くん。
時々私のところにも来てよね。」


言うなり千野はスタスタ廊下を歩いていった。
姿勢正しく歩いていく様がとても綺麗で 死んでるからこれ以上好きでいてもどうしようもないのに惚れ直してしまう。



「何ニヤニヤしてるんですか先輩」

ちょうど千野が廊下を曲がって見えなくなった瞬間
川津が後ろから声をかけてきた。


「夢がひとつ叶ったんだ」

「ハイハイ良かったですね先輩」

何も良くないように言う。川津は感がいいので言わなくてもなんの願いが叶ったかは、薄々分かってるかもしれない。


この気持ちは間違いなのかもしれない。
少なくても川津の気持ちに気がついているくせに
その気持ちがないことのように接してる今の状況はよくないと思う。


川津のことが大切だ。
大切だけれど恋愛感情はない。
可愛い後輩であるがどこまで行ってもそれ止まりで恋愛対象には見れない。
それならそうと言うべきなのか。どうなのか。


ぐるぐるとした気持ちは消えないけれど、今無理やり決めてしまえるようなことでは無いので俺はいつも通りヘラヘラして川津の後に部室に入って定位置に座る。


「先輩……夢がひとつかなった割には浮かない顔ですね?」


「はへぇ?そうかな」

やはり川津は鋭い。俺のことをよく見ている。


「そうですよ 今はいいんですよ。夢がかなった余韻に浸っててください。悩むのはもう少しあとでもいいのではないかと私は思います。」

「それもそうだな」

優しい川津の提案に乗ることにした。
このままは良くない。
そう思うけれど無理しても答えが見つかる訳では無い。


優しいこの子に相応しい対応を俺は見つけないといけない。
それはなんなのか。
今はわからないけれど俺は見つける。

いつか消えてしまう前に。必ず。



いつか消えてしまう前に② いつかきっとさめてしまうゆめ番外編②

2019-05-15 23:34:27 | 小説もどき
「は?」

「好きだと言ってたくせにすぐ乗り換えられたら面白くないじゃない。」


千野がぎゅっと俺を抱きしめる。
ほのかな香水の香りが鼻腔を蕩かす。

千野は身長は小さいが体型は幼児体型ではなく線が細いだけで出ることは出ているため、押し付けられた胸の感触がもうなんというか凄い。


全体的に柔らかいけれどこれはものすごい破壊力だ。
俺には刺激が強すぎる。


いや待てよなんだこの状況。
嬉しいけれど いきなりどうしたんだよ、千野。


「あなたほんと生きてるみたいに暖かいのね。ほんとに死んでるの?」

その体制のまま千野が表情を変えることなく俺に問う。
汗がダラダラ出ている俺とは正反対にいつも通りだ。


「死んでるよ 」

葬式も火葬も何もかも終わったよ。
家族に見えないのが悲しくて俺は全然見に行ってないから
どんな様子だったのか分からないけれど。


「信じられないわ……こんなに生きてるみたいなのに……」


「千野 この状況はいったい?」


「私があなたを抱きしめてる以外に何があるの?」

「いやまあそうなんだけれどもさ……何か意味があるのかなって思いまして」


「あなたを抱きしめるとどんな感じなのか知りたかった。
冷たいのか暖かいのかすごく気になってたのにあなたは私の所に全く来てくれない。
後輩ちゃんの所には入り浸ってるらしいし、上川さん達の所にはいったみたいなのに……少しだけ……寂しかったわ」


「ごめん 千野」

「あと」


「ん?」


「メールじゃなくてあなたの声で好きだって聞きたかったの」

「……………?」

思いがけないフレーズに俺はフリーズする。
今、なんて?

いつか消えてしまう前に ① いつかきっとさめてしまうゆめ番外編①

2019-05-15 23:32:04 | 小説もどき
俺が死んでから2週間がたった。


当初懸念していた悪霊になって複数の人を酷い目に合わせるといった物騒なこともなく
毎日部活の後輩である
川津美月の側にいてのんびりまったりと
人にいえば絶対に羨ましがられる日々を過ごしている。


そうと言ってもずっと川津についてまわる訳にもいかないので
川津が授業中や夜の間は部室か
俺の家のまだ生前のまま掃除だけはされている部屋で
ゆっくり川津から借りたファッション雑誌や漫画を読んでいる。



そろそろ川津が授業終わって部室に来る頃なので
俺は自宅からできるだけ人気がなさそうな道を通って学校に行き
あまり生徒が使わない廊下を通って
部室に向かっている。


「あら長辻くん」

ずっと焦がれていたあまり感情が伝わらない声が俺のすぐ後ろで聞こえた。
俺はゆっくりと後ろを振り返る。


「千野……」

俺の生前の想い人(いやまだ好きだ)千野杏莉は、珍しく機嫌が良さそうに薄く笑っていた。


「もう少し嬉しそうにしてよ。久しぶりに会えたってのにつれないじゃない。私のこともう好きじゃなくなった?」


じっとりと突き刺すような視線。
俺よりずっと背が低い150cm台前半の背丈なのになんというか千野には迫力がある。

まあ、こっちが千野のデフォルトで先ほどまでの笑顔(と言っても薄い笑顔)の方がイレギュラーなのだけれど。


「そんなことないけど……フラれたから気まずいんだよ」

俺は気まずくて目線を千野からずらす。


「ふーん。ほんとに?この前女の子に抱きしめられてるの見たわよ。あれが時々話してくれてた部活の後輩ちゃん?その子に乗り換えた?」


その口からマシンガンの如く質問たちが発せられるが、そのどれにも熱が籠っていない。
本当はそんなことどうでも良くてただ発声してるだけにも思えるぐらいだ。


「乗り換えてはないけど……なんでそれ知ってんだよ、千野」


「私も時々あそこの道通るのよ。近道じゃないから時々だけれども。眺めが良くって好きなの。
ふぅん、じゃあまだ私のことが好きなの?」


「まあ、それはそうだな。ってなんて振ったくせにそんなこと聞くんだよ、別に好きじゃなくなっててもいいだろ。千野的には」


「そうでも無いわよ」

真っ直ぐ俺の瞳を射抜くよう眼差しを向ける千野。
その瞳の強さに思わず俺は半歩後ろに下がった。


大興奮

2019-05-15 22:03:47 | スタマイ
こんばんは


先ほどイベント予告見ました。


大興奮なうです。

あーすきだなあ
ほんとスタマイのことが。


推しがめっちゃ大きくでているので
めっちゃ楽しみです。
眠る時間を削っててでもめっちゃ頑張りたいと思います!