目標期限こそ違えども、自民も立憲も共産も「最低賃金を
1.500円に」と言っているのに、どうして国民民主党
だけは1.150円と言っているのか。
その理由を考えてみるに、頭に浮かぶことは一つで、経営者
側と実はべったりな労組(連合など)が原因なのだろう。
では、1.150円を全国一律として非正規労働者の年収は
幾らになるのかを試算してみよう。
1.150円×8時間=9.200円
9.200円×22日=202.400円
202.400×12か月=2.428.800円
非正規だから老後は国民年金になる年収243万円同士の
男女に明るい未来があるとは思えない。
ひょっとしたら結婚すら危ういのでは・・・。
国会の予算委員会(昨日)で、石破首相は次のような例を
挙げた点が興味深かったので書いてみよう。
「時給1.500円×年間2.000時間労働として」と年間
収入の計算の仕方を話したのだった。
その計算だと、丁度300万円の年収になる。
それって、私が計算した次の方法と似たようなものである。
1.500円×8時間=12.000円
12.000円×22日=264.000円
264.000円×12か月=3.168.000円
首相も私も考えは同じで、年収300万なら結婚し易いし、
二人合わせて600万なら子供も少しは増えると思うわけ。
なのに、国民民主党だけが1.150円だから自民党よりも
私は敬遠したくなる政党なのである。
ところが、公約を読まない人が多いから、コロッと騙される。
第一、国民民主党の公約筆頭は消費税率5%ですぞ。
そんなこと、選挙が終わったら一言も言わないじゃないか。
実は103万の壁なんてのは小さな問題なのである。
増える手取り額なんて雀の涙でしかない。
消費税率5%の方が国民の手に残る額は絶対に多くなる。
でも、嘘の公約だから、出来もしない公約だから、言わなく
なったのであろう。
昨年の今頃、民主党政権時代に大臣まで務めた前原誠司君が
国民民主党を離脱した。(現在は日本維新の会)
原因は、玉金雄一郎君が著しく自民党寄りだったからだ。
(その擦り寄る姿勢に我慢がならなかった)そうである。
だから、負けるとわかっていた代表選に出馬したのであり、
負けて離党の決断をしたようである。
私は前原君のこれまでの行動を、少しだけ理解でき、少し
だけ腹が立つが、もっと腹が立つのは自民党に擦り寄った
玉金雄一郎君の方である。
(早く大きな罰が当たれ!)と念じているのである(笑)