宮崎県椎葉村の民謡【ひえつき節】の一節にある、 庭の山椒(さんしゅ)の木 鳴る鈴かけて ヨーオー ホイ鈴の鳴るときゃ 出ておじゃれヨの 庭の山椒(さんしゅ)の木の花です。花は小さいですが、春のこの時期に元気を貰える花です。
「ひえつき節の伝説」
椎葉村は、「ひえつき節」の里としても知られる。もともとこの「ひえつき節」の始まりには、ひとつの切ない言い伝えがある。800年前壇ノ浦の戦いに敗れた平家の残党は懐の深い山里へ逃避行をはじめた。 その一団がたどり着いたのが、この椎葉であった。彼らはこの山奥でひっそりと農耕生活をはじめたそうです。
この唄は、文字通りヒエを搗(つ)く際に、歌われた労作唄です。冬になるとどこの家でもヒエは搗(つ)いたが、何か祝い事でもあるような家は、たくさんのヒエを搗く必要があり、大勢の人に頼み6人1組で搗いた。調子を合わせ威勢よく搗き、歌い手たちはその横でこの唄を賑やかに唄いはやして景気をつけた。この大がかりなヒエつきの場は、若い男女が出会う場にもなっていたそうです。
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Canon Pro-1
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